帰りの新幹線で豊島と瀬戸内国際芸術祭を考える。


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いま、新幹線に乗った。あとはもう、家に帰るだけ。寄り道も、食事もおやつも無い。旅の終わりはいつだって寂しい。

同時に、僕にとっての「瀬戸内国際芸術祭2016」も、ほぼ終了した。同じ年に2回も、しかも同じイベントになんて人生で初めて。そして、「来て良かった」と様々な状況で心から思えた旅も珍しい。


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今日はとにかく混雑していた。 @cimacox さんの日記を参考に万全の準備で行った豊島だが、まず早朝の船から行列ができていて大変だった。早めに行動し、切符や席を確保できたら飲物やちょっとした買い物をする、という行動パターンが封じられた形。

食事だって、せっかくだからと「島キッチン」に行ったのだが、早めの予約で、食べたのは14時。美味しいし趣旨は共感するけれど、今回の旅はゴチソウ感に欠ける。道案内のお礼にと知らない人(アート系乙女)に貰った蛸飯は妙に美味しくて、いかにも旅らしい。


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電動自転車も豊島美術館も予約していたので(前述の日記が役立った。多謝)、必ず行きたい場所は全て廻れた。寄り道して見た展示も楽しめた。でも、念のために予定の1時以上前に港へ寄ったところ、もう「本州行きの船の、切符を買うための整理券」のための行列が始まるところだった。慌てて自転車を返却し、最後の買い物をしたから事なきを得たが、隣の集落までサイクリングすることは断念した。

人数が多いと不行届者も増える。撮影禁止の作品を撮る人や、静寂を求められる場所で騒ぐ人達。

そういう苦労や些細な「嫌なこと」はあったにしろ、豊島は最高でした。詳しくは後日書くが、「ずっとここにいたい」と思わせるアート鑑賞体験なんて、めったにできない。


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他にも行きたい土地は多く、休暇もお金も限りがあるから、またすぐにとはいかないだろう。でも今の僕は完全に「瀬戸内国際芸術祭」のファンであり、芸術祭が無い時期でも、島巡りと四国観光をするつもりだ。

 
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ああ楽しかった。癖になりそう、でもトリエンナーレ。来年と再来年は無いのだ。


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瀬戸内国際芸術祭

 

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