二度寝と雨と映画の日。

 

寝坊した訳ではない。
ただ寝不足だった。

今日は午前中が休めそうだったため、早めに電話をして二度寝をした。数時間寝てすっきりと目覚め、ベランダの片付けなど家事を済ませてから出勤(登校)した。

 



夜は映画を観に行った。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン』というアニメ映画。
これの広報にほんの少しだけ仕事で関わっていた事があり、興味を持ってテレビ版をまとめて観て興味を持って、映画も観ることにしたのだ。

あの凄惨な放火事件のあった京都アニメーション社の作品。だからスタッフロールを見ていると、とても複雑な気持ちになる。遅延なく公開されたということは、事件の前に概ね制作完了していたのだろう。

それは別としても、良い映画だった。
アニメでなければできないお話を、とても高品質に作っている。中盤と終盤で、じわっと涙が出てしまった。

 

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こう言ってはアレなのだが、邦画に関しては「感動もの」はアニメのほうが適しているのではないだろうか。

ちょうど、シネコン前の液晶看板で繰り返し流されていた邦画の予告編が実にやかましかった。主人公やヒロインが絶叫して、「この冬、感動の涙が日本を覆い尽くします」みたいなナレーションが流れて、試写会を見た人達の「号泣しました〜*1」というインタビュー映像が連続する。
少なくとも自分の求める感動は、そういう騒がしいものではない。
しかしどうして邦画では、強い情動を表すのに絶叫するのだろうか。雨に打たれながら、あるいは渋谷の駅前交差点で、絶叫ばかりしている。

おそらくは、全てを描かざるをえないアニメーションという手法が、「感動もの」に適しているのだろう。実写の邦画は、出演者個々人の魅力を描くことはできても、総合的な世界を作るのが難しい、あるいは興味が無い。なんだかもったいないと思う。少なくとも全国の大型劇場で公開される実写作品は、限られた層にのみ響くように作られている。
「天気の子」などを見る限り、アニメと実写作品は、対象範囲において昔とは逆転しているように思える。

さて寝ます。半ばサボりのように午前中を休んだせいもあって、とても調子がいい。あと1日頑張ります。

 

 

お題「今日の出来事」

 

*1:ここだけの話、「嘘だよね」って思う。映画館で号泣(声を上げて泣く)している人なんて見たこともない。号泣はこの数十年で安くなったものの一つだ。

タチウオが来た

夕方のスーパーマーケットで、前の仕事でお世話になった方に出会った。高松市は本当に狭い街なのだ。
その時は挨拶だけしてそれぞれの買い物を済ませたのだが、駐車場でまた遭遇した。

そして「これ食べてくれや」と釣ったばかりの魚をいただいてしまった。
釣ったのだが持て余していて、知り合いに配っているとのこと。

ビニール袋の中には、タチウオ2尾、イワシ4尾、小さなイカを3匹。

一人暮らしの身としては、有り難さ7割、迷惑3割といったところ。今日は暇で、しかも献立も決まっていなかったから良かったものの、これがカレーを用意した後だったら大変なことになっていた*1。シチューだったら悲劇である。
鱗も付いたまま、1つのビニールにまとめて入っている。魚をさばけない人だったら困ると思う*2

白いごはんを炊きつつ、とりあえずイワシを開いて焼いてみた。タチウオはちょっと小さいので煮付けに。イカはさっと茹でて冷蔵しておく。

イワシは梅干しと煮ればお弁当になるかな、と考えていたが、身が柔らかく、そして量も少なかったので食べきってしまった。

結局、ごはんは少なめ、いただいた魚のほとんどは食べてしまった。
カニやエビを山ほど食べると後半になんだか疲れてしまうけれど(しょっぱくて旨味の強いものは、多く食べられない)それと同じ“症状”になってしまった。

 

とはいえ、とても有り難い。普段の自分の食生活では、ここまで徹底して魚を食べることはまずない。食べるにしても、きちんとした献立に組み込むだろう。


なんとなく外食じみたところのある、面白い夕食となった。ひたすら美味しいタンパク質を食べ続けるのは、ちょっとした非日常。
台所に溢れた生ゴミは、とりあえず冷凍しておいた。ゴミの日は数日後。

