島田市・小倉屋・きんつば

昨日は島田市の人に鯛焼き屋を教えてもらった。
今日は同じく島田市の人から、きんつばの店を教わった。

全く関係のない2人が、それぞれ庶民的和菓子の情報を教えてくれる。これが凄いことなのか、無意味な偶然なのか。少し考えてみたけれど、どうでもよくなってしまった。

今日のきんつば屋も、前から知っていたお店。
でも長い間、改装か何かで店を閉めていたのだった。
だからこの「小倉屋」へ行くのは本当に久しぶり。10年ぶりかもしれない。

 

 

小倉屋は、きんつばの名店。
甘味処の一角で焼かれるきんつばは、白いものと、よもぎを使ったもの。
最近ではめっきり珍しくなってしまった、円柱形のきんつばである。

かつて静岡には、この高さのある円柱形タイプの他に、薄い円盤型のもの、そして一般的な直方体型のきんつばがあった。
昨今、きんつば界は均一化(イコライズ)が進み、直方体タイプが8割以上を占めている。焼き上げるのに手間がかかる円柱状は、いずれ消えていくのだろうか。

柔らかめの餡に薄い皮、少し甘めの味付けは、名物の深蒸し茶によく合う。
今日は甘味処は閉めていたので自宅で食べたが、半日くらい置いてもおいしいものだ。でも、以前はお店で食べたので、なんとなく寂しくはある。

しかし島田の駅前は本当に廃れてしまった。
街の規模に比べて飲食店が多く、小さなカフェやバーが頑張っているようだが、街全体としては静かなものだ。夕方に少し歩いたが、ちょっと怖くなるくらいに人間がいない道もあった。

きんつばは、あと1個残っている。これは明日に食べる。
温め直すには焼けばいいのだろうか。電子レンジで常温に戻したほうがいいのだろうか。
寝る前に「きんつば 温め方」を検索しようと思う。それでは、おやすみなさい。

 

お題「これ買いました」

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