たまごと玉ねぎの焼きそば

夕方から大雨と雷がすごい。
夜に倉庫を片付けようと思っていたけれど、中止した。
しかしレザークラフトの道具や素材は、かなりの量が"発掘”できた。これからぼちぼち、小物から作っていこうと思う。

f:id:t_kato:20210713222131j:plain

庭のトマトが大量に収穫できた。葉が変な枯れ方をしているから、おそらくこれが最後の収穫だろう。あまりに短いけれど、元はホームセンターで処分価格だった苗だから、これでも十分にお得なのだ。
朝にも夕にも食べ、まだ余っている。

昼食は玉ねぎと卵の焼きそばを作った。
玉ねぎは1人あたり1個使う。他に材料はニンニクを少しだけ。
味付けは鰹だしの素(顆粒)とナンプラーと塩少々。隠し味にカレー粉とシナモンをほんの少し。
鶏卵と玉ねぎだけの焼きそばを、大昔にカンボジアで食べたのだった。それの再現メニュー。魚っぽい匂いがしたこと、甘いスパイスが遠くに感じられたことから、この味付けになった。

昼も夜も同じような(器だけ変えた)カンボジア宮廷料理の現代風アレンジをホテルで食べていたので、遺跡での自由行動で食べた焼きそばは、ことさら印象に残っているのだった。

油も卵も少なめでずいぶんと上品にできたけれど、ほぼ満足する仕上がりだった。
生のラッキョウエシャレット?)を刻めば、より「らしく」なると思う。

 

 

雨と料理。それ以外は特筆すべきこと無し。
家族2人の病院や入院もサポートして、いささか疲れた。もう寝なければ。おやすみなさい。

 

アンコールワット (タビトモ)

アンコールワット (タビトモ)

  • ジェイティビィパブリッシング
Amazon

 

お題「こだわりレシピ」

お題「ささやかな幸せ」

 

映画『ゴジラvsコング』

f:id:t_kato:20210713001325j:plain

3時間ほど空いた昼の時間に、映画『ゴジラvsコング』を観てきた。
平日昼間で天気も悪いせいもあってか、シネコンでいちばん大きな部屋なのに客がまるでいない。席が選び放題だった。


www.youtube.com


www.youtube.com

空いてはいたけれど、映画そのものはとても楽しかった。
アメリカ発の『キング・コング』や『ゴジラ』の統合世界を舞台にした作品。
ゴジラは世界中で他の怪獣達と戦い、キングコングは髑髏島なる秘境に暮らしていた…そんな世界では、怪獣達を監視する秘密組織なんかもある。
この世界は様々な与太話、例えば「地球空洞説」などが現実に存在することになっている。オープニングのスタッフロールからして、黒塗りの報告書や謎の記録フイルムを思わせる演出になっている。実はこのシリーズを通した陰謀論的オープニングが大好きなのだ。

今回、人間側はキング・コングをある程度の制御下においている。科学技術と、怪獣映画名物の「心を通わせる少女」の存在によって、予測不能かつ都市災害級の「ゴジラ」への抑止力として扱われることになる。

しかしもちろんそう簡単にはいかない。
野望を抱いた世界企業の偉い人の暗躍があり、どうやら怪獣たちの故郷である地下世界(南極に入り口がある)があり、そして強力なゴジラの力がある。

ゴジラはそれなりに考えて工場などを襲っているようだが、こちらは全く人類には制御不能。まさに怪獣王である。

そもそも、キング・コングに分が悪い戦いである。
スーパーヒーローでいえば、キング・コングバットマンである。おそろしく強いけれど、生物の延長にある。
ゴジラはXメンの人たちに近い。基本的な身体能力に加え、超常的な飛び道具である放射能火炎を吐く。ゴジラに比べたらキング・コングは「大きくて力の強いサル」である。
アメリカ映画だから大きくて力が強いだけで十分なのだが、それでも非対称な戦いになってしまう。

さらにいうと、ゴジラは何を考えているのかわからない。どうやら単なる人類の敵対者というわけではないようだけれど、それでも上陸するだけで被害甚大・大迷惑なのだった。

なので、単なるどつきあいをさせるにしても、なかなかに扱いの難しい2人(2頭)なのであった。
戦闘能力の面で差があり、そして立場としても片一方が善玉で片一方が悪玉になってしまう。圧倒的に強いはずのコングのパワーが霞み、ゴジラは"悪くて強くて本当は良いやつ”に堕してしまう可能性があるのだ。