 

外来魚のレシピ: 捕って、さばいて、食ってみた

外来魚のレシピ: 捕って、さばいて、食ってみた

 

 

釣りの魚といえば静岡に住む叔父を思い出す。
彼はやはり釣り人だが、同時に気配りの人で、かつ料理好き。だから釣った魚を他人にあげる時には、きちんと下処理をする。下処理というか、製品または半製品といった形になっている。

例えばイカやカレイやエビは一夜干し、アジも開きか、3枚におろしたものがやってくる。イワシは手開き済み、鯖は酢で締めてある。当日食べてもいいし、翌日にまわしても大丈夫な形態となっている。
ちなみに叔母も料理好き。彼女が加わるとご馳走になる。
というわけで、彼らから連絡が来た時は、我が家はそれだけで祝賀ムードだった。
半日かけて燻製しました、といった凝った趣味の料理でないところも良かった。

世の釣り人は、全て下ごしらえ済みの魚を配るべきだ。

 

深海魚のレシピ: 釣って、拾って、食ってみた

深海魚のレシピ: 釣って、拾って、食ってみた

 

 

 

晩ごはんは豪華かつ混乱していたが、お昼は実にオーソドックスなお弁当だった。こんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B38cxOnAzMJ/

  • 雑穀ごはん
  • 目玉焼き
  • 焼いたソーセージ
  • プチトマト
  • 小松菜の油炒め
  • 大根、キュウリ、生姜のサラダ
  • リンゴのコンポート

朝ごはんも同じような内容だった。炭水化物源がパンに変わっただけ。

 

ではもう寝ます。明日はたぶん雨。雨だと通勤が車になるので、ちょっとだけ面倒。早起きしなければ。

 

 

お題「これって私だけ?」

*1:実家の父がそば打ち趣味で、近所の親戚に打った蕎麦を配ることがある。あれも台所を預かる身としては迷惑だと思う。手作りの蕎麦は保存姓が悪い。打ち立てを茹でる必要があるのだ。

*2:僕は一応、大学時代に魚を扱っていたので、解剖感覚で捌くことができる。カッターナイフが手に慣れているけれども食品用カッターナイフが見つからないので今日はオピネルナイフを使った。これも使いやすい。

 

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映画『JOKER』を観た

連休じゃないし、ほんのり風邪気味でもあるし、雨上がりだから自転車にも乗れない*1ため、予定していた小豆島は延期。

代わりに家事および映画鑑賞の日とする。
もちろん皇室の発展とか息災とかそういうものもお祈りした。祝日をありがとうございます天皇陛下上皇陛下は、どうかごゆっくり。

 

そして観たのが『JOKER』。
あのバットマンの宿敵、怖ろしいピエロの男が生まれるまでを描く。

 



細かいあらすじや解説は様々なところで読んでほしい。いかにも文章を書きたくなる素敵な作品だった。

文句なく楽しめる。
どん底の境遇のアーサー氏がジョーカーになるまでのお話。だから銃や武器を使いまくるわけではない。というか1発の銃弾、1回の殺人が実に重い。一般的なクライム・サスペンス作品の何倍も丁寧に描かれていて、逆に新鮮だった。

それから映像が美しい。
ゴミが溢れるゴッサムシティも、薄汚いアパートも、青黒い画面のなかで不思議な魅力を放つ。古き良きアメリカの風景とぴったり合っている。

こういう作品は、たぶん日本では作れない。
日本だったら現代劇にしてしまうだろう。SNS格差社会の闇、みたいな話にしてしまう*2
濃厚なくらいに現代的な作品を、あえて80年代のゴッサムシティで描くから良いのだ。

R15ということで暴力描写もあるし、人によっては見たくない画面も出てくる。
それでも観れば、誰であれ、何かしら心に残ると思う。
過去作のジョーカー氏が、悪の華としてアンチヒーローの輝きを放っていたのに対して、今作のそれはもっと身近な存在だ。誰だって、どこかで何かが裏返れば、ああいう怪物になってしまうかもしれない、そういう怖さを感じた。

 

ダークナイト (吹替版)

