湖西市 全てバーガー

 

早朝から静岡県西部に行き仕事、気がついたら昼過ぎになっていた。

三ヶ日町湖西市も、一人で訪れるのは人生初、せっかくの奥浜名湖も遠くから眺めるだけ。
ならばせめて浜名湖周辺らしい昼ごはんを…と考えた。
でも鰻料理店は高いし一人では入りづらい。そもそも下調べをしていないから、カフェや郷土料理の店も迷ってしまう。ハンバーグの「さわやか」は13時を過ぎているのに1時間待ちだ。

しかし静岡県西部といえば南米料理が有名。ちょうど「さわやか湖西浜名湖店」の近くにブラジル料理の食堂があったので、立ち寄ってみた。

 

その「Delicias do Brasil」で食べたのが「全てバーガー」。
本当はブラジル定食的なものを食べるつもりでいたのだが、名前に惹かれた。

この小さなブラジル料理店は、今どき珍しく日本語が拙い。
全く不便はなく、逆に異国情緒を感じるから、これは嬉しい。基本をXとして、Xに"tudo"を付ける命名法則は南米旅行中に何度か見た記憶がある。おそらくは"tudo"が"全ての"という意味だろう。

 

ハンバーグ、レタス、トマト、チーズ、ハム、コーン、ツナ、たまご、ベーコン、クリームチーズ、シューストリングポテトと挟めるものは全て挟んである。きちんとした量のフライドポテトも付いてくる。
この店のハンバーガー、量はとても多いようで「マックじゃ全然足りねえよう」みたいなことを言いそうな高校生男子達が「今日は食うぜえ」と、嬉しそうに注文していた。

 

実際にテーブルに来たものは、本当に大きかった。
こんなに食べられるのだろうかと怖くなったが、運動部男子ではない中年男性たる自分でもおいしく食べることができた。すばらしい。

ハンバーグは肉々しく、チーズやクリームチーズはそれぞれ存在感がああり、ベーコンはマクドナルドのパテくらいの厚みがある。あれもこれもと詰め込んであるのに、渾然一体のぐちゃぐちゃにならないのは本当に不思議だった。どこを齧ってもハンバーグの肉が中心にあり、そこにコーンやレタスがそれぞれ添えられている感じ。
今年度では一番おいしいハンバーガーになりそうだ。

今日は注文しなかったけれど、日替わりランチ的なものにも心惹かれた。
他のテーブルをこっそり見ると、メインの肉や魚に加えて、米や野菜、たっぷりの豆スープなどおいしそう。何を注文しても良い雰囲気だが、おそらく常連は日替わりランチを食べに来るのではないかと推測している。

飲み物の種類も豊富だった。
しかしコーヒーが無いのが解せない。他のブラジル料理店でもコーヒーの優先度は低い感じなので、食事中は炭酸飲料やフルーツジュース、あるいはビールを飲むのが普通なのかもしれない。
自分はガラナやグァバジュースを飲みながらハンバーガーを食べるつもりは無いので、少し困ってしまった。
お腹に余裕があればパイナップルジュースを飲みたかった。わざわざミントを加えて作るとメニューにあって、なんだかとてもおいしそう。

そんな大満足の昼食の後は、再び作業。
少し外を歩く時間もあったのだが、風は強いし気温は低い。静岡県の沿岸部で、真昼の気温が10℃以下なのは珍しい。散歩はできたけれど、自転車散策を楽しむのは無理だった。

帰宅はすっかり遅くなってしまった。
ただ、昼ごはんの量が多くて、帰路に寄り道して外食する気分には全くならない。
お風呂の前にミカンや野菜ジュース、それに干し芋を食べて夕食にした。それで十分。

 

お題「昨日食べたもの」

 

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