そこを上手くさばいて、どちらが悪いでもなく、そしてきちんと怪獣同士の殴り合いもお腹いっぱいに見せるストーリーになっていて感心した。
日本だったらキング・コングはゲストキャラクターだから、扱いを軽くすればいい。今後、キング・コングゴジラも「モンスターユニバース」で同等に扱っていくであろうこのシリーズならではの、良いシナリオだったと思う。

その代わりに人間の影が薄い。
主人公ですら、いてもいなくても実はストーリーは進みそう。せいぜい「人類側の被害を一桁くらい減らす役に立ちました」程度である。

面白かったのがこの人間側のキャラクター。
技術も知識も中途半端なオタクや、本当に陰謀論を信じているようなマニアが登場する。美女はいるけれど美男の活躍があったのか記憶にない。
なかなか思い切った配役とストーリーである。

設定が複雑そうに見えるけれど、ぜんぶわかりやすく劇中で説明してくれる。
どうやら怪獣達が闊歩する世界らしい…というのは前作までを観ておくと理解が早いかもしれない。

 

 

 

あとは…そうだ、ゴジラのデザインが「コングとの殴り合い」仕様になっていた。
腕が長く大きくなり、足は俊敏に動き、尻尾も浮いている。
シン・ゴジラ」のような、大きなアクションをせず絶望的に強力な災厄をもたらす存在に慣れているので、最初はゴジラに見えなかった。本当によく動くゴジラだったけれど、昔のアメリカ版のようなトカゲっぽさが皆無なのは、向こうのオタク達も喜んだのではないか。

GODZILLA ゴジラ(吹替版)

GODZILLA ゴジラ(吹替版)

  • アーロン・テイラー=ジョンソン
Amazon

 

興味深く…というより単純に楽しく見るにはぴったりの、豪華絢爛な作品だった。
自宅でポテトチップスと炭酸飲料を用意して見るには最高だろう。映画館で見ても楽しいけれど、このご時世なので特に推奨しない。マスクをしながらの2時間は楽ではないし。

 

 

そんな月曜日。他にも色々あって日記を書くのが夜遅くなってしまった。
明日も大変。なので今日はとりあえず寝ます。おやすみなさい。

 

 

平行四辺形ドライブと村上Tシャツ

また頭痛がひどくなってきた。
極力普段の生活を続けるようにと医者は言う。とはいえ外は暑いし、家の中でパソコン仕事をするのも肩と頭が痛くなるので、気分転換にドライブをすることにした。

とはいえ目的地は無い。
ちょうど、遠方の親戚の家に(急ぎではない)用事があったので、あちこち寄り道しながら行くことに。
買い物リストを作成し、のんびりとバイパスや国道を走らせていく。

おおむね、山側を走る国道1号線バイパスで東進し、海沿いの国道150号線およびバイパスで西進した。静岡県の中部から西部にかけて、潰れた平行四辺形を描いたかたちだ。

 

 


観光地らしき場所には立ち寄らない。人混みを避け、ひたすら音楽と朗読*1を楽しみながら運転をしていく。

 

 

途中で何度か海を眺めて休憩した。
大潮なのか、今日はずいぶんと潮位が高い。そして遠方の低気圧による高い波、さらに先日の大雨を原因とする流木などが、なかなかに迫力のある光景を作り出していた。
自宅で淹れてきたコーヒーを飲みながら眺めていると、時間がどんどん過ぎてしまう。

 

 

時間とガソリンの無駄遣いだったような気がしている。
気の利いたオヤツも無く、素敵な買い物も、観光もできなかった。
でも家にいたら頭痛で寝込んでしまいそうだったし、昼に寝て夜に寝付けなくなりそうなので、これはこれで悪くない休日の使い方だったと思いたい。

f:id:t_kato:20210711205740j:plain

そういえば、国道150号線を走っていて、3棟の「青春」アパートに遭遇した。アパート名に「青春」が含まれている、少し古臭いデザインのアパートが国道沿いに点在しているのだ。市町村レベルで離れていたけれど、同じ大家なのだろうか。

