夜の月が明るくなるわけではない、闇が深まっているのだ。

なぜか今日も四国にいる。
明日は香川県丸亀市への出張(先輩社員に付いていくだけの簡単な研修)があって、ならば今夜は帰宅しますね、と四国に戻ってきたのだ。
なにしろチャンスがあればアパートに戻ることにしている。

 

暮しの手帖 5世紀5号

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  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: 雑誌
 

 

とはいえ、慣れ親しんだ四国のアパートも、今は少しだけ暮らし辛くなっている。
精選した「生活を便利にする道具」が寮に持ち出されているわけで、ちょっとした何かが足りない。しかしiMacとインターネット回線と、慣れたベッドがあるだけで十分。

そういえば、寮にいると軽めの喘息になるようだ。咳と喘鳴で夜中に目が覚める。
どうやらハウスダストなどの「肌に合わない」何かが、寮の部屋にある。
気になるので、明日は午後から休んで、病院に行くことにする。
仕事も午前中で僕の出番は終わり、午後は「まとめ&自習」っぽい雰囲気だったから、ちょうど良かったのかもしれない。半日の欠勤と交通費はお財布に痛いが、健康には代えられない。

僕は、10年以上のブランクを挟んで、忘れたころに喘息になる。疲れている時に倉庫の掃除などをすると、アレルゲンと免疫が喧嘩をするのだ。完治はしないが、かといって放置もできない。
だから明日の病院では、発作が出たときの薬を貰いにいく感じ。
こんな時期なので、かかりつけの病院に電話をして、診療体制を聞いておいた。その時に、医師から色々と症状などを聞かれた。電話やメールでの診療はできない決まりだけれど、事前に情報交換をしたほうが医者も患者も早いだろう、という仕組み。なんというか、話が早い人(医者)である。

 

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さて、この往復ばかり多い生活には覚えがある。
数年前に、四国に移住した時がこんな感じだった。長期出張のビジネスホテル暮らしの合間にアパートを選定し、家財道具を揃えながら仕事の引き継ぎをして、そして次の職場へ顔を出す。あの時は、今思うとずいぶんとやばかった。顔写真の記録があったら、ずいぶん酷い顔色だったはずだ。

 

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しかしそこからさらに数年前、2016年の今日に、僕は「瀬戸内国際芸術祭2016」のために四国を訪れていたのだった。
人生初の瀬戸内の島々。こういうことはグーグルが把握していて、通知してくれる。

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今日は夕方、ちょうど日が沈んだ頃に瀬戸大橋を渡って四国に向かっていた。
夕闇があまりに綺麗で、思わず必要もないのに途中のサービスエリアに立ち寄って、風景だけを眺めていた。人生とは…みたいな複雑なことをつい考えてしまう。

いかんいかん、とそこからアパートまでは出来る限り単純で明るい歌だけを流して走行した。
でもやっぱり考えてしまう。途方も無いような、あるいは些末なような、この感じ。
外では月がとても明るい。明るいといっても、昼の白っぽい月と同じ照度なのが不思議で面白い。

 

この世界の片隅に

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