静岡で食べるスリランカ・カレー

f:id:t_kato:20210617225343j:plain

午前中は健康診断と通院。
健康診断は、フリーランス向けに行政が格安で用意してくれたもの。面倒だけど、もう若くは無いし、なにしろ体調が悪いのだから総合的な検査は受けておきたい。

例年通り、採血では時間がかかった。
それでも、町医者と違って採血担当者の層が厚い。何人も腕自慢が入れ代わり立ち代わり僕の腕を確認して、最後に「そうだ、あの人を呼ぼう」と召喚されたベテランさんが、無事に血管へ針を刺してくれた。

それ以外は順調。というか今日の時点では何もわからない。
血圧が明らかに高い、眼底検査で変な画像が撮れた、といった理由で健康診断どころじゃねえ!と別室に連れていかれた人達もいたが、僕に関してはサクサクと進んだ。

通院のほうも「山は越した。今後は頓服薬を頼りに、騙し騙し生きていくしかないだろう」との診断だけで、大きな方針転換などは無かった。
薬が効きすぎること、薬を飲んだ翌日くらいにぼんやりして大変なことを訴えたけれど、「そういうこともあるでしょう。様子を見ましょう」と言われて終わってしまった。
看護師さんが「他人事ですよねえ」と同情してくれたけれど、だからといって薬が変わることはない。なので自分も先生の言葉「そういうこともあるでしょう」を抱えて、この薬と病気に向き合うしかないのだ。

 

ともあれ、こういう健康や医療のタスクというのは、とにかく片付けるだけですっきりする。
特に苦労をしたわけではないけれど、せっかくだからお祝いに(?)とカレーを食べることにした。

 

f:id:t_kato:20210617225107j:plain



以前から興味があってメモをしていた店があったのだ。
土日は休み、平日も前半はほとんど休みという噂の、謎のお店。でも静岡では有名なお店と店主の「サヘル17」。

f:id:t_kato:20210617225036j:plain

メニューは3種類くらい。カレーが何種類か、そして付け合せのスリランカ的せんべいの有無で変わってくる。僕は3種類のカレーと小さな紅茶のセットにした。

カレーはどれも優しい味わい。
青唐辛子など辛い部分もあるのだけれど、爽やかな辛さであまり残らない。たくさんの野菜をおいしく食べるための味付けといった感じ。
お店で食べてもおいしいけれど、晴れた日に公園で楽しんだら良さそうだな、と思った。

f:id:t_kato:20210617225000j:plain

せっかくなので、デザートを追加で注文した。
スリランカ式プリンやヨーグルトのデザートも魅力的だったが、「ポルパニロティー:ココナツ・フレークに椰子の花の蜜を含ませ、カシューナッツとスパイスを加え、スリランカ式パン(ロティー)で包んで揚げた、熱いお菓子」が気になってしまった。

これは素敵なお菓子だった。
かなり大きく、しっかり甘い。食べごたえもある。ドーナツにスニッカーズを入れたくらいの"強い”お菓子である。そしてお店の人達が何度も言うように、揚げたてで熱い。
異国のお菓子っぽさがすごい。
すっかり気に入ってしまった。

健康診断のために朝は抜いて、完全に空腹で挑んだ早めの昼食だった。
でも夕方までお腹が減らなかったのは、このポルパニロティーのせいだろう。

スパイス好きにはたまらない、良いお店。
また行きたい。

 

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。