また不幸

20代から30代の頃に、「今年は結婚式が多くて出費が多い」なんて話をよく聞いた。
自分はそれほど呼ばれることが無かったけれど、友人知人の多い人は祝儀だけでも大変だったと思う。
不思議なことに、あれは連続するのだった。
人生の似たような段階に同年代の面々が到達するのだから当然なのかもしれない。人生ゲームの序盤みたいなものだ*1

 

 

ところで今年の僕には、結婚式ではなくて葬儀が連続している。
親戚や近所の人に不幸が多いのだ。
出費は気にならないが、それでも毎週のようにあると大変だ*2。自分の関係ではなく、父の知り合いや遠い親戚の時も僕が車を出すため、休日が半分ほど潰れてしまう。

もちろん厳粛な気持ちで会場へは行くし、最後の挨拶をしたいから通夜や葬儀に行く。決して義理や義務で参列するわけではない。

それでも楽ではないし、予定は狂う。
周囲は知らない高齢者だらけ、喪服を着ていれば寄り道だってしづらい。

そんなわけで、今日はまた通夜だった。
無宗教の葬儀だから正確には「お別れの夜」という。でも、やることは同じだ。
先ほど帰宅した。

 

それにしても今日は花粉が多かった。
いつもは見えている富士山が、霞んで薄くなっている。遠方の山が、のっぺりとした水色の空に隠されている。
喉がほんの少し花粉を感じていて、ひどい鼻炎にならないか心配になる。今年は久しぶりに花粉症を"発症"したのだけれど、風景や気温から「鼻炎の心配」が連想されるのは嫌なものだ。

 

お題「わたしの癒やし」

*1:僕が子供の頃の「人生ゲーム」は、就職や結婚のマスは回避不能だった。多様性への配慮が欠けている時代であり、それを反映したボードゲームだった。

*2:喪服は出しやすいところにかけてある。

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