明後日から泊まりがけの出張。
というわけで、名刺入れを作った。
全体にうねうねと手作りっぽく、しかしかたちはシンプルで真面目に、をテーマにざくざくと作っていく。
材料は端切ればかり。全て未染色のぬめ革。試作したかばんを解体した一部も使用している。名刺入れなんて四角いパーツばかりなのだから、不定形の端切れなんて使う必要は無かった。材料費は安く済んだが、手間はかかったし、パーツ毎に風合いが違ってしまっている。

【レザークラフト本革/カットレザー(切り革)】丸革・半裁からカットした牛革/端切れではない/A5(225mmX150mm) /四角/牛革ヌメ革生成り/厚み1.8mm
- 出版社/メーカー: TOKYO KIDS CO.,LTD.
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型での成形に1日、縫うのは暇を見て少しずつ進めて3日もかかってしまった。今日は端面(こば、と呼ぶ)の成形と磨き出し。それから最後にワックスがけ。
これくらいなら簡単、と考えて延々と制作を先延ばしにしていた。
今まで名刺を使う仕事にあまり関わってこなかった。転職してからは出張も増えて名刺交換もあたりまえに行うようになったとはいえ頻度は低く、今まで父のお下がりの名刺入れ(ほぼ未使用。地味だが、高級品)で凌いできた。予備あるいは大量に使う時は、無印良品のアルミ製の名刺入れを活用していた。
これからは、このヌメ革製の名刺入れが主力となる。
まだ日焼けが不十分だから、使わない時は紫外線に当てて変色させていくつもり。寸法、ディテールともに思惑通りなのは、自作の良いところ。雑なところ、汚いところも、おおむね想定内だった。これ以上の品質を求めるのならば、今の作り方(型紙を作らず、いくつかの作業を省いている)を改める必要がある。その辺の問題が、想定内とはいえ明らかになったのは良かった。
では寝ます。
明日は出張ではないが、寝不足はいつだって身体に悪いので。
おやすみなさい。