朝はうどんで夜はパン

ふと思い立って、以前勧められた「がもううどん」に行く。
到着は11時頃。かなり遅めの朝食となる。

行列ができる店と聞いていたが、5分と待たずに入ることができた。店内は狭く、座りきれない人達は外のベンチで食べる。

うどんは「小・大・特大」の3サイズ。小が1玉、特大が3玉。僕は小サイズで十分。
注文する時に「温かいの」か「冷たいの」を言う。すると茹でたうどん、あるいは茹でて冷水で洗ったうどんが、丼に入って渡される。
各自、鍋から冷たい汁か温かい汁、濃いめの汁か醤油をかけるスタイル。かけるものによって「ぶっかけ」や「冷かけ」ができる。

丼を受け取った時点で精算を済ませる。ここでこれから選ぶオプション(天ぷらや油揚げ等)の数も申告する。お金を払った後に好みの天ぷらや卵を自分で取っていく。
ちなみに食べ終わった器は、いちばん奥にある流しに置いておく。

大手チェーン店では採用しないようなシステムと動線だが、讃岐うどんの店ではわりと当たり前で、もう慣れてしまった。あと少し配置を工夫したら一見さんでも迷わないとは思うのだが、どうせメニューは単純で店も狭いから不正もミスも少ないのだろう。

とにかくこのスタイルのセルフサービスで、僕は「小サイズの温かいかけうどんwith油揚げ&玉子の天ぷら」を完成させ、食べた。

きちんと美味しい。
これといった特徴が無く、安く、味が良い。讃岐うどんの有名店はこういう店が多い。ハイレベルかつスタンダードな店に行列ができる。
「とにかくコシに特化しました」とか「出汁なら負けません」といった店は「まあ、好き好きやな。ワシはあんまり行かんで」と評価され、誰もが並ぶ店にはならない。
高齢者が多いこともあり、その保守性は今後も強まるのではないだろうか。このあたり、他県のラーメン屋激戦区などとは全然違う。

あまりにも(店舗数が)潤沢過ぎて、日常的に食べすぎているせいだろう。「こだわりを語る食べ歩きグルメ」としてはいささか異質なところが讃岐うどんの面白いところだ。こういう「行列のできる地方の食事」は珍しいと思う。
ともあれ讃岐うどんの店は「命をかけてます」とスタッフ全員でお揃いのTシャツを着て腕組みした画像をウェブサイトに掲げるような店が皆無なので有り難い。400円程度の食事で命をかけてもらっても困るし、汗が入りそうで嫌だ。

 

全然関係ないが、こういう「行列ができる讃岐うどんの店」に行くと、列の後ろのほうから「静岡ナンバーの車があった。遠くから来る人もいるものだ」という言葉が聞こえてくる事がある。
今日は「県外の人間がいると列の進行が遅くなるので嫌だなあ」という意味の讃岐語が聞こえてきた。讃岐語は難解だが、Googleのリアルタイム翻訳が優秀なので旅行の時には活用すると便利。温暖な土地だから温厚な人が多い、なんて嘘ですから。

うどん手帖 (死ぬまでに一度は食べたい!!全国の名店50+α)

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ブレッド&サーカス 粉からおこす自家製天然酵母のパンづくり

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夜は「小麦堂」で買っておいたパンを食べた*1
高松の西側にある、小高い山のうえにある山小屋風のパン屋さん。近くには有名なオモシロ神社である「桃太郎神社」もある。


どのパンも間違いなく美味しい。高松市ではいちばんのお気に入り。

以前、Twitterかどこかに書いたように、香川県における「個人経営の手作りパンのお店*2」は、例外なく寸法が大きい。
これでは食べ歩き趣味の人は困ってしまうのではないかな、と思えてくる。僕も色々と目移りして数種類買ってしまったが、夕食には2個で十分過ぎて、今も満腹だ。手作りパンのお店で、600円程度の買い物をして、数日間は食べ続けられるのだから経済的ではある。
コンビニの肉まん程度の出費で、肉まんより大きくて重い天然酵母パンを買える土地が他にあるだろうか。栗もドライフルーツもたっぷり入っているので採算が心配になってしまう。

goo.gl

今日は少し遅い時刻だったので、種類を選べなかった。山の上とはいえ車なら不便な場所ではないから、明日も行こうかとぼんやり考えている。それくらいにお気に入りの店なのだ。

 

抵抗都市

抵抗都市

 

 

というわけで、食べてばかりの1日だった。
イオンモールで買い物を少し、ついでに明日以降の食材も買って、「週末に、外でやるべきタスク」はほとんど済ませてしまった。明日は、「週末に、家でやる(それほど楽しくはない)タスク」をしなければ。

 

東京貧困女子。―彼女たちはなぜ躓いたのか

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バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

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*1:他に玉葱とじゃがいもとカワハギのスープも食べた。

*2:酵母の管理から自分でしているタイプ