メガネを新調した。
今までは角を落とした長方形（スクエア型）の黒縁メガネだったが、今回は楕円形（オーバル型）に近い。
色は同じく黒色に見える濃いグレーだが、艶消しから八分艶くらいになった。
今まで使っていたものはスポーツにも対応したフィット感のあるものだった。
気に入って長く使っていたのだが、ゴム部分が劣化し、プラスチック部品の表面も加水分解したように荒れてきた。それ以外の不具合は無かったけれど、この機会に買い換えることにしたのだ*1。
全国チェーンの量販店なので、買ってから受け取るまではあっという間。
アプリに前回の購入記録や度数が残っていたので、最低限の視力検査でほとんど同じ視えかたのものができる。
加工やフィッティングよりも、フレームを選んでいる時間のほうが長かったくらいだ。
新しいメガネは、つるの根本に蝶番が無い。
弾性のある樹脂素材でできていて、全体が弱いバネのようにしなる。頭の側面から挟む方向に力がかかっているのだが、3時間ほど着けていて気になることはない。
ちなみに今まで使っていたメガネは、劣化したシリコンゴムのパーツを無料で交換してもらえた。鼻当てなどは予備の在庫があるらしい。
このメガネは防災袋に保管する。
よほど古いものでなければ、メガネは全て予備として準待機状態にある。
車のダッシュボードや旅行用かばん、そして家族用防災箱などに分散している。万が一の時にメガネが無いと、本当に大変なのだ。旅先でメガネが壊れて車の運転ができなかった時は、困ってしまった。
ちなみに、AIに聞いてみた限りでは、日本のメガネ使用者は、成人してから平均寿命を迎えるまでの間に、5本から8本のメガネを購入するそうだ。これは3割が1年以内に、そして6割が3年で買い替えることからの推測とのこと。僕はちょうど3年と10日でこのメガネに更新しているので、中央値からは少し多いほうになる。
メガネは新しくなったが、父には言わなければ気付かれなかった。
知り合いも何も言わない。すこし丸くなったけれど、似たような色の、似たような縁のメガネだ。気付かなくても当然だと思う。
ちなみに今日は散髪もしたのだが、これも現時点で誰からも指摘が無い。ちょっとだけ寂しいけれど、僕だって誰彼かまわず髪型をチェックしているわけではないのだから、やはり当然なのだろう。
