今日のお昼ごはん。
五穀米ごはんの上にメンチカツ。
ハム、ニンジン黒糖ラムレーズンマリネ。
絹さやの塩炒め、フライトポテト。
それなりに時間があったから、冷凍庫にあったメンチカツとフライドポテトを使うことにした。どちらもオーブントースターで焼いた。
油で揚げるのは時間がかかると思ったので。
トースターでも、少し油を垂らして焼けばきちんと揚げたようになる。
でもこれが失敗だった。
時間がとてもかかるのだ。
表面をきつね色にするためだけに、こんなに時間をかけていてはたまらない。しかもこのアパート、オーブントースターと他の電熱系の機器を同時使用すると稀にブレーカーが落ちる。いつも必ず、というわけでもないのがたちが悪い。いきおい加熱調理に消極的になる。
お弁当の準備と朝食のそれは同時進行しているから、オーブントースターとガスコンロだけでは食事の準備全体が遅れてしまう。仕方がないから他の事を先に進めるが、それでも食事が遅れれば色々と停滞してしまう。独身中年の朝なんて、簡単な身支度と食事くらいしかすることがないのだから。
しかしそれ以外は概ね順調な日だった。
秋らしい涼しい風が吹いたので、講座が終わった後に遠回りしてきたくらいだ。サイクリング日和と言って良いのではないか。
全然関係ないけれど、数十年ぶりに「パピコ」を食べた(飲んだ?)。中学生の頃に買ったのが最後だったと思う。
講習の後にコンビニでなんとなく買ってみたのだ。
ちなみにピスタチオ味だった。
僕が子供の頃はそんな素敵な味は無かった。
パピコといえば白か茶色だった。
たぶんあの頃、静岡県にピスタチオ自体が無かった。昭和の静岡で堅果といえばオニグルミやドングリであり、ピーナッツですら高級品だった。昭和の後期で、銀1匁とピーナッツ3匁を交換できた。アーモンドやピスタチオの栽培が始まったのは平成になってからだ*1。
とにかくそのパピコがしっかり美味しかったのだ。
ちょっと驚いた。あれは容器が“売り”であって、味なんて大したものではないと認識していたので。
そういう食べ物はきっと多いのだろう。
少し前にカニカマを食べたら思いのほか美味しかった。
沖縄旅行ではアオブダイの刺し身が美味しかった(何度か食べているが、味に感心した事は無かった。普通の白身じゃん、程度。今回は磯のような海老のような香りがほのかにして癖になりそうだった。)。
では次は何に再挑戦しようか、と考えると全く思いつかないのが食の記憶の不思議なところ。これは嫌い、という品は思いつくけれども、日常で手に入るものでぼんやりと避けているものは、ぼんやりしていて思い出せない。
*1:嘘です。