お昼休み、職場の駐車場から折り畳み自転車で田舎道の散策に出かけた。
昨日は寒かったが、今日は暖かい。上着も要らない。
15分ほど走ったあたりに古いお寺があって、桜祭みたいなイベントを開催していた。小さなバザーと、和菓子屋さんの出店と、幼稚園児や小学生(春休み?)が集まる程度の、たぶん仏教の祭日に合わせた催し。
ぽんかんみたいな柑橘を2つと蒸しパン、それからフキ味噌を購入した。
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午後からは電車で移動。
駅では「電波の入りが悪い」とぶんぶん振り回していた高校生の手から携帯電話がすっぽ抜けて線路に落ちる、その一部始終を目撃してしまった。
ホームに飛び降りようとする女の子達。ものすごい大音量のスピーカーで制止させられていた。あれほど大きい声ならば、傍若無人な集団でもつい身体が止まってしまうだろう。
しかしどうして電話を振るのか。リチウムイオンを混ぜるのか。
遙か昔のことだが、携帯電話にアンテナが飛び出ていた時代があった。
ある一時期だけ、あのアンテナを髪に何度もくぐらせることで「電波が強くなる」という説が流布していた。
どちらかといえば理系である自分からすると、振ったり髪を梳かすことで電波が(というか通信速度が)向上する、という説を信じる理由が知りたくなってしまう。
馬鹿にするわけではないけれど、ある種の身体性というか、原始の力強さが漂う仕草だとは思う。
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昼休みにお寺で購入した「フキ味噌」がとても美味しい。
フキノトウは嫌いではないけれど、たくさん食べると苦みが気になる。このふき味噌は湯がいて刻んだクレソンがたっぷり入っている。それだけで食べやすさと苦みが両立するのだから不思議だ。香りがフキともクレソンとも違う、軽いハーブみたいになっているのもまた不思議。