快適ではない新しいスニーカー

一昨日から履き始めたスニーカー、履き心地が悪い。
プーマのシンプルな品。

とにかく疲れるのだ。足に直接、がつんと衝撃や重さが伝わる感じ。緩衝機能がまるで足りない。

ファストファッションのスニーカーが、できるだけ簡素なつくりでコストダウンをしながら、中敷きの性能では着心地を担保する方針だとすると、このプーマのスニーカーは、中敷きすら簡素なのだ。
幅も長さも問題が無いのに、とても残念。
ファストファッションのスニーカーほどコストに着眼した簡素な構造ではないのかも知れない。なにしろ元は靴屋だ。でも、軽量化やデザインとコストを両立するために、昔では考えられないくらいに素っ気ない作りになっていることは確か。

 

 

というわけで中敷きを交換することにしたのが、夕食後。
ちょうど、大昔に仕事場で使って気に入っていた中敷きがストックしてあったので、それを引っ張り出した。
当時の上司が太鼓判を押す、疲労低減とクッション性、そして導電性能*1を兼ね備えた中敷き。上司のことはほとんど忘れたが、この中敷きは信頼している。

 

 

でも残念なことに、この素敵な中敷きをインストールすることはできなかった。
どういうわけか、左側の中敷きだけが2枚あるのだ。右側はどこに消えたのだろう。新品の包装を開けた痕跡はあるが、僕にその記憶がない。そもそも中敷きを片方だけ使うという状況が考えにくい。

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仕方がないから、今から革で作ろうと思う。
薄いヌメ革をカットして、裏側に*2低反発素材を貼り付ければ完成。気休めに通気孔も開口する。

こんなもので…と思うかもしれないけれども十分に機能する。
ただし、面倒くさい。レザークラフトというほどクラフト感はなく、いかにも間に合わせの”作業”なのだ。使い始めたら存在を忘れるだろうし、平日の夜に行う作業としては娯楽要素に欠ける。そもそも仕事中に履くスニーカーの改修作業を夜に行うのが、つまらない。

でも何もしないと、たぶん明日もスニーカーのことが気になってしまうだろう。たかが中敷きで改善できる疲労なんて大したことがないとわかっていても、何もしなかったことを、そして左側だけ2枚あった中敷きのことを考えてしまう。
それが嫌だから、今から革をカットする。
人生はままならない。

 

お題「手作りしました」

*1:静電気が地面に流れる構造でなければ使えないルールだった。

*2:件の中敷きから切り出した

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