チーズとたまごのガレット

運動不足解消のため自転車で静岡市街の外縁をぐるりと走ってきた。
サイクリングとしては短いが、気晴らしにはなる。
そのサイクリングのついでに、常盤公園で開かれているマルシェに立ち寄ってみた。

知人が売っている焼き菓子をひとつ、それに蕎麦粉を使ったガレットをひとつ購入した。

このガレットは、フランス人の女性が焼いている。
鉄板の上で蕎麦粉の生地を広げ、たまごを割り入れ、手作りのカッテージチーズを乗せて、ぱたぱたと畳んでいく。あっという間に、食べ歩きができるかたちのガレットが完成する。とてもおいしい。
なお、写真は無い。両手が塞がっていたし、どこかに置くとハトが持っていきそうだったので。常盤公園のハトは、静岡市で最も抜け目が無いことで有名なのだ。

普段は藤枝市でお店を構えているクレープ屋*1。昔は愛想が悪くて、フランス語で悪態みたいな何かをつぶやきながら作っていたが、今日はとても優しげだった。
飾り気のなさも含め、とても好きな店とクレープ(ガレット)である。今日は食べることができて本当に幸運だった。

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ところで今日は新盆のお客さんが何人か来たのだった。
昨年亡くなった母は、いわゆる新盆なのだが、故人の希望で特別に何かをすることはない。いわゆる無宗教で偲ぶよう言われている。
だから我が家としては、お盆のスタイルは特に構えていない。ただ、親戚や仕事の関係で、やはり今の時期には訪問する方々がいる。
静岡県では西部の「新盆巡り」が有名らしいが、我が家のある中部ではそれほどでもない。とはいえ、やはり休日にはそれなりの来客の準備をしておくのが無難だろう。

というわけで、事前にお菓子を少し用意してあった。
デパートの地下で買ってきた、安くもなく高くもない、自分では買わない、箱に入って包装紙にくるまれた焼き菓子。日持ちがするから、残ったら自分のおやつにしよう(空き缶も活用しよう)と考えていたのだが、今日だけで全て来客の方々に渡ってしまった。
また補充しなければならない。
しかし、お盆といえば装飾やお経など色々と行う家が今も多い。そういう家に比べたら、お茶と茶菓子、それに手土産を用意するだけなのは、とても楽だ。
それに、もう世を去った家族のことを知る人達と短い話をするのは、想像よりも良い時間なのだった。

 

西の魔女が死んだ

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お題「大好きなおやつ」

 

*1:週に2日ほどの営業らしい。

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