理由はさっぱりわからないが、近所のスーパーマーケットで「緊急きのこフェア」が開催されていた。
傘の開いたマッシュルームや、親指サイズのエリンギなど、ちょっと規格外というか普段は見ないものが、大きめの袋に詰められている。とても安い。
なんとなくトラブルの匂いを感じつつ(例えば間違えて大量発注とか、生産調整のミスなど)、ありがたくカゴに入れる。
エリンギ、えのき茸、舞茸は適当に切って、ザルの上で干す。
庭のトマトはCookpadを参考にドライトマト化を試みる。採れ過ぎて困るナスも干す。
ゴーヤーは薄切りを湯通ししてから、同じように干す。
今日もとても暑い。うっかり放置しすぎて、ぜんぶカリカリになってしまった。ナスだけ少し柔らかい。
昼食は、この干したキノコと野菜で作ったパスタ。そして乾燥ゴーヤーのスープ。
わりと美味しくできたと思う。ほとんどの食材が、むにむにとした歯ごたえになってしまった。
残りの干し野菜は、さらに乾燥させ、冷蔵保存する。
せっかくの夏なのだから、新鮮な野菜をたくさん食べたほうが良い気もする。
どうして急に、こんな田舎暮らしの冬ごもり支度みたいな事をしたのだろう。自分でもよくわからない。でも達成感はある。
遠方より帰省した友人達と会う。
男女合わせて5人。
高校生の時に、同じ進学塾の夏期講習と冬期講習を受けた事以外は、ほぼ共通項のない面々。
性別も趣味も好きなものも違う。コンピュータ・スキルも人それぞれで、普段はあまり連絡をとっていない。8月になると、誰かからメールが届き、会う算段をつける。
はじめから全員と知り合いだった人もいない。成人してから、別の友人や仕事の関係で偶然再会したり、mixiで知り合った相手がたまたま僕だった、という程度の繋がり。
20代後半から、お盆休みに集まるようになった。結婚した人も、子育て中の人もいる。正月休みには会えない事のほうが多い。
塾では、顔と名前は知っている程度の付き合いだった。だから仲良しグループが旧交を温めるという感じでもない。昔のことはそれほど話さない。
では何を話すかというと、具体的には全然浮かばないのだけれど、とにかくいつも数時間は会話をする。ほぼ大人になってからの知り合いなせいもあって、あまりくだけた会話にはならない。
全員がお酒を飲めないなから、集まるのは基本的に昼間。今日は美味しいと評判のケーキ屋に行った。
素敵なお店だったが(僕は“ケーキ屋さんのプリン・アラモード”を食べた)、イートインスペースは長居できる雰囲気ではなかった。客の出入りも多い。というわけで、近くのファミリーレストランに移動。
そしてコーヒーと紅茶を飲みながら、たくさんおしゃべりをした。
僕の誕生日が近いので、プレゼントを貰った。僕は友人の子供(8月生まれ)に絵本を贈る。
ここ数年は、僕が地元に住んでいて皆が帰ってくるという形になっている。だからもう少し気の利いた店を用意できれば良かったのだが、お気に入りの店は遠いか定休日だった。