右手親指の爪が縦に割れた。
縦、というのは指先から手首方向への割れを差す。
指を固くて尖ったものに、がちりとぶつけたら割れてしまった。ほとんど痛みも感じない、日常の作業のなかで発生したトラブルだった。
爪の先端から根本まで、しっかりと白いひびが入っている。
ここ最近、爪が弱くなってきたような、反りがちな気がしていた。しかし、爪が割れるなんて事態は人生で初めて。ちょっと動揺している。
今も別に不自由はないけれど、水が染みたり、何かの拍子に割れ目がひっかかり、ばきりと剥けたりしたら嫌だ。想像しただけで怖い。
というわけで対策を考えた。
知人が爪を割った時は、瞬間接着剤で固めていた。
自分も傷口を閉じるのに使ったことがあるけれど、あれはとても痛い。爪の下の皮膚というのは敏感なはずなので、できれば取りたくない手段だ。
それに我が家には瞬間接着剤のストックが無い。
比較的安全で丈夫な爪をコーティングするものがほかにないだろうか…と考えていたら、紫外線で固まる樹脂が見つかった。
なにかの工作に使えるかと買ってあった、手芸用の透明レジンだ。成分は女性のジェルネイルと変わらないから、爪にも使えるはず。
紫外線ライトも、工作用に小さなものを持っている*1。
薄くレジン液を塗り、紫外線を当ててみたら、しっかり固まった。少しはみ出たところは紙やすりで削り、再び薄く塗ったレジンでコーティングして、処置は完了した。
水仕事もお風呂も、これで安心安全である。
そろそろ長野旅行で買った自分用の土産（≒おやつ）が尽きる。毎日の心の支えだったから、残念でならない。
長野銘菓が終わったら、業務スーパーで購入したカルダモン・クッキーに切り替える。これは本当においしくて、でも突然に発売が終わってしまう。食べられる時だけの楽しみ、という意味では旅先で買い求めたお菓子と変わらないのだった。
*1:価格と寸法を考えて、ネイル用を買った。自分の用途では、これで十分。