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バットマン ビギンズ (字幕版)
 

 

ひとつ難点がある。
この『JOKER』は、バットマン・サーガというかバットマン・シリーズというか、そういう流れのなかでは発展性が無い。
本作のジョーカー氏に相対するバットマンを思い浮かべることができない。
明るくて強いスーパーヒーロー達とは違うダークヒーローのバットマン、その対照となる存在がジョーカーだとしたら、この作品で生まれた怪物は、少し性質が違っているように思える。バットマンシリーズの重要な登場人物も何人か出てくるけれども、基本的にシリーズ物としては作っていないのだと思う。
よく出来たファンムービー、かつシリーズとしてはつながっていない、そういう意味では『シン・ゴジラ』が最も近いのではないか。

 

うん、そうだこれは『シン・ゴジラ』だ。
あるいは『イノセンス』だ。
ならば納得、難点もまた美点となる。大満足。

 

 

イノセンス(セル版)

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シン・ゴジラ

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それではおやすみなさい。映画とは関係のない夢を見たい。良い映画だったのだけれど、それはそれ、これはこれ。

 

 

怪獣生物学入門 (インターナショナル新書)

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映画秘宝 2019年 11 月号 [雑誌]

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*1:滑りやすいし、泥除けが無いから水たまりで服が汚れる。

*2:恋愛要素も付け加える筈だ。

シシャモのオイル煮

シシャモを使ったオイルサーディン的なものを作ってみた。
先日買った200円でお釣りが来るノンスティック加工のココットが役立っている。

参考にしたのはこの記事

www.hotpepper.jp

シシャモをオイルパスタに使うというもの。
試してみたら確かに美味しい。
塩漬けの青魚で骨まで食べることができて魚卵の旨みもあるのだから間違いない食材ではある。油との相性も良い。

パスタには頭や尻尾が入っていても良いのだが(硬かったら残す)今回は短期間とはいえ保存食にするため、切り落として使った。

  1. シシャモ切る
  2. ココットにオリーブオイルやその他の植物油*1を注ぐ
  3. シシャモ入れる
  4. 唐辛子、にんにくを入れる
  5. オーブントースターで焼く

これだけ。簡単。
今回はプチトマトが余っていたので切って投入した。保存性は落ちるが、これはこれで美味しい。
にんにくは隠し味程度にした。お弁当にも使うし、冷蔵庫にはチューブのものが少し残っていただけだから。他のスパイスやハーブがあれば不要だと思う。辛みが少ない韓国の唐辛子が手元にあったので多めに入れてみた。

自分の環境では15分ほどの加熱で完成した。たぶん10分でも変わらない。生臭さが消えれば大丈夫(だと思う)。焦げるのならアルミホイルを使えばいい。

 

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

 

 

西洋料理にはこの種の油で煮る料理が何種類もある。
今日のお弁当ではこれを「アヒージョ」と書いたが、特にお弁当では冷めてから使うため、アヒージョというよりオイルサーディンの変種が正しいだろう。

https://www.instagram.com/p/B33XNBpgWQQ/

そんな今日のお昼ごはん。

  • とうもろこしご飯
  • シシャモのアヒージョ(改めオイル煮)
  • 鶏ハム
  • 茹でた小松菜
  • 蒸したカボチャ
  • リンゴとサツマイモとラムレーズンの蒸し煮

週末には遠出しなかった代わりに、家での食事はきちんと作っていた。とうもろこしご飯はその残り。しかしどうして今の季節に生のとうもろこしが出回るのだ、四国は*2

 

 

築地魚河岸三代目 (5) (ビッグコミックス)

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シシャモは妙に安い時がある。そういう時に買っておいて、冷凍したり、あるいはこうして日持ちする料理にしておくと便利だ*3
オイル煮にしてしまえば、パスタにも使えるし、キノコと炒めたり、パンに添えることもできる。少量でも豊かな気持ちになるからおすすめです。

 

不条理日記 完全版

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失踪日記2 アル中病棟

失踪日記2 アル中病棟

 

 

