沼津市の沼津餃子

寒くて冷たい、以外に書くことがないので、昨日食べた餃子について記す。
とてもおいしい餃子だった。

沼津市には沼津餃子がある。
ローカルフードとしては随分マイナーなものだ。地元の名店が発祥で、その暖簾分け、あるいは模倣した店で愛されている品といった印象がある。B級グルメとも言い難い、しかし他ではなかなか出会えない品だ。

肉の多い餡に厚い皮、丸く整形して焼き上げ、最後に茹でて火を通すのが特徴なのだと紹介サイトには書かれている。静岡県で餃子といえば浜松餃子だが、あれよりも特徴的な見た目と味をしている。

 

 

 

昨日訪れたのは、「沼津餃子 駅北亭」。
駅からは徒歩圏内で駐車場もある。中心街にある元祖沼津餃子の店(中央亭)がいつも混んでいるので、暖簾分けした(らしい)こちらの店を選んでみた。

建物は新しいが、老舗らしさがそこかしこにある。
お婆さんが一人、待っている客への声掛けから注文、そして配膳などをきびきびとこなしていた。

昼過ぎということもあり4人ほど並んでいたが、それほど待たずに席に案内された。
メニューはシンプルで、餃子が大(12個)中(10個)小(8個)と、ご飯、味噌汁、ラーメン等のみ。

餃子とご飯を注文すると、味噌汁が付くのだという。
1個が大きいので、小(8個)とご飯で十分だというが、餃子だけ沢山食べる人もいるようだ。女性1人でビールと餃子を楽しむような、平日昼間の中華料理店には珍しい人もいた。

 

自分が頼んだのは餃子10個とご飯。ご飯は少なめにしてもらった。
味噌汁は自動的についてきた。
ご飯には自家製らしき紅生姜がたっぷり添えられている。

餃子は丸くて、焼き色を付けたあとに茹でてある。ぶわぶわと表面はやさしいのに腰がある皮は、なかなか面白い。つるりぬるりとしているのに香ばしさもある。

挽肉は多め。そして粗挽きのせいか、肉の風味がしっかり感じられる。
日本の餃子で、ここまで肉々しいのは珍しい。
これを、酸味の無いタレに付けて食べる。テーブルには酢や一味唐辛子もあった。

1個が大きめのシュウマイ(デパ地下や物産展にあるような品)か、それ以上のサイズだから、10個はお腹いっぱい。少食な人なら残してしまうかもしれない。

でも、とてもおいしくて、多いなあ食べ過ぎだなあと思いながらも気持ちよく完食してしまった。
次に食べるのならば、餃子だけを延々と食べ続けたい。

 

 

これが沼津市の沼津餃子。
沼津は本当に、おいしいものが多い街だ。

 

お題「昨日食べたもの」

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。