夕方に父を病院へ連れていった。
今夜と明日は検査入院。ただの人間ドック的な定期検診なのだが、泊りがけで行うほうが本人も病院も楽なようだ。なるほど高齢者対応が手厚い病院らしいサービスである。
その病院は、新型コロナ対策がかなり厳しくなっていた。去年の流行時と変わらないチェック体制。
世間では高校運動部の夏季大会において開会式をどのように行うかを議論しているそうだが、病院や介護施設では「危険な状況」と判断しているようだ。テレビ等では、そこまで危機的な状況だとは報道していないから*1、面食らっている訪問者も多いようだった。
スポーツは試合が重要なのだから、試合を止めるリスク(≒感染リスク)が高まる入場行進や全員での開会式なんて、断念すればいいと思うのだが。中高生ではなく、来賓や主催者としては、開会式こそ大会の華なのかもしれないが。
ところで今日も我が家には夏野菜が届いた。
ズッキーニは相変わらず余っているうえに、今日はナスとトマトが来た。
トマトは毎朝たくさん食べるからありがたい。
ナスは苦手で、自分で好んで食べることは少ない。
そういえば、大昔にズッキーニをパスタ代わりにしたダイエット法が流行ったはずだ。車を運転中にふと思い出したので、それを夕食に作ってみた。
もちろん今の時代にズッキーニ置き換えダイエット用スライサーなんて手に入らない。自分も、買ってまで作る気はない。
今日は皮むき器(ピーラー)で薄く削いでから、ある程度の細切りにしてみた。
オリーブオイルと唐辛子、にんにく少量、それにベーコンを加熱して、トマトを崩し入れ、ナス*2とカボチャ*3の薄切りも加える。
ここでズッキーニを加えてしまうと、ただの夏野菜トマト炒めになりそうだから、ズッキーニは分けて作る。電子レンジで加熱すればいいから、特に手間はかからない。
とにかく、細く切ったズッキーニにトマトソースをかければ、パスタっぽい一皿ができる。味は飛竜頭と雁の肉くらいに違うけれど、見た目は意外とスパゲティである。
油も脂も多いせいか、わりと満足感もある。
ただ、どこか「消費するために作った」感が強い。つまり、仕方なく食べている感覚があるのは残念なところ。
それが今夜の晩ごはん。
父が不在の時は、老人が食べないものを思いっきり食べたいのだが、いつもこうして変なものを作る羽目になる。まあ、老人が食べないもの…と考えてもピザかグラタンくらいしか思いつかないのだけれど。
それに僕も歳をとったので、ピザはだんだん重くなってきた。
そんな木曜日。
あちこち移動して気温や湿度の変化だけで疲れてしまった。なにしろ1日の間に、線状降水帯を2回も横切ったのだ。おかしな天気の日だった。