アイドリングストップとブラウンマッシュルームの焼きそば

アイドリングストップ

アパートの1階に住んでいるので、ベランダの外に駐車場がある。
やや狭いがマナーの悪い車もいないし夜に大騒ぎするような住人もいない。

でも今の時間、夕食後の数時間だけ、ちょっと気になることがある。エンジンをかけっぱなしで車が放置されているのだ。
理由がわからない。
いつも誰かが乗っているのならば、エアコンをかけて煙草やスマホゲームなど、自室では嫌がられる何かをしているのだと推測もできる。あるいは集中して音楽を聴く等、何かしらの“個室”を求めた結果、ガソリンを無駄遣いしている可能性がある。アパートは少し広めの「1K」なので、赤ちゃんがいる若い家族も住んでいる。そういう家の人にとっては車に避難して自分だけの時間を過ごす工夫も必要なのかもしれない。

でもこの車、いつも誰かが乗っているわけではないのだ。わざわざ覗きに行くわけではないけれど、どう見ても無人の状態でエンジンだけがかかっていることがある。車内灯もダッシュボードの灯りも消えている。

騒音というほど大きなものではない。
軽自動車がアイドリングをしているだけなのだ。
しかしこの車、アイドリングストップ機能が付いている。地球には優しいのかもしれないけれど、不定期にエンジン音が鳴ったり消えたりするのは、なかなかに気になる。慣れないのだ。

理由がわからない事、エンジンが数分置きに起動し止まる事、そういうほんの少しの違和感が気になってしまう。爆音のヤンキー車とは違う、小さな生活の悩みではある。

 

 

ブラウンマッシュルームの焼きそば

街を車で走っていて見つけた貼り紙「ブラウンマッシュルームの焼きそば」が気になって作ってみた。
特に不味くはないが、2度は作らないであろう。塩味で胡椒を強め、モヤシと卵は別に炒めて添えた。

オムライスや親子丼を出すような庶民的な定食屋さんだったと思う。
たぶん鉄板付きのテーブルもあって、お好み焼きや焼きそばも注文できる。香川県だから当然ながらうどんもあるだろう。
そういう店の入口に「焼きそば :ブラウンマッシュルーム」とあったのだ。「蕎麦めし始めました」とか「毎週水曜日はカツカレーの日」みたいな感じで手書きの貼り紙がされていた。

 

 

どんな味だろう、と気になってしまった。そして、実際にわざわざ行くには面倒な場所なので、夕食に作ってみた。そもそもどのような理由で、あんなお年寄りしか来ないような古い店で、ブラウンマッシュルームを扱うのだろう。
世の中はわからないことが多い。
日本のあちこちでキノコ類を土地の名産にしようと試みている。よく見かけるのがキクラゲで、あれは設備とマニュアルさえあれば大抵の土地で作ることができるので「村の特産」を創作するのに都合が良いと聞いた。個人で始めるには設備投資がかかるが、小さなグループで出資すれば容易に始められるスケールの農産品だという。いかにもコンサル&補助金案件なのだ。
ブラウンマッシュルームもまたそのような品なのだろうか。
好きなキノコなので、地元で安く買えるようになったら嬉しい。といってもオイル焼き程度しか作れないのだけれど*1

 

余談だが、香川県は袋入りの生麺全般が安い。製麺所が多いからか。
讃岐うどんが安いのは当然として、焼きそば用の蒸し麺もおそろしく安い。日本のどこでも安売りされている「3人前:粉末ソース入り」の焼きそばよりも、1人用の袋入りを人数分買ったほうが遙かに安いのだ。

というわけで独り暮らしを始めてから、よく焼きそばを作るようになった。「ウー・ウェン」さんの本の通り、焼きそばは麺と野菜を別の炒め物として料理すると、まず失敗しない。シンプルな油と塩(と肉類)の焼きそばと、焼きそばに使う予定だったキャベツやモヤシや玉葱を使った野菜炒めを用意すると、2品できるし、炒め具合もそれぞれ最適化できる。読み物的な料理本に書いてあることはすぐに忘れてしまうが、この「焼きそばは野菜と別にする」は本当に役に立っている。

 

ウー・ウェンの北京小麦粉料理

ウー・ウェンの北京小麦粉料理

 
シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん

シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん

 

 

ともあれ、駐車場の謎の車や、ブラウンマッシュルームの焼きそばといった、小さな謎を抱えたまま僕は生活をしている。いずれ謎が解けたらこの日記に書くかもしれない。あるいは書かないかもしれない。どうせ小さな事なのだ。車に関しては、資源の無駄だから何とかして欲しいとは思うのだけれど。

お題「これって私だけ?」

*1:焼きそばは、レシピに加えない。