青いベーグルと生イチゴかき氷と全体的な不調。

 
 
チョコミント味のベーグル。予想以上にチョコミントだった。
何が悪い、というわけでもないが、とにかく活動量の少ない休日を過ごしてしまった。
朝は昨日購入した「チョコミント・ベーグル」を食べる。
青色の食品に忌避感は無いほうだと思うが、やはり青いパンというのは変だ。ミント味だからミントブルーというところが、チョコミントの安直なところだと思う。
味は普通にチョコミントだった。美味しいと思う。ただし、何を塗れば良いのかわからない。温めてみたが、焦げ目を付けて良いのかさえ判断できなかった。
お店ではスモークサーモンとクリームチーズを挟んでもらっていた人がいた。店員は「こちらスイーツタイプですのでお勧めできかねます」と言っていたが、あれは美味しかったのだろうか。
食べたあとも、ミントの清涼感が口に残った。食後に食べた梨もいつもと違う感じ。



食事の後に少しだけ用事を片付け、そして寝てしまう。じんわりと暑く、しかし目覚める訳でもなく、悪夢を見る。
昼はリンゴと人参サラダだけで済ませる。
今までどんなコーヒーでも美味しく飲めてきたのに、この昼に作ったインスタントコーヒー(ハンガリーのお土産、機内食かもしれない)は、なんだか気持ちが悪い。薬っぽい苦味があった。




おいしさの秘密がわかる スイーツ断面図鑑
午後も、なんとなく寝てしまった。
古い小説を読み返す。飽きると(わりとすぐ飽きる)新しく買ったばかりの小説を読む。新しい小説は厚くて重く、寝て読むには疲れる。
そして小説にも飽きると、「スイーツ断面図鑑」を眺める。文章は大したことが無いけれど、暇つぶしにはとても良い本。いくらでも眺めていられる。


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寝すぎて頭が痛くなってきたので、行くあても無く外に出る。
隣町の書店に行く。買いたい本も、立ち読みしたい本も無く、そして探している本も無い。
少し歩いて、いつもの鯛焼き屋さんへ。しばらくぶりのかき氷を食べた。
今日は「生イチゴ」にした。半解凍状態のイチゴがたっぷり乗っている。中にも同じものが入っている。本来は「生イチゴミルク」が正式メニューだが、僕は練乳抜きのほうがさっぱりして好きだ。
このかき氷で、少し元気になる。元気というか、ひとごこちがついた。



こういう「美味しいもの(≒甘いもの)を食べて元気になる」というエピソードを嫌う知人がいる。友達の彼女。
わりと辛辣な人で「依存症じみている」と怒る。今日もかき氷の写真をインターネット上に公開した直後に、お叱りのメールが来た。続いて友人の「気にすることはない」という優しいメールが。
べつに凹みはしない。しかし有効な反論を思いつけないのも事実だ。
反論として「オヤツにはバリエーションがあるよ」と言ってみた事があるが、そういう問題では無いらしい。「オヤツが切れてイライラする事は無いよ」とも言ったのだが、もちろん納得はしてくれない。
しかし思うのだが、甘くて美味しいものというのは、少なからず人を元気にさせる要素を持ちあわせているのではないか。自らを鍛える為に、あるいは魂の高みを目指してオヤツを食べる人は少ない。だから許してほしい。
ともあれ、良質なかき氷を食べられた事は、今日の数少ない嬉しい出来事だった。



昼に寝た日は、どうしても夜に元気になってしまう。
でも今日は寝る。寝ないと明日からが大変。




今はこの本を読んでいる。「高天原探題」は、くどいくらいな描写と綿密な世界観が人を選ぶかもしれない。しかし著者の持ち味でもある。
中盤で混乱しそうになっているが、いずれそれなりの決着に持っていかれるだろうと信頼して読み進める。よくこんなに不思議な世界を思いつくものだ。
高天原探題 (ハヤカワ文庫JA)



これも併読中。まだ最初の数章だが、未来海洋小説とロボットとの組み合わせがわくわくさせる。
深海大戦  Abyssal Wars (単行本)

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