三島市ふたたび
昨日に続き今日も三島市方面へ行っていた。
県内とはいえ遠く離れた土地。できれば少しくらいは散策したい。三島駅に近い市立公園「楽寿園」には小さいながら動物公園もある。
入場料300円でモルモットやうさぎ、それにアルパカなどが目立つ動物公園だが、なんとレッサーパンダもいる。日本で最も安いレッサーパンダではないだろうか。
この楽寿園・動物公園、そして市内を流れる水路は、三島に来たら外せない。三嶋大社で鹿を眺めるのも良い。規模のわりに飲食店が多いところも気に入っている。
そんな楽しい三島市だが、今日はどこにも寄り道できなかった。
ただし、移動の途中で、佐野美術館に隣接する日本庭園を歩くことができた。
立派な庭園で、住宅地の中にあるのにいつも落ち着いた雰囲気がある。今日は雨上がりなのか、全体にしっとりとしていた。
時間がなくて通り抜けるだけだったのが悔やまれる。
三島市や函南市は近いうちに再々訪する予定があるので、次こそは自分の時間を作りたい。
山盛りラーメン
ところで今夜は知人の頼まれごと*1を解決したのだった。
そのお礼にと、ラーメンをご馳走になった。
お礼にラーメンなんて学生みたいだと思っていたら、本当に学生が行くような店に連れていかれた。脂がたっぷりで量が多くて、カウンターに座ったらひたすらラーメンを食べるような店だ。マニアっぽい人が好むタイプの店で、東京で「二郎系」と言われる店に近い。
麺はミニサイズにしてもらった。といっても普段食べるラーメンよりも麺は多く、そして太い。
注文後にスープの濃さなどを指定できるというので、脂は極力少なめで、ニンニクは抜いてもらった。野菜は増やせるというのでお願いしたら、とんでもなく山盛りになった。
こういう無闇矢鱈にボリュームのある外食は、一人暮らしをしていた時には食べていた。特に以前住んでいた香川県高松市は、こういった庶民的かつジャンクな麺を扱う店が多かったのだ*2。
でも実家に戻ってきてからは、こういう「二郎系」なラーメンなんて、久しく食べていない。
今回のものは野菜のほとんどがモヤシとキャベツだったので食べきることができたけれど、周囲のお客さんに比べて食べるのは遅いし、そもそもモヤシとキャベツをたくさん食べたいわけではないのだ*3。
その、周囲から遅れて食べている状況に、ずいぶんと焦ってしまった*4。そしてふと、給食を食べられなくて怒られた保育園時代を思い出したのだった。
黒光りする巨大な聖マリア像*5の前にお盆を置いて、ブロッコリーを食べ終えるまで遊ぶことも昼寝することもできない、あの保育園の非人道的な時間は、たぶん一生覚えている*6。
子供心に興味深いことが多い幼稚園だったが、キリスト教に対するマイナスイメージを植え付けた場所でもあった。
ともあれ、奢りとはいえ苦しいラーメンではあった。
僕より10歳は若い知人は平気そうな顔をしていたが、たぶん10年後には僕と同じ思いをするだろう。
味は良かったと思う。
少し塩辛い気はした。
こういうジャンクな味については、ほとんど自動的に「若い人が好きそうな味」と結論づけて、それ以上の分析が雑になってしまうのだった。味云々よりも、大盛りの食べ物というアトラクションのような店だった。
そんなわけで三島市への往復で疲れたうえに夕食には大盛り(野菜)のラーメンを食べてしまったので、身体も胃腸も疲れている。
なんとなく腹筋運動をしてみたら、一度は落ち着いた気持ち悪さが復活した。仕方がないので、ビタミン剤と胃腸薬を飲んでみることにした。ビタミン剤で疲れが、胃腸薬で食べ過ぎが治まるようなら誰も苦労はしないと思うが、でも何も飲まずに過ごすわけにもいかないのだった。