久しぶりの健康診断。
例によって、採血の際に血管が見つからない。色々と試行錯誤した後に、今日は手の甲から採ることになった。
これがとても痛かった。痛いだけでなく、看護師さんが「じゃあ、ちくっと行くよ。ほら刺さった!血がどんどん出てる。どんどんどんどんどんどん出るよっ!」などと解説(?)するのが嫌だった。僕は血を採られる時は見ない派なので、余計に怖い。
怖いといっても、僕は科学に魂を売った人間だから、無闇矢鱈に恐怖している訳にもいかない。「感情のコントロールだ。これはただの1mm以下の傷だ。数十ミリリットルの出血だ。オーケー大丈夫」と心の中で唱えて精神を安定させることができる。
精神は安定したけれど、神経が妙な具合に反応したのか、採血後にくらくらと目が回ってしまった。迷走神経ナントカ、という反応とのこと。人によってはばたりと倒れてしまうという。僕の場合は、椅子から立つ時に足に力が入らなかった。
今は元気。今日は昼食抜きで16時からの健康診断だったので、とてもお腹が空いている。今から鶏のトマト煮を作る。
ようやく「ヨハネスブルグの天使たち」を読み終えた。素晴らしい小説だった。読み終えた後に、まるで映画館を出た時のような(映画に強く影響されたような)ざわざわした心持ちになっている。
ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
- 作者: 宮内悠介
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