今日も仕事の話。
業務上の必要があって「記者クラブ」に行ってきた。
そういえば、紙のプレスリリースを出したのも人生初だ。
当たり前といえばその通りなのだけれど、一つの役所や省庁に入っている記者クラブは1つだけではない。経済と商業の記者たちのクラブと、政治記者のクラブは別の部屋となっていた。
今日訪れた、香川県と高松市の役所は、街の規模に比してもずいぶんと大きい。たぶん「四国の中心地」としての役割があるのだと思う。政府省庁の出張所も目立つ。だから、記者クラブもこの地に集約されているのだと思う。
いくつかの“寄り合い所帯”があれば、当然ながらそれぞれの部屋に個性も生じる。というか、普通の会社勤めをしている人なら驚くほど“個性的”な集団もあった。
今日いちばん驚いたのは、なんと室内で喫煙をしている人がいた記者クラブ。しかも、後輩らしき若者にたしなめられても「いいじゃねえか1本だけだ」と嗄れた声で反論する、くたびれたおっさんがいるのだ。これは完全に、漫画に出てくるベテラン記者だ。
それから「俺はさ、記者クラブの人間じゃないんだけどさ、たまーに出入りさせてもらってるんだよ、へへへ」という飄々とした男(年齢不詳)もいた。ハンチングを被っていたら完全に「情報屋」である。紙パックの「いちごオレ」を飲んでいるあたり、キャラ作りが冴えていると思う。
しかし役所の一部屋を借りているにしては、皆さん自由過ぎないだろうか。身分証明をして入退室カードを借りてゲートを通るような建物の隅に、何のセキュリティもなく、食堂やトイレに並んで存在する「記者クラブ」の小部屋。ある種の異空間というか盲点みたいな場所だった。
ちなみにプレスリリースは、部屋に入ってすぐのところに、各社のポストがあるので、全てに放り込んでおけばいい。これは全ての記者クラブで共通だった。
デジタルデータの受付窓口は無い。そもそも問い合わせ電話もWebサイトも整備されていないところがほとんどで、行ってみて正確な報道機関の数(=プレスリリースの部数)が判明する事もある。そうなると、事前にある程度の量の印刷をしておかなければならない。今の時代にこれは正直なところ面倒くさい。
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そんな今日の昼ごはんは、うどん。
社外に出て、時刻が遅くなった時は、讃岐うどんが手っ取り早い。
何度か食べているうちに、高野豆腐の天ぷらに美味しさを見出すようになってきた。どこか出汁巻き卵に似たものを感じる。
クレジットカードが使えないお店でも、PayPayの類を導入し始めたので便利。久しぶりに独り暮らしを再開してみたら、現金の出番がずいぶんと減った。銀行に行かずに生活できている。元から自分の金銭感覚を信用していないので、入出金履歴が明確にできる(そしてどのデバイスからでも家計簿アプリで確認できる)電子マネーとクレジットカード生活は性に合っている。