ここ数日、青菜の類がとても高い。
レタスに関しては値段が一年中変わらない野菜工場製のものと、高くて小さいものが併売されていた。
いつも工場製のものばかり買うから、今日はなんとなく高いほうを選んでみた。
すんなりと「工場製」を受け入れているが、地元に野菜工場が建ち始めたのはこの数年間のこと。人間、何にでも慣れてしまう。
ともあれ高価なほうのレタスは、しっかりと苦く、青臭さとは違う匂いもあって、しかも固く締まった葉が美味しい。大きめのハーブ、といっても通用しそうな素晴らしい野菜だった。
スーパーマーケットの売り場には「気候のせいでサイズが小さく苦みが強いかもしれないがご容赦ください」と貼り紙があったが、先に書いたような「大きくて食べやすい工場製」が安定供給されているのならば、「ご容赦」ではなくて、これはひとつの立派な選択肢だと考える。
ちなみにレタスは砂肝のサラダにした。
砂肝(半額セール)は薄切りにして、適当に焼いておく。塩と胡椒は強め。
レタスは細切り。
レモンは皮ごと銀杏切り。
ぜんぶ混ぜて完成。
本来はクレソンかパクチーで作るものだと思うが、詳細を思い出せない。
砂肝といえば、つまりは砂嚢である。
防災の時に使う砂を入れる袋は一般に土嚢と呼ぶ。
以前の勤め先では、砂を入れるか土を入れるかを分けなければならなかったので(化学コンビナートで消火その他に使う)、土嚢、砂嚢は別の置き場所と表示がされていた。
最初は面食らった。敷地内にバードサンクチュアリがあって、どこかの大学教授が顧問になっていて、この「砂嚢」と大きく書かれた防災保管庫のシャッターを見て馬鹿受けしていた。写真をぱちぱち撮っていた。砂肝がうずたかく積まれた倉庫を想像したのではないか。
僕も写真を撮っておけば良かった、と今になって思う。
レタスと砂肝のサラダを食べながら、そんなことを思い出した。
それにしても寒い。レタスも縮む寒さだ。
地元では「かざはな」が舞った。
この「風花が舞う」という表現、他県では通用しない事が多い。そして、風流あるいは気取った言い回しだと言われてしまう。小学生だって使う表現なのだが。
さて昨日も書いたが、ただいま九州(福岡と長崎)の旅について情報を収集中。今日は「長崎と福岡は近い」と知りました。静岡のスケール感は通用しない。
- 作者: D&DEPARTMENT PROJECT,ナガオカケンメイ
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