パン屋「ベンチタイム」

室温は20℃を超えているのに、なんだか肌寒い不思議な夜だ。
先ほど少しだけ外を散歩してきた。

 

今日は所用で静岡駅の周辺にいた。
JRや新幹線の高架下にある建物に出入りするという、滅多に無い経験。高架の真下ということで、電車が通ればそれなりに音はする。でも会議や電話の妨げにはならない程度の騒音で、幹線道路沿いの安い建物よりは静かだった。
働いている人が言うには、雨の影響が少なくて過ごしやすいとのこと。

ところで今日は、色々あって昼食を取る時間が無かった。
遅めの昼食兼おやつは、新しくできたパン屋さんで調達したのだった。

店の名前は「ベンチタイム」。
とてもパン屋らしい素敵な店名ではあるが、意外な選択でもある。パン好きには希求する名前だとは思う。

この店は昨日からオープンとのこと。
どこかで見た雰囲気だと思っていたのだが、どうやら福祉施設の就労継続支援事業らしい。役所か図書館で見た記憶がある。

siz-rapport.jp

特別な生地やフィリングが使われているわけではない、由緒正しい日本の焼き立てパンの味。ちょっと小ぶりなパンを、とても丁寧に売っている。

パン屋巡りをするようなマニアが来るようなお店というよりは、地元の人が普段の生活のなかで利用するような場所だ。こぢんまりした地味な店内に並ぶパンは、どれもぴかぴかと輝いていて、実際に食べてみるとおいしい。

近所にあると嬉しいタイプの店だ。
偶然に入った店だが、正直なことをいうと期待以上で、"掘り出し物"だった。

 

 

お題「これ買いました」

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