お題「これって私だけ?」

お題「マイブーム」

*1:今の季節なら大丈夫だが、低温で油が固まることを避けるためオリーブオイルに他の油も混ぜてみた。

*2:瀬戸内海を回遊しているのかもしれない。

*3:グリルやフライパンで焼く時にオリーブオイルを使うと、それだけで味が変わるので試してみてください。

ku:nel というお店に行ってみた話

瀬戸内国際芸術祭2019、小豆島に行くつもりだった。
少なくとも昨晩の時点では。

かばんも服も枕元に並べたし、自転車だって整備した*1。フェリーは1時間に1本程度だから、特に調べない。

でも朝起きたら、ほんの少しだけ風邪気味。そしてやる気がしゅわしゅわと抜けていた。イベント当日に全てが面倒くさくなる病に陥ったのだ。

でも小豆島に行かない分、家事や近所での用事をこなすことができた。瀬戸内国際芸術祭については平日に休みをとって行くつもり。あるいは来週末に頑張る。混雑するだろうなあ。

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

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Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 8月号 [アートを巡る夏の旅。]

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Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2018年8月号 [瀬戸内シティガイド]

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で、前から(店名が)気になっていた高松市郊外のカフェ「ku:nel」に行ってみた。

かつて愛読していたマガジンハウスの「ku:nel」は、あの類のカルチャーを牽引した、稀有な雑誌だった。僕はやたらと豪華な執筆陣の連載やコラムを目当てに買っていたが、いわゆる“白っぽい写真の雑誌”のなかではマニアックさと読みやすさのバランスが飛び抜けて良かったと記憶している。そして「ストーリーのあるモノと暮らし」というキャッチコピーは、バブル後の新しい価値観を良くも悪くも決定づけた。本や雑誌作りに関わってきた友人知人達の評価も高い*2。ちなみにリニューアル後の「パリとトーキョー」風味については、興味が無いのでここには書かない。

 

そしてこの高松市ku:nelは、雑誌から名前を取ったことは明らかなのだが*3、お店はさほどku:nelらしくない。

いや一応は和洋にこだわらない丁寧に作られた“上質な普段着のごはん”が供されるから、その点はku:nelらしいとはいえる。
でも世の中にはもっと当たり前にku:nelミームが感じられる店は溢れていて、というか若い頃にカフェブームの洗礼を浴び、いつか自分の店をと頑張って、地の物と良い調味料と好きな音楽で個性的なお店を作り上げてきた個人経営のカフェには、まず間違いなく「ku:nel」の影響がある*4

goo.gl

 

そういう意味ではこの店はちょっと違う。
建物は立派で席数も多い。市内に複数店舗がある、と言われたら信じてしまう(無いけれど)。
そしてお客さんの大半が、中年以上の女性だ。男性はその“連れ”ばかり。男性1人は自分だけだった。つまりミセスとマダムがランチを楽しむお店だ。

 

https://www.instagram.com/p/B31eVj5AI7j/

 

料理はきちんとしている。僕が注文したハンバーグのランチセットは、煮込みハンバーグといくつかの小鉢、ごはん、サラダ、味噌汁といった組み合わせ。手作りで工夫が凝らされていて大満足。食後のコーヒーも飲みやすい味だった。

でもカフェごはんらしさには欠ける。

こういう献立で思い出すのは静岡の(今は亡き)つきさむ*5だが、ああいうリーンな、こざっぱりした方向性は感じられない。ビジネス街にある喫茶店の和風ランチを、奥様達のランチタイム用にアップデートした雰囲気がある。

実際、お客さんからの料理に関する質問が多い。自分が見ているだけで数人が調理法を問い合わせ、全てにきちんと答えていた。

自分もこういう食事は嬉しい。普段ごはんを作っている人ほど、価値を見出すタイプのランチだ。親元で暮らす若い人は「美味しいけれど普通のごはん」と評価するのではないか。

 

 

ku:nel (クウネル) 2009年 01月号 [雑誌]

ku:nel (クウネル) 2009年 01月号 [雑誌]

 

 

 

