家にいても片付かない書類を抱え、ファミリーレストラン「デニーズ」へ行った。
なんとなく甘いものを食べたくて、秋のスペシャルメニューである「さっくりメレンゲの自家製モンブラン」を注文した。
本当は普通のモンブランが食べたかった。黄色でも茶色でもいいから、栗のペーストと焼きメレンゲと、あまり甘くない生クリームの組み合わせの、昔ながらの栗のケーキが食べたい。
しかしファミリーレストランというのは、値段以上のスペシャル感を、特に季節のメニューには盛り込んでくる。その点では、僕はもう諦めている。
でもとにかく、その「ビジュアル、味わい、食感のすべてに驚きが詰まった、NEWタイプのモンブラン（ウェブサイトに書かれていた）」を食べる。
普通に美味しいけれど、ボリュームを出すためなのか中心に忍ばせたバニラアイスのせいで、ゆっくり食べていられない。
この「いつも厨房にある食材」で工夫をするのも、ファミレスらしいと思う。
モンブランといえば、浅間通り商店街にある「Cafe Bikini」の「栗のタルト」が、抜群に美味しい。ラム風味が強くて、栗がごろごろ入っていて、食べ応えがある。
今年はまだ食べていない。近いうちに食べに行くことに、今決めた。あれは贅沢なものだ。
