楽寿園動物広場 三島市

夕方に三島市へ行く用事があった。
閉園までの短い時間だが、楽寿園を散策することができた。もちろん、動物広場も堪能してきた。

僕にとっては、楽寿園といえば建物や庭よりも動物広場である。
ちびっこ向けの遊具付き動物公園といった趣だけれど、昔から何となく気に入っているのだ。三島市の駅前に行った時に40分の空き時間があれば、頑張って立ち寄るのが第一選択となっている。

もちろん散策路も庭も水路も素晴らしい。
緑が深く、湧水はおそろしく綺麗だ。建物も立派で、さすが恩賜公園*1。こんな良い場所が駅近くにあるなんて、まるで吉祥寺ではないか(言い過ぎ)。

とはいえ、この大好きな動物広場を訪れたのは久しぶり。
真夏に行ったら熱射病になりそうだし、人混みを避けるべき状況だったし、そこが"ちびっこのための場所"ならば、尚更のこと。そもそも三島は遠い。他の目的がなければ、さっと行ける場所ではない。

 

 

そんな場所だが、今日も動物たちは元気だった。
彼岸花も咲き始めて、ようやく暑さも落ち着いた。全体的にしっとりとした風情のなか、ミニブタもポニーもレッサーパンダも、なんだかのんびりとしていた。

マーラやカンガルー、そしてデグーは以前と変わらず。前に見たときもだらだらしていたし、今日も同じテンションだった。

ハイラックスは屋内にいた。覗き窓からこちらを覗いていた。

ニホンザルは撮影禁止。スマホやカメラを気にするのだという。動物園での撮影禁止で「気にする個体がいるから」は初めてかもしれない。

富士山の火山岩、そして湿った赤土という、およそプレーリーから遠い環境でも、一生懸命にいちゃついていたのがプレーリードッグ。人間が目指すべき姿が、そこにあった。

カピバラについては全く記憶がない。一応は、動物公園のスターだったはずだが。

アルパカは今日もアルパカだった。
とても素敵な、良いアルパカに惚れ惚れしてしまう。いきなり歯を剥きだした時には驚いたが。なにしろ彼らは唾液を飛ばすのだという。

ここの「ふれあい動物園」コーナーは、なかなか異色なつくりをしている。
ミニ機関車(電動)の線路で囲われた”島”にウサギやモルモットのゲージがあって、機関車に乗って動物を眺めるというスタイル。いや、新型コロナの問題が無ければ、彼らにふれあうソリューションがあったのかもしれないが。
現在はミニ機関車に乗るしか、小動物達に近寄ることはできない。大人でも乗ることはできると思うが、もうすぐ閉園というタイミングで独身中年男性が乗るのは色々と難しいのだった。

とにかく今日も素晴らしい動物公園だった。
また秋が深まったら、今度は時間をたっぷり確保して遊びに行こうと思う。

 

ところで、そんな今日のおやつは三嶋大社の福太郎餅。
楽寿園から源兵衛川を散策し、そのまま三嶋大社に立ち寄って、福太郎餅と緑茶のセット(200円)を楽しむのが、三島散策の基本ルートとなっている。
三嶋大社に参拝しなくても、福太郎餅は食べる。さっぱりした蓬餅と漉餡の素朴な餅菓子だが、これがなかなかおいしいのだった。

食べたあとに、夏場は福太郎餅氷なるカキ氷があると知ったが、後の祭り。
三嶋大社の近くには、中部地方では大変に希少な「Wendy's」があるのだが*2、食事の時間でもないので今日は立ち寄らない。そういえばWendy'sのハンバーガーや芋も、ずいぶんご無沙汰だ。都会に行く機会が激減しているから仕方がない。全てCOVID-19が悪い。

 

 

そんな金曜日。
実は、あと何回か三島市に行く用事がある。どちらかといえば夏に涼しさを求めていく場所だったが*3今の季節も良いものだ。

 

 

お題「ささやかな幸せ」

 

*1:実際には、いちど民間に渡ってから市へ管理が移ったので、名前に"恩賜"は付いていない。

*2:確か、この三島店だけだったはず。理由は不明。

*3:湧き水が街中を流れていて、とても涼しい。

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