東海大学海洋学部の文化祭「海洋祭」、そしてPappusの「キウィフルーツのショートケーキ」。

海洋祭

静岡市清水区、三保半島の先端近くにある東海大学にて文化祭が開催中と聞き、見物してきた。
学生数のわりにキャンパスは広いと思う。松林のなかに4階建てくらいの校舎が点在する、なかなか珍しい風景が楽しめる。時折、古い機器(おそらくは海の研究に使うものだろう)が転がっているあたり、さすが海洋学部といった感じか。

お祭りは、典型的な、こぢんまりとした大学の文化祭だった。
もう少し学校なりの特色を出してもいいのでは、と外部の人間としては思ってしまう。
特に運動部がステージに上がり、完全に内向きのお笑いネタを連発している時には。

でもきちんと、楽しめる催しもあった。
校舎のなかで地味に開催中の小さなサークル発表は、どれも見応えがある。自分も少しは海と生物の知識があるから楽しめるのだとは思う。つまり、教養は大切。
標本ひとつ、地元の開発史ひとつ、それぞれが現在の若者によってアップデートされている実感は、それだけで素敵な事に思えてくるのだ。文化祭の根っこの部分かもしれない。

お祭りといえば屋台、文化祭といえば安い食べ物である。
今日は「サメの唐揚げ」と「ヌタウナギの唐揚げ」と「馬肉」を食べた。

サメはヨシキリザメとのこと。東北の漁港で水揚げされたもので、支援も兼ねた取り組みだと説明してくれた。
とても食べやすい。でも、癖の無い白身、というと説明不足になる。特徴はあるが、まるで嫌味が無い白身で、あっさりしている。紙コップに入った数個では物足りないほど美味しい唐揚げだった。

 

ヌタウナギのほうは、歯切れが良いモツ(家畜の内臓)みたいだった。でも風味は川魚。おつまみに向いた旨味がある。
産地を聞いてみたが、対応してくれた学生は答えられなかった。というか、興味がない感じだった(どこかの海で獲れるみたいっす)。
食べたくてもその辺の魚屋では売っていないし、酒飲みで無い僕はさらに食べる機会が少ない食材。300円で楽しめたので、とても得をした気分。

 

馬肉は、いわゆる馬肉。細切れにしたものをグリルで焼いたのだろうか。固くて脂っ気が無くて、昨今のヤワなお祭りフードとは一線を画す食べ物だった。
自分が調理を任されたら、何かしらの工夫をしてしまうだろう。とはいえ、これはこれで美味しいのだから、お祭りと晴れた空は最高である。馬術部が馬肉を売る、という姿勢も素晴らしい。

テントの後ろのほうでグリル調理をして、接客部分は長机と手作り看板と人間、つまり食材がほとんど見えない、そんな構成の屋台が多い。だから、ぶらぶら歩いていても、つい何かを食べたくなるような雰囲気ではない。友達や同級生がいればそこで足も止まるのだろうが(実際、そういう人の壁があちこちにあった)基本的には表示を読んで、検討するかたちとなる。
下手物を食べたい訳ではないのだけれど、もう少しこの学校らしいもの、あるいは清水区っぽいものがあったほうが喜ばれそうな気もする。大昔には「練習船のメニュー」を食べた記憶がある。

水族応用生態研究会、というグループが大きめの展示をしていた。ずいぶん広い部屋を巡回式の水族館に仕立てていて、それぞれの水槽は趣向が凝らしてある。
全国の水族館で流行中の「手作り感あふれるジョーク込みの展示」をモチーフにしたのか、例えば名前に「チャ」が付いた魚と茶畑を組み合わせてみる、といった工夫を全ての水槽に仕込んである。問題はそれぞれの仕込みがあまり面白く無いことか。入り口で手渡された冊子を読んで、壁の解説を読んで、なるほど笑うのはこの部分なのだな、と理解するのは、なかなか辛いものがあった。知らない人達(たぶん高校生か中学生)にまで「この水槽の笑う部分は何処なのか?」と聞かれたので*1、自分のような“魚に詳しい人”以外を想定した展示だとしたら、やはりジョークとして外している。
とはいえ、魚の種類は豊富で、状態も良かった。こんな魚も飼育できるのか、と感心したし、気になる水槽は何度も見てしまった。

 

グラウンドでは熱気球の体験搭乗もしていた。僕は乗らない。

とても楽しい、お昼の1時間を過ごすことができた。

ところで今日は、学生と間違われること2回、教職員と勘違いされて苦情じみた話を聞かされること1回と、見知らぬ人から“主催者側”と見做されることが何度かあったのだが、理由はさっぱりわからない。

 

 

 

絵本

 

東海大学といえば、この海洋学部出身らしき絵本作家「小川亜香里」さんの『満月から3番目の夜』という作品が大好きで、今でもたまに引っ張り出して読む。
猫好き、夜好き、絵本好き、の3属性それぞれにおすすめ。

手放しで推薦できる絵本です。

満月から3番目の夜

満月から3番目の夜

 

 

帆船

 

帰り際、駐車場から眺めた駿河湾の、ずいぶん沖合いに帆船が見えた。
後で調べたら海王丸だった。

 

 おやつ

 

そしておやつは、同じく清水区の「Pappus」の、ショートケーキとカフェオレを楽しんできた。
キウィフルーツと生クリームは合うのだろうか、と心配したショートケーキ、きちんと美味しいのだった。これは見た目通りの、シンプルで優しい、端正なショートケーキ。ここまできちっと綺麗で、しかしリラックスもできるバランスは、なかなか貴重なのだ。

ケーキの種類はいつも少ない。しかし何を食べても期待以上。
今は素敵なイラストが店のあちこちに飾ってある(作家さんの名前は忘れてしまった)。絵を眺めながら飲むカフェオレも良いもの。

 

そういう木曜日の午後だった。
歯科検診も行けた。銀行で手続きもした。車の定期点検も終わった。
手帳を使っていたら、「順調」と書くであろう、そんな日だった。

 

 

 

家族手帳 (静岡大学人文社会科学部叢書)

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手づくり手帖 Vol.13 初夏号 ([実用品])

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お題「今日のおやつ」

お題「今日の出来事」

*1:学生か教師だと勘違いされていた。