訪問先でいただいた鯛焼きが、とてもおいしかった。
「地元の人しか知らない、本当は誰にも教えたくないお店」と言っていたが、たぶん店のある島田市では最も有名な鯛焼き専門店である。
駅の近くにあるし、休日には行列もできているし、閑散とした駅前再開発エリアでは目立っている店だ。
看板には大きく「街道一の名物」と書いてある。
そして僕はこの「よしむら」は、何度も行っているのだった。
でも、繰り返しになるけれども、確かにおいしくて、地元の人達に愛されている理由もわかる。これくらいに味が飛び抜けていれば、手土産で喜ばれそうだ。
何より、たまたま買い置きがあって、それを「とっておきの素晴らしいもの」として客に出せるというのは、とても素敵なことだと思う。
ところで今日の鯛焼きは、少し顔がいびつだった。
沖縄の市場に並ぶブダイを思わせる。もちろん味は変わらない。
良いおやつだった。好きな店とはいえ、そうそう買いに行けない方面なのだ。
ごちそうさまでした。