 

 

全然関係ないけれど、ユニクロの「村上春樹Tシャツ」を買い足したのだった*2
かわいそうに、安売りされていた。
冗談みたいに客がいないユニクロだった。平日の「しまむら」みたいで、経営が心配になってしまう。でもまあ遠い土地のユニクロなので、僕には関係のない話だ。

 

 

*1:Amazonの書籍朗読サービスであるAudible。

*2:画像を見て気づいた。サイズを表すシールが貼ってある。水洗いする前に剥がさなければ。

静岡 大黒屋の若鮎

f:id:t_kato:20210710212947j:plain

見た目どおり素朴な味わいの若鮎。
ちょうど鮎釣りの頃から売り始める。なんとなく買うのが、毎年の習慣になっている。

小さな和菓子を1個ずつ自分で選べるのがこのお店の良いところ。
裏からどんどん補充されるし、いつもたくさんの種類が並ぶので、店に行くことそのものが休日の楽しみになる。
家からは遠い。大抵は、城北公園の駐車場*1か、市立図書館を起点に散策がてらお店に行くことになる。

今日は自転車を使ったけれど、高温と高湿度で倒れそうになった。
人が多い要所ではマスクをつけるので、より辛い。

しかも帰路には少しだけれど雨にも降られた。和菓子だけは死守したが、財布が濡れてしまった。

 

f:id:t_kato:20210710213000j:plain

f:id:t_kato:20210710213013j:plain

そんな土曜日。
お店には訪ねネコの貼り紙があった。はやくみつかると良いのだが。

 

 

 

お題「気分転換」

*1:土日だけ路肩駐車が可能になる。

カツカレー日和

f:id:t_kato:20210709232504j:plain

家の用事で出かけていた。
もう眠い。
今日の日記はこれでおしまい。

写真は大正亭(藤枝市)のカツカレー。とびきりおいしかった。グリーンピースも良い感じ。

おやすみなさい。

 

 

お題「ささやかな幸せ」

 

ドイツ定食

藤枝市の老舗ドイツ料理店「フロイデ」でランチを食べてきた。
「ヴルストランチ」は、ソーセージ2種類、じゃがいも、ザワークラウト、黒パン、スープとサラダ、そして食後にコーヒーという構成。

f:id:t_kato:20210708221220j:plain

f:id:t_kato:20210708221226j:plain

f:id:t_kato:20210708221230j:plain

f:id:t_kato:20210708221234j:plain


書きだしてみると質素な感じ。実際、この店で「ランチを楽しむ賑やかな女性客」みたいな人は見たことがない。ふむふむこれがドイツの味かおいしいなあ、と静かに食べるお客さんがほとんど。
ちなみに今日は僕以外に1組だけだった。

 

 

f:id:t_kato:20210708221332j:plain

f:id:t_kato:20210708221336j:plain

f:id:t_kato:20210708221341j:plain

ヨーロッパ的に薄暗い店内には、本物のドイツ製品が並ぶ。
陶器の人形、薬草酒、テディベア、自動車会社のグッズなどなど。どれも安くはない。本当に価値のあるものばかりだ。

店主がひとりで切り盛りしているから、そういった品を眺める時間はいくらでもある。さらに、壁には時計やタペストリーや絵皿がたくさん並んでいて、こちらも見応えがある。

今は珍しいソーセージだって、全国各地で売られている。
でもこの店で焼いて出される品は、一味違うのだ。同席した知人は「ドイツで食べた味そっくり」と言う。癖も含めておいしいのだと喜んでいた。

 

良いランチだった。
久しぶりに訪れて、まだ車庫に古いウニモグがあることに嬉しくなってしまった。
実にかわいい、そして格好良いウニモグである。なんとなく大型の草食獣を思わせる佇まい。静岡ではたぶん、この店でしか見られないだろう。

shizuoka.j47.jp

そんな木曜日。
実は注射*1の副作用*2で、身体がおそろしくだるい。もう今夜は寝るしか無い。
というわけでおやすみなさい。

 

 

 

 

*1:ワクチンではない。

*2:副反応?

