午前中に図書館へ行く。
予約していた本が借りられるようになったのだ。
他に借りたい本があるかをWebサイトで確認して*1、書棚の場所まで把握してから家を出る。
そこまでする必要は無いのかもしれないけれども、こういう用意周到な手間は嫌いではないので、ちょっと凝ってみた。
出発前には買い物リストと冷蔵庫もチェック。今日は特に買うべきものはなかった。たぶん一週間に1回の買い物でも生活はできるだろう。ただし安くて使いやすくて味も好きなモヤシは、週に1回の購入では足りない。逆に言えば、モヤシさえ我慢すれば大丈夫。そしてモヤシ不足で倒れる人はいないから、食料品・日用雑貨の買い出しについては、緊急事態宣言に対応できるといえる。
さてその図書館(香川県立図書館)は、先月末に行った時とは様相がまるで違っていた。
ロビーのソファや、館内での閲覧用の椅子は完全に使用不可とされ、新聞や雑誌も読めない状態に。なかなかに物々しい光景で、おもわず写真を撮ってしまった。
こんな状況でもカウンターで働いてくれている図書館員には感謝しかない。
近代国家には図書館が必須であるとはいえ、閉館だって有り得る選択だ。でもこうして、本の貸し借りだけでも機能させてくれている。ちょっと感動した。
ところで最近は、新玉ねぎが安い。
四国では、産地の淡路島直送のものが大袋で手に入る。
使いみちは色々。僕はスープ煮にすることが多い。
作り方は簡単。
玉ねぎは皮を剥いて、根元に十字の隠し包丁を入れる。
肉類を適当に切る。ベーコンでも挽き肉でもソーセージでも、鶏肉でも牛肉でも豚肉でもいい。あれば人参も使う。
それらを鍋に入れて、コンソメキューブとお湯を入れて煮るだけ。
僕はネギや玉ねぎの風味がそれほど好きではないから、”臭み消し”にクミンシードや乾燥バジル、カレーパウダーの類を使う。
火が通ったら完成。自分は真空断熱調理鍋を使うから、手を動かす時間は本当に短い。
食べる前に胡椒とオリーブオイルをかける。物足りなかったら塩もかける。
冬場は普通の玉ねぎで作っていた。
新玉ねぎの場合、長く煮ても崩れない。
そして中心まで同じ味にはならず、外のコンソメ味と、中の玉ねぎ味がグラデーションになる。
大抵は、多めに作って何度かに分けて食べるから、ぐずぐずに崩れないのは便利ではある。崩れてくると、自動的に「根菜類の追加とカレールウ投入」により、普通のカレーに変化するので、それはそれで良いのだけれど。
とにかくこのスープ煮は楽だ。肉を多めにして、塩豚などを使うと*2主菜になるし、1個だけ取り出して温め直すと、副菜の1品にもなる。朝はトーストとこれで済ませることもある。
今年の冬は、ひたすらキャベツの重ね煮を作っていた。春はアスパラガスと、この新玉ねぎのスープ煮ばかり食べることになるだろう。
シンプルな食生活。
絵本の中の人のようだ。