昨日や今日のように暖かい日は、運転中にエアコンを使わない。結果として車の燃費も良くなる。
冬場は27km/Lから29km/Lだった燃費が、ここ数日は30km/Lとなった。高速道路やバイパスでは自動運転に頼ることがほとんど、つまり前の車に追随して流れを乱さない状況では、なかなか立派な成績だろう。
それでもガソリンは高い。
以前ほど報道はされていないが、給油のたびに「うっ」と声が出そうになる。
それでもシエンタはコンパクトカーで、燃費は良いしガソリンタンクも小さい。大きな車に乗っている人は大変だろうなと思う。
ところで車のタンクに多くのガソリンを入れるには、どうしたら良いのだろう。
シエンタのカタログにはタンク容量は40Lと書いてある。
構造上、満タンといってもタンク上部には空間ができるはずだ。
それに、給油表示を無視して航続可能距離が0kmを下回っても、まだまだ走れることを考えると、かなりの量のガソリンが残っているはず。
結果として、目一杯の給油をしても35Lが限界のようだ。
現代の車はタンクの形状が複雑で、タンクに至る配管も折れ曲がっている。空気抜きも必要だから、頑張ればもう少しくらいは入るだろう。
1L余分に給油できれば、30kmは長く走ることができる。
非常時に発電機として活用することも考えると*1少しでも多く補充できるほうがありがたい。
そんなわけで、今日は試しに限界までガソリンを入れてみた。
こういうチャレンジは、本来ならば大学生の頃に済ませておくべきなのだろう。しかし、中年を過ぎて気になってしまったのだから仕方がない。
普通に自動停止するまで給油した後に、少し待ってから再びガソリンを注ぐ。配管内の空気が抜けて落ち着いたところで、再び給油操作をする。
そうやって頑張ったところ、37Lまで給油できた。少し走ってから再給油すれば、追加で0.5Lくらいは入るのではないだろうか。
知人が働くガソリンスタンドで、暇な時間だったからできた"実験"だ。
こんなことを知っても、何の得にもならない。
メーターの航続可能距離の表示は、多く入れたからといって反映されない。いつも溢れる寸前まで給油して、空になる直前までを憶測しながら走るわけにもいかない。
それよりは、早めに給油を習慣づけるほうが安心と安全に結びつく*2。
でも、こうした"実験"で得られる実感というものも確かに存在するのだ。
無関心だったら、ガソリンタンクや給油口の構造なんて意識しなかった。役には立たなくとも、実感を伴った雑学というのは他に代えがたいものなのだ。