書けば書くほど評価を低めているように見えてしまう。でも実際は素敵なお店だった。
自分の求めているカフェごはん、そしてku:nelという店名から連想するそれとは違っているだけで、ランチとしては高松市内でも高順位にあると思う。とはいえ、この街はカフェ自体が少ない。かつてのku:nel読者で、ああいう雰囲気を楽しみたいのならば、屋島の「Parlor Emerald:パーラーエメラルド」をおすすめする。店の場所がわかりにくい以外は、90年代からゼロ年代を生きたかつてのカフェ好き野郎共(含女子)が絶対に満足すると思う。

goo.gl

 

ku:nel (クウネル) 2010年 11月号 [雑誌]

ku:nel (クウネル) 2010年 11月号 [雑誌]

 
ku:nel (クウネル) [雑誌]2003.11.1

ku:nel (クウネル) [雑誌]2003.11.1

 

 

 

さて、明日は忙しい。そして今は微熱とくしゃみが続いている。
なので寝ます。その前にかばんを1つ縫おうと思う。

 

 

 

お題「もう一度行きたい場所」

*1:自転車のカスタマイズに関しては、この小豆島周遊をひとつの到達点として進めてきたのだ。

*2:探せば創刊号が実家に眠っていると思う。ただし「暮らしの手帖」や「ku;nel」の読者は物持ちが良いので、さほど古書値が上がらないと聞いたこともある。

*3:ku:nelは造語。コロン抜きのkunelも同様に造語。商標登録もされている。映像作品や自家用車と同じく、雑誌の名前も広い範囲で登録されているので、権利者であるマガジンハウス社が訴えればカフェku:nelは問題となるはず

*4:他にArneや松浦弥太郎の影響もあるけれど語ると長くなるから割愛する。

*5:店主は長野県に移住したという。ブログによるとお店を再開した様子。めでたい。

風邪の兆候、カレーうどん。

喉の奥に風邪の兆候がある。
寝込む程ではない。しかし雑に暮らしていたら、平日に困ったことになるかもしれない。休日に遊ぶこともできなくなる。

https://www.instagram.com/p/B3yaZLpA_A6/

 

というわけでお昼ごはんは、セルフ式さぬきうどんのお店でカレーうどんを食べた。

わざわざ車に乗って「カレーうどんならここ」と教えてもらったお店に行ってきた。「桃太郎館」という店名。まあ、普通のセルフ式うどん店である。近くにあるパン屋さん「小麦堂」へ行くついで、でもある。

桃太郎を名乗るのは、この辺りが「鬼無」の里であるから。桃太郎伝説のお膝元、という看板が立っている。すぐ近くにある桃太郎神社は有名な面白スポットと聞いている。

三重県に住んでいた時は、風邪っぽい時にはカレーきしめんを食べていた。駅前の大型商業施設に愛知県の「金鯱」が入っていたので、身体が温まる手抜き外食としての第一選択だったのだ。
山盛りのネギラーメンが食べられるお店も近所にあって(確かカウンターのネギも入れ放題だった)、自炊ではなかなか摂取できない量のネギを食べに行ったことも何度かある。風邪で胃腸をやられる、という経験がほとんど無いので、特にひきはじめには香辛料やネギやハーブ、そして熱量を摂取するために外食を利用することがある。

 

 

 

さて今日食べたカレーうどんだが、なかなか美味しかった。溶いた玉子が入っているのが特徴らしい。

自炊ではここまで味の強い(しょっぱい)食べ物は作らない。程々に辛く、濃い味が美味しい。うどんがあっという間に無くなってしまう。
香川県においてはカレーうどんが一定の人気を保っているようだが、なるほどこういうものかと感心した。

