犬が来た

 
 
少し肌寒い、雨の日。
昼食に創作ラーメン(ツナと生姜)を食べていたら、窓の外に犬がいた。びっくりした。
ビーグル犬だと思うが、犬には詳しくない。老いているのはわかる。首輪をしている。そして、とても落ち着いている。
のんびりとテラスを歩き、こちらを眺めている。
そのうち、庭を通って、ガレージから外に出ようとして、でも門があるので出られない感じだった。
帰るのかな、と思い、門を開放したところ、どこかへ行ってしまった。


食後にコーヒーを淹れていたら、また先程の犬が来た。
やはり落ち着いている。近寄ると軽く尻尾を振る。
どうしたものかとTwitterなどで助言を仰ぐ。紐につなぎ、警察と保健所に連絡するのが良いとのこと。
なかなか面倒なことになったと思案している最中にも、犬はあちこちを探検し、匂いを嗅いでいた。雨に濡れて寒くはないのかと心配になる。



トイレに行っている間に、犬はどこかへ消えていた。
それほど車通りの多い土地ではないが、やはり少し心配になる。
自宅へ帰ったのなら良いのだが。





今日はどこにも行く予定が無かった。
でも小説に「ダークチェリー・パイ」の記述があって、なんだか発作的に食べたくなった。
チェリーパイを常時置いてあるお店はあまりない。もう少しすれば、大好きな「Cafe Bikini」で食べられるかもしれない。
こういう時は、他の品では満足できない。色々と考えて、確実にあるお店という事で「高松珈琲」に行った。そして「ダークチェリーパイ」を食べた。
食べたい時に気軽に行動できるのは、幸せな事だ。 



「高松珈琲」は、値段の割にコーヒーは普通の味がする。有体に言って、ちょっと割高感がある。
とても良い店だが、何かが足りない。悪いお店ではないけれど、ファンにはなれない感じ。
しかし、ケーキ類に関しては、伊豆仁田の有名店「irodori」から仕入れている事もあって、とても美味しい。


ダークチェリーパイとアイスクリーム。





借りて読んでいる本。
人間の"意識・自由意志”というのは総監督や司令部ではなくて、例えば反射や無意識が行う動作を後付けで(秩序立てて)ストーリーにした"結果”だそうだ。
実際に、意識が動作を命じたとき、その動作はすでに行なわれていて、それで全く問題無く人は生きているし、社会も回る。
ちょっと世界認識がぐるりと変わる面白さがある。
SF小説で知っていた説だが、こうして実際の事例を並べられて語られると説得力がある。というか、脳科学の分野では常識らしい。


 

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