今日は自宅作業の日。
そして仕事量は少なめ。なので、家事を間に挟むことにした。
家事といっても色々ある。煮物や干し野菜なら、ほとんど手間はかからない。朝に用意すれば、様子を時々チェックすればいい。
他には例えば、今日は庭に除草剤を撒いた。
なにしろ暑くて庭仕事なんてできないから、雑草が増えている。今年はコミカンソウやコニシキソウが目立つ。少雨と猛暑に強いのかもしれない。代わりに、ごく普通の単子葉植物(エノコログサなど)は弱々しい。
葉に薬剤が付着して6時間は雨に降られないこと、とマニュアルにはあった。降雨は夜中以降になるというから、午前中に撒いた薬剤はきちんと効いてくれるだろう。明後日以降に枯れ始めるはずだ。
我が家の場合、大きめのスプレーに用意してひたすら手作業で撒くのがちょうどいい。ただし、スプレーに2回は薬液の補充が必要となって面倒ではある。
そして何より、手が疲れる。野菜や木にはかからないよう気をつけながらレバーを握ったり離したりしていると、親指の筋肉が痛くなってくるのだ。
でも電気式の噴霧器を買うまでもない。あくまで、ささやかな庭仕事なのだ。
午後には、父の分の「防災かばん」も作った。
行政の用意した冊子を見ながら、必要なものを用意していく。
タオルなどは圧縮された小さなもの。肌着は薄くて軽くて乾きやすい品。100円ショップとユニクロと無印良品で大抵のものは揃う。
連絡先カードや重要な連絡先なども最新版にしておく。
揃えた品はいくつかの袋にわけてから、内容物を書いたメモと共にフードシーラーで真空パックする。
潰れて困るものは難しいが、ティッシュや布類、紙石鹸、現金などの使用期限の長いもの、あるいは期限が無いものについてははこれがいちばんコンパクトになる。
何より"本番"まで開けない・開けられないことで、管理が格段に楽になる。
最後に全てをデイパックに詰めて完成。父も母も登山をしていたので、我が家にはリュックサックの類が大小揃っている*1。使わなくなったものも多いから、非常用持ち出しカバンには不自由しない。
水や携帯食料などは重くなるので少なめ。
見た目は普通のデイパックなので、赤い革と白い革で赤十字っぽいキーホルダー(チャーム?)を作ってぶら下げておく。裏側には反射材を貼る。見た目で「非常用」とわかるようにしなければ、咄嗟の時には手に取らないだろうから。
最後の仕上げ。荷物を詰めるのと、置き場所を決めるのは父の仕事。
これは父の非常持出袋なので、本人が把握していないと無意味なのだ。
こういうことを作業の合間に進めていると、時間はあっという間に過ぎていく。
かつての勤め先では、お盆の閑散期に出社しても何もできなかったが、今はこうして自宅で家事ができる。ありがたい変化である。
*1:非常用のアルミブランケットや防水マッチなども、かつて登山用品店で買ったものだ。