映画「ブレット・トレイン」

今夜は映画「ブレット・トレイン」を鑑賞してきた。
この映画について知っていたことは、以下の4つだけ。

  1. 伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作
  2. ブラッド・ピット主演
  3. 日本の新幹線が舞台だが、オールアメリカロケ
  4. トンチキな日本が山盛り

特に最後の「ガイジンの考えた妙ちきりんなジャパン」に興味を惹かれて見たわけだが、これがなかなか面白かった。


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運の悪い殺し屋が乗り合わせた新幹線「ゆかり:東京発・京都行」には10人の殺し屋が乗っていて、どうやら偶然ではないらしい彼らが殺し合いや騙し合いを繰り返すハチャメチャな作品。

しかしハチャメチャな作品を、きちんとお金と技術を駆使して作り上げているので、見ていて飽きない。
伏線の回収は極めて鮮やか、しかもわかりやすい。くだらない事ばかり続くけれども台詞は気が利いていて、馬鹿馬鹿しい死に方でも"どうしてそんな状況になったのか"で笑わせてくる。これ、邦画だったら「変な顔で吹っ飛ぶ姿」や「流行りの何かに似た負け方」で笑いを取るところだ。

 

 

キル・ビル」みたいなトンチキ日本も、もちろん楽しい。
始まって10秒で「こんな東京駅があるかよ!」と言いたくなる。
その後すぐに「こんな新幹線があるかよ!」と心の中で叫ぶことになる。
静岡県民として嬉しいのが、静岡駅が登場すること。といっても当然ながら「こんな静岡駅があるかよ!」と言うしかない素敵なトンチキ静岡駅。
ジャパニーズニンジャが登場してKawaii女子高生がゲームセンターで音ゲーを始める新宿や秋葉原なら何度も見たけれど、静岡駅にサムライ刀で武装したYAKUZA(マシンガンや金属バットも持っている)が登場するなんて、予想外だった。

ちなみに富士山は、静岡からかなり京都に近づいてから登場する。すばらしい。

 

 

8月のお誕生日招待券を使ってほぼ無料で観ることができたけれど、これは1800円でも大満足の映画だった。
愛すべきバカ映画。真田広之氏も、楽しそうに「ハリウッド製の日本」を演じていた。

 

お題「ゆっくり見たい映画」

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