びんぼうタブレット Amazon Fire HD8 のカバーを300円くらいで作る

先日のセールで購入した、Amazonの格安タブレット「Fire HD8」。
とびきり安いが、なかなか便利なものである。

 

 

しかし5000円程度*1の品に、数千円のカバーを付けるのもなんだか馬鹿馬鹿しい。
安いカバーも売っているけれど、いかにも怪しい中国製であり、質感などは期待できない。

レザークラフトで作ってしまえば良いものができるだろう。でも、今はちょっと手を付ける暇がない。

どうしたものか、と考えながらここ数日は使っていた。最近は持ち運ぶ機会が増えたので暫定版でもいいからカバーが欲しい。

 

ところで、8インチサイズのタブレットは、外寸がA5用紙より少し大きい程度である。
だいたいA5サイズのノートやルーズリーフバインダーの表紙サイズ*2

ならばとりあえず表紙を付けてしまえばいい、とひらめいたのが今日の午後3時。
ちょうど近くに無印良品があったので、それっぽいものを買ってみた。
なかなか良いカバーができたので、ここに紹介したい。

レシピは以下の通り。

材料

f:id:t_kato:20210707224918j:plain

作り方
  1. タブレットの裏に両面テープ*3を貼る

    f:id:t_kato:20210707224944j:plain



  2. 表紙の片面に貼り付ける

    f:id:t_kato:20210707225016j:plain

  3. 完成。

 

ちょう簡単。
スイッチやスピーカー穴の位置を見て、最初に位置合わせをしておくと迷わない。特に Fire HD8は横置き使用がメインであり、長辺の側面にスピーカー穴がある。
ただしこのリフィルノート・シリーズはリングノートの形なので、綴じ側にスピーカー穴があっても音は抜ける。

リングノートタイプの良いところが、あと2つある。
まず持ちやすいこと。筒状のバインダー部分を持てば、ただの板であるタブレットよりもグリップしやすいのだ。往年の名機、Yogaタブレットを思い出させる。
ただしこれは人によるものなので、もし連続する細いリングを掴むのが苦手な人ならば、綴じ方向を逆側にすべきだろう。
そしてもう一つの利点は、厚さを稼げること。板紙の表紙にタブレットを貼り付けただけなので、衝撃などの保護はほとんど期待できないけれど、バインダー部分が厚みを持つため、多少は防御力が稼げる。*4

f:id:t_kato:20210707225155j:plain

とりあえず、この形で使ってみる。
かばんの中で開かないように、道具入れに転がっていたブックバンドを巻いてみた。

 

f:id:t_kato:20210707225222j:plain

ブックバンドもいいけれど、せっかくノート型なのだからと黒いゴム紐を通して留められるようにもしてみた。愛用しているノートのマネ。
こちらのほうが良い感じ。開いた状態、閉めた状態、それぞれを固定できるようになった。
この後、ゴム紐がかかる縁をわずかに凹型に切り取り、紐がしっかりと収まるようにしてみた。

 


マグネットを仕込んだり、ステッカーチューンをしても面白そうだけど、せっかくお手軽かつシンプルに仕上げたので、ここで手を止める。

 

市販のカバーと違い、立て掛けたり、きちんと衝撃から守ったりするには別の道具が要る。自分は別にスタンドを持っているし、かばんに入れておけば破損することもないと考えているので*5今回は軽さと最低限のカバーだけができるこのスタイルで十分。

ちなみに、今試してみたら、卓上カレンダーみたいに立たせることができた。重みと摩擦が良い具合に働いているようだ。
自分はたぶんバインダー部分をフックにかけて、普段は壁掛けにする。せっかくスマートスピーカー(スマートモニター)機能があるので、普段は時計やタイマーや天気予報用に活用したい。

 

 

ところで、このA5バインダー型が有効ならば、例えばA5サイズのリングノートを使うのが、最も手っ取り早いはずだ。ページ部分を全て切り落として、表紙だけにすればいい。
リフィルノートよりも頑丈な鉄線のリングで綴じられ、探せば留めゴム付きや、カード入れなどの機能付きのものもある*6
しかも安い。数百円で、タブレットのカバーとメモの束が手に入る。
好きな絵柄や色の表紙が使えるのは、市販の専用カバーには無い利点だろう。

 

 

 