静岡では老舗の蕎麦屋で「カレーそば」を食べる事があるけれど*1カレーうどんは自分の中で日常の選択肢が無かった。

ただし玉ねぎとサツマイモのかき揚げは蛇足だったかもしれない。でも他のお客さんも、カレーうどんに天ぷらやおでん、いなり寿司を合わせていた。

一年前のちょうど今頃に、この土地に引っ越してきた。具体的な日付は調べなければわからないが、9月末からは、静岡の仕事を畳み高松の人達に引き継ぐために長期出張を繰り返し、そして新しい勤め先に顔を出し、かつ新居を探し手続きを行い、車での往復とホテル暮らしをする混沌の1ヶ月を過ごしていたはずだ。何度か栗林公園を訪れている記録があるのは、それだけ心が平穏を求めていたのだろう。
髪の毛がばさばさ抜けて、胃が痛み、真夜中に目が覚めると朝まで寝付けない、そんな無茶苦茶な生活だった。でも当時はそれほど疑問には感じていなかったし、その混乱もいずれ終わからと落ち着いていた。
何より、どこか旅行気分があったから耐えられたのだと思う。これが、それなりに土地勘があり、かつ旅情を感じない土地だったら、日々の変化を楽しむことなんて出来なかっただろう。
そして今もどこか、その旅人の目線は続いている。1年暮らしても、カレーうどんを食べるのは初めてで、そしてセルフ式うどん店に行くことは日常というよりレジャーである。
そしてまだ、うどんに別の炭水化物を合わせることはできていない。

 

戦中・戦後の暮しの記録 君と、これから生まれてくる君へ

戦中・戦後の暮しの記録 君と、これから生まれてくる君へ

 

 

そんなわけで、この土地に住んでから初めてのカレーうどん。人生でも数回目、たぶん10年ぶりくらいに食べるカレーうどんでもある。

ちなみに風邪は悪化しないと思う。
明日、もしかしたら小豆島に行く。まだ船の時刻表すら調べていない。

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

 

 

*1:静岡の浅間通り商店街には、元祖カレーそばの店もある。

アクアパッツァの日

明日はゴミの日だから、生ゴミが多く出る料理を作る。特に魚料理は日を選んで作ることにしている。

といっても簡単なもの。最近はアクアパッツァばかり作っている。
正式なレシピは知らないが、とにかくオリーブオイルとトマトを使って魚を煮れば、僕にとってのアクアパッツァ*1
幸いなことに、この土地は魚の種類には事欠かない。
特に白身の魚が多い。

地魚の種類が多く、かつ安いのは本当に有り難い。瀬戸内海ばんざいである。
内臓や鱗を取った状態のものが売られている事も、手軽に尾頭付きの魚が買える理由のひとつ。たぶんそうしないと売れないのだろう。

 

瀬戸内硬骨魚の内耳アトラス

瀬戸内硬骨魚の内耳アトラス

 

 

本日は「びんぐし」を煮てみた。手のひら程度の磯の魚で、ラベルには「びんぐし(タモリ)」と書かれている。こういう小さなお惣菜用の魚が、地元のスーパーでもイオンでも売られているのだ*2

骨は太いが身離れが良くて味も悪くない。ほんのり磯臭さがあるのはクロダイやシマダイに似ているかもしれない。その風味もオリーブオイルや唐辛子に合う。脂というか、ゼラチン質のとろみが強いのも良い感じ。

好みの問題で、にんにくはほとんど使わない。この「びんぐし」は、和風の煮付けにするのが一番かもしれない。とはいえ、アクアパッツァにして、パンと共に食べるとしみじみ美味しい。見た目よりも万能な魚だと思う。

夏は小さな穴子をよく買っていた。いわゆるウシノシタ、この辺りではゲタと呼ぶシタビラメの仲間も安くて美味しい。メジャーなのは、ハマチやブリやサワラなのだが、あまり買う機会が無い。食べきることができて珍しい魚ばかり食べている。

 

ととあわせ 瀬戸内

ととあわせ 瀬戸内

 
ととあわせ 日本津々浦々

ととあわせ 日本津々浦々

 

 

 

さて今日のお昼はこんな感じだった。

https://www.instagram.com/p/B3voQX5gn5b/

  • 雑穀ごはん
  • おでん
  • 鶏ハム
  • 小松菜のおひたし
  • 焼いたかぼちゃ
  • りんごとさつまいもとラムレーズン

今回、鶏ハムはきちんとロール状に作ってみた。いつもはロック付きの密閉容器を型にしている。しっとり具合では密閉容器だが、お弁当への収まりに関してはこちらが上。今後はどうしようか、さらなる比較検討を続けていきたい。

週末ということもあり、在庫整理的な内容ではあるが、月曜日に作って1回しか使わなかった「作りおきのおかず」もある。まとめて作る量を減らしていくことも今後の課題だ。

 

