うどんの国で

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出張で香川県へ。
先程まで懇親会的なものに参加してきた。

今は駅前のホテル。すぐ外にうどん店があるけれど、さすがに宴会の後だから食べには行かない。

香川県のうどん店といえばのんびりとした個人店で、夜まで開いている店の印象は無かった。しかしもちろん例外はある。例外というよりも、繁華な夜の街ならば、「締めのうどん」的な需要もあるのだろう。

うどんといえば、昼にうどんを食べたのだった。
国道沿いの全国チェーンも含めて外食での讃岐うどん初という新人と僕と案内役の役員さん。お金を払ってくれるのは役員なのだが、つい「安いですねえ」と言ってしまう。

新人さんはとても驚いていたが、僕も「かけうどん」のシステムには驚かされた。
役員の勧めに従い「かけうどん」を注文すると、温めた丼にうどんが1玉、提供される。これは何なのか、これがかけうどんなのか。

見ると壁沿いにお湯の湧いたブースがある。ザルがいくつか置いてある。これで適宜、湯がけということらしい。しかしどれくらいが目安なのかどこにも書いていない。役員さんは「適当でいいよ」とは言うが、さっぱり見当がつかない。ちなみに役員さんは温めない派。
温めても、まだかけうどんは完成しない。
隣にある巨大な蛇口付きのステンレスケースまで移動し、その蛇口から熱い「かけつゆ」を注いでいく。
この「かけつゆ」は、我々静岡人の常識に照らせば「お湯のような色」をしている。しかし僕は知っている、これがとても美味しい出汁の効いたスープなのだと。新人さんは知らない。

その後、好きなようにネギや天かすを載せて完成。

出汁の味が濃く、とても美味しい。
やや塩辛いか。この「かけつゆ」を持って帰って、野菜かなにかをさっと煮たら美味しいだろう。それくらいに濃い。
何しろ安いし、こう言っては悪いが「炭水化物と塩分の取りすぎ」がピンポイントで達成できそうな料理だった。
特にこの店の味は、ジャンクフード的というのか、あるいは「肉体労働者の味」というのか、塩辛さも魅力といった感じがした。

 

前にも書いたが、香川県の人たちは、各個人の脳内に「マイ・ベスト・ウドンショップ」がリストアップされていると思う。
エリアと時刻と店の雰囲気を指定すればおすすめリストが出力される器官が生成されている。だから相手が役員だろうが社長だろうが、まず「うどんが食べたい」と伝えればその後の展開は実にシンプルかつスピーディーに進む。


この「マイ・ベスト」は人それぞれだけれど、しかし今のところ衝突(Conflict)は観測されていない。かといって定番の名店ばかり各人が”推し”ているのかというとそれも違う。
単純に、店の数が多く、そして質が高いだけなのだろう。まさか関係各者で微調整を行っているわけではあるまい。

 

なにしろ朝が早かった。なのでもう寝ます。
まずは髪を乾かさなければ。すべてはそれからです。

 

 

さぬきうどん全店制覇攻略本2018-19年版

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