それから、既存のノートや専用サイズのノートにつけるカバーもある。革やビニールレザーなど素材も様々。無印には「ジーンズのラベルに使われている素材」のものがあったので、試しに買ってある*7
手帳でも、この寸法が合うものなら使えそう。

自分は、これでA5 サイズバインダーの穴数と間隔がわかったので、次はヌメ革で作る予定。
とはいえ、機能として十分、そして見た目も面白いので、このカバーのまま長く使ってしまいそうな予感もしている*8
表紙のクラフト紙も、使い込んだら良い風合いになりそう。

 

 

それが今回のタブレットカバー。
総作業時間は7分。ゴム紐を付けなければ、もっと早くできただろう。カバーは250円だった。

あ、外側カメラ用の穴を開け忘れた。まあいいや、カメラなんて使わない。

 

お題「手作りしました」

 

 

*1:実際はブログ広告のボーナスポイントを使ったので支払いはゼロ円だった。

*2:10インチタブレットはA4のノートくらい。持ち運ぶものは、文具でサイズ感を掴むとわかりやすい。

*3:テープには面積あたりの許容荷重が書いてあるはずだ。そのスペックからすると貼りすぎだが、どうせ見えないし、剥がれても困るので多めに貼ってみた。

*4:タブレット用のペンも挿せる。

*5:それに壊れても安いものだ。

*6:それこそ無印良品にいけば嫌になるくらいたくさんのダブルリングノートが並んでいる。ただし無印は色数が少ない。

*7:誰も買わないのかもしれない。かわいそうに、処分価格になっていた。

*8:iPadならともかく、Fireは使い倒してなんぼ、だと思っている。カバーに時間と手間をかける気分になれないのだ。

浜松駅前散策 浜松市楽器博物館、天丼、その他

仕事で浜松市を訪れた。
駅前の中心街に行くのは何年ぶりだろう。同じ静岡県でも、中部地方に住んでいるとずいぶん遠い土地である浜松、静岡とは違う趣がある。

f:id:t_kato:20210706225834j:plain

駅前はずいぶんと寂れていた。
タワーマンションは増えたし、電柱地中化や道路の整備も進んでいる。でも人間の数が少ない。そして、かつての繁華街は廃墟じみたビルが多い。

折りたたみ自転車で軽く流すには便利な街。ただ、市街地を歩いて楽しむには店も人も密度が足りない。延々と郊外みたいな雰囲気が続くところは、名古屋に似ているかもしれない。

JR浜松駅の東側、アクトタワーのあたりなどは、バブル崩壊寸前様式の豪華な公共施設やビルが連なるのに人の姿がまるで無くて、悪夢じみていた。

 

そんな浜松だが、せっかくなので空いた時間に楽しむことにする。
まず、お昼ごはんは天丼を食べた。

 

 

 

天丼

レトロビルの「かぎやビル」からすぐ近く、田町の有名店。
昼はカウンターしか無い狭い店だが、お客さんが絶えない。

f:id:t_kato:20210706225624j:plain

写真撮影やSNSでの評価・投稿は避けるよう張り紙があったから、写真は載せない。
昼に行くと、「天丼でいいね」と元気な老婦人が確認するだけのシンプルな注文となる。

天丼は

が乗っている。
どれもかりっとして衣は軽く、人気なのもうなづける。
他にお茶と味噌汁、そして漬物がつく。普段はアサリの味噌汁だが、今は不漁のため卵の味噌汁となっていた。

食べている途中で、小皿で「海老の海苔巻天」が届く。

いわゆる庶民の天丼屋だが、どれもきちんと手がかかっている。
油を切る動作は他で見たことがない。箸でつまんだ天ぷらを大きく何度も上下させていた。
紫蘇には薄く梅肉が塗られているし、海老天と海老の海苔巻とは味付けも違う。
そして、天丼といえばタレである。この店では、ご飯に天ぷらを盛ったら、たっぷりのタレをかける。そして蓋をして、丼をひっくり返す。蓋の隙間からタレが流れ出ていく。こうして、タレが存分にかかっているけれどべちゃっとしない絶妙の天丼ができあがるのだ。それほど濃くないタレだから、タレ多め派も少なめ派も満足する味付けになる。