ハンディ版 知っておいしい 肉事典

ハンディ版 知っておいしい 肉事典

 

お題「今日の出来事」

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

*1:小さなイカ「ベイカ」も同じ様に煮てしまう。

*2:キュウセンやベラなんて静岡では食べた事が無かった。

眠気優先の日なので

もうお風呂にも入ったし、洗濯物も畳んだので、寝ることにする。

資格取得のための勉強を一日中しているからか、帰宅すると恐ろしいほどの眠気がやってくる。
帰宅して、やることが無ければ30分から60分の仮眠を取る*1のだが、夕食の時間が近ければ我慢して起きている。

すると、ちょうど今頃に眠気のピークが再び訪れる。この機会を逃すと、夜ふかしモードに移行してしまう。

昨日も寝不足だった。明日は試験がある。
なので今日はもう寝てしまいたい。

学校(研修施設?)では平和に過ごせている。今のところ優等生の側にいるのは、単に得意分野だから。でも気を抜くと取り返しがつかなくなりそう。
1日か2日ほど休みたいところだけれど、それすら危うい。中年になって、苦手だった丸暗記がさらに酷いことになっているから、きちんと理解せずにいると困ったことになる。内容的に一息つくのは今月後半だろうか。

 

 

ともかく寝ます。こういうのはタイミングが肝心。目覚まし時計*2を早い時刻にセットして、全ては明日の朝に持ち越す。

 

あ、今日のお弁当はこんな感じだった。

https://www.instagram.com/p/B3tX8qIgzcj/

  • 雑穀ごはん
  • 蒟蒻と大根の煮物
  • スパニッシュオムレツ(サラミと玉ねぎとドライトマト
  • プチトマト
  • キュウリと生姜とスダチのサラダ
  • さつまいもとスダチとハチミツの蒸し煮

彩りも味も悪くない。スパニッシュオムレツはフッ素樹脂加工されたココットで作ってみた。簡単便利。

以上です。おやすみなさい。

 

椿宿の辺りに

椿宿の辺りに

 

お題「今日の出来事」

 

*1:その結果、夜に寝付きが悪くなる。

*2:スマートフォンのアラームアプリ。休日や曜日によるスケジューリングや、プリセットの複数セットができるアプリを愛用している。

昨日と今日のお弁当と昨日のおやつ

 

地元パン手帖

地元パン手帖

 

 

 

昨日のお弁当

https://www.instagram.com/p/B3n41WAArJv/

  • 雑穀ごはん
  • 大根の煮物
  • 鶏ハム
  • キュウリと生姜とスダチのサラダ
  • かぼちゃとサラミの胡椒炒め
  • 蒸したさつまいも

 

私たちのお弁当 (クウネルの本)

私たちのお弁当 (クウネルの本)

 
明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)

明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)

 
クウネルの本 もっと私たちのお弁当

クウネルの本 もっと私たちのお弁当

 

 

昨日のおやつ

https://www.instagram.com/p/B3o44dYg5DJ/

  • 焼きピープ(baked Peap

 

ふでばこ 38号 特集:タカキベーカリー70年

ふでばこ 38号 特集:タカキベーカリー70年

 
フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

 
フリーランチの時代

フリーランチの時代

 

 

 

今日のお弁当

https://www.instagram.com/p/B3qfE-5gQ80/

  • 雑穀ごはん
  • 豆もやしのナムル
  • おでん
  • 小松菜のおひたし
  • りんごとさつまいもとレーズンの蒸し煮

 

おべんとうの時間 3 (翼の王国books)

おべんとうの時間 3 (翼の王国books)

 
おべんとうの時間

おべんとうの時間

 
おべんとうの時間 2 (翼の王国books)

おべんとうの時間 2 (翼の王国books)

 

 

以上、今日の日記はこれでおわり。
おやすみなさい!

 

おやすみなさいのほん (世界傑作絵本シリーズ)

おやすみなさいのほん (世界傑作絵本シリーズ)

 
おやすみなさい

おやすみなさい

 
おやすみなさいフランシス (世界傑作絵本シリーズ)

おやすみなさいフランシス (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

お題「今日のおやつ」

お題「今日の出来事」

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