日向で愛玉子

友人のお店が参加しているマルシェっぽいイベントに行ってみた。
自転車を少しでも乗ろうかと朝には考えていたのだが、空気を入れた段階で暑さに断念。
今日はもう、小径車でのんびり走る気温ではなかった。

 

 

 

イベントの会場は住宅展示場。
何しろ日陰がほとんど無い場所で、食事ブースや各店舗のテント以外は笑ってしまうくらいに暑い。風こそ吹くが、意識して身体に水分を入れなければ健康に差し支える。

蕎麦粉のクレープとりんごジュース、甘酒のサイダーみたいなもの、それから愛玉子を食べた。

 

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愛玉子、学生時代に何度か東京で食べている。
思い出の味、と言っていいかもしれない。
上野から根津のほうに散歩していく途中にあった古いお店。味付けはお世辞にも美味しくなかったが、でも当時は本当に珍しい食べ物だった。
おそらくペクチンの作用だろう。小さなぶつぶつした茶色い果実を水に漬けると、つるりとしたゼリーができあがる。ほとんど無味無臭。
横浜中華街でその果実の乾物が売られていて「これは裏返して乾かしたものだ」と聞いた。サイズは違えども無花果の類だと思うのだが、別に調べたりはしない。
上野の店では「米飯に匹敵する栄養素」を売り文句にしていた。いくらなんでも熱量・滋養を掲げるのは時代遅れだとは思ったものの、店全体が古くて、まあ仕方がないのかなと変な納得をした記憶がある。
あの店は残っているのだろうか。

 

今日食べたものは、レモンがしっかり効いていて、夏向けの味。美味しさという点では、台湾で食べたものより気に入った。台湾では屋台というかフードコート的なところで食べたのだが、エアコンが効きすぎていて冷たいデザートの有り難みが感じられなかったのだ。
そういう点では、今日の炎天下でのオーギョーチは心身に染み渡る味わいだったと思う。

 

 

 

 

そういえば最近レザークラフトをまるで進めていない。
イデアメモをまとめ、試作品の端切れを捨てながら「最後に完成品を作った日」を考え、ちょっと反省した。
小物でいいから何かを作り続ける。クラフト趣味では大切なことだ。「構想○年」というのは、少なくともレザークラフトでは褒められたものではない。

 

 

 

 

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