いろいろと凝っていて、初めて行く人は驚くのではないか。僕は前に行ってびっくりした。浜松の街に行く機会があれば、とりあえず寄りたい店になっている。

goo.gl

 

 

浜松市楽器博物館

なんとなく立ち寄ってみた。
楽器が地場産業の市だから、楽器の博物館もある。
かなり立派とは聞いていたが、想像を越えていた。

f:id:t_kato:20210706224851j:plain

f:id:t_kato:20210706224857j:plain

f:id:t_kato:20210706224904j:plain

真面目に見ていったら3時間はかかるだろう。なにしろあらゆる楽器の実物が展示されている。
打楽器から電子楽器まで、しかも1つの楽器につき数種類が並んでいる。歴史や材質の観点でいくつかの楽器を並べる必要があれば、また展示が増える。
大きな輿みたいな楽器も、グランドピアノのご先祖様みたいなものも、模型ではなく実物がある。

f:id:t_kato:20210706225307j:plain

f:id:t_kato:20210706225321j:plain

f:id:t_kato:20210706225335j:plain



説明はわかりやすいし、映像や音も楽しめる。しかも、これだけモノが多いのに建物も展示品も綺麗なのだ。こういうワンテーマの博物館では、どうしても資料館的に「保存最優先」で手入れが行き届かないことも多い。この楽器博物館は、美術館のように清潔だった。

f:id:t_kato:20210706225412j:plain

f:id:t_kato:20210706225426j:plain

f:id:t_kato:20210706225440j:plain

今の時期だからか、人はまるで見かけない。たぶん今日は僕ひとりだった。
素晴らしい博物館。
音楽に興味がある人、楽器を弾いた経験のある人は、ぜひ立ち寄ってみて欲しい。駅からも徒歩圏だ。

 

 

 

 

ブラジル食材

f:id:t_kato:20210706224111j:plain

せっかく浜松に来たのだから…と南米食材も買い込んだ。
さすがにお店は多いが、いくつか巡った限りでは、僕の住むあたりと売り物は変わらない。少し安く、大袋の品が目立つくらいか。
パンなどは同じ会社*1仕入れなのだろう。新味はない。

しかしどういうわけか、中華料理の材料やベトナム、タイの食材も売られていて、そちらが珍しくて買ってしまった。

ブラジルらしいものも…とパンを買った。
ポン・デ・ケージョをシュークリームサイズにして、チーズ含有量を増やしたような軽いパン。明日以降のごはんにする。

 

 

自転車

ルノー・カングーに乗ったおじさんから、僕の折りたたみ自転車について「そんな変なかたちの自転車はフランス産でしょう?」とよくわからない断定をされた。
残念、イギリスの自転車です。変な機械はフランス以外にもあるのです。

 

仕事の合間に遊んでいたから、どうしても物足りないところはある。
特に楽器博物館は、もっと長く滞在したかった。といっても2時間は楽しんだのだが。
浜松城公園(リスがいる)や郊外も回りたかった。
しばらく浜松を再訪する予定がない。いずれ新型コロナ禍がおさまったら、のんびりと遊びに行きたい。

カングー&フレンチミニバン

カングー&フレンチミニバン

Amazon

 

*1:南米のパンやケーキの類を製造販売する会社が県内にあるのだ。

今年もまたピーチメルバ #笠井珈琲店 #鷹匠

f:id:t_kato:20210705223800j:plain

所用で新静岡駅の近くに行ったので、せっかくなのでと笠井珈琲店へ立ち寄る。
7月といえば季節限定のピーチメルバ。
もちろん他のケーキもおいしいのだが、この時期はピーチメルバ目当てのお客さんが多い。席につくと「ピーチメルバですか?」と、まず聞かれるほど。

f:id:t_kato:20210705223804j:plain

今日は混雑を避けて昼過ぎの早い時刻に訪れた。それでも数人のお客さんがピーチメルバを楽しんでいた。

良い桃を丸々1個使った素敵なデザート。たっぷりのバニラアイス*1と共に楽しむ。
多めのコーヒーも不思議と合う。

今の季節だけの贅沢。
ちなみに7月20日頃から8月末までは夏休みに入るそうだ。

 

 

お題「わたしの癒やし」

*1:手作り

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。