変わり種の丸い鯛焼き

今日も色々な出来事があった。しかしここに書ける、あるいは書きたいことは1つだけ。鯛焼きについて。

 

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藤枝市にある「寿々」という鯛焼き専門店。

藤枝駅からは、頑張れば徒歩で行ける。北口から真っ直ぐ国道1号線の五叉路に向かい、ビジネスホテル・ルートインを過ぎたあたりで左折。開店していれば幟が立っていて、鯛焼きを染め抜いた布も張ってある。それが無ければ、たぶん気付かない。
表通りから引っ込んだ場所の民家の入り口にある小さな店舗、持ち帰り専門、かつ開店日が火水金土と変則的。臨時休業もあるから、なかなか知る機会が無い。地元の知人に説明したが、そんな店あるのかなあ、と言っていた。まあ、そんなわかりづらい店だ。

 

今日は開店直後、10時過ぎに行った。
上手い具合に焼きたてが買えた。
この店は白餡がメインメニュー、なのだと思う。白餡はしっかり甘く、濃いお茶が欲しくなる。甘みが強いが、豆の風味もあって、“上等”な印象がある餡だ。
小豆餡は甘さ控えめ、といっていいと思う。こちらも豆の味わいが強めで、こういう言い方は変だが、かなり「和菓子っぽい」。僕は小豆餡のほうが好きかもしれない。粒餡好きなら強くおすすめできる。
皮は薄くて、わずかに麩のような風味もある軽いもの。でも鯛焼きらしい味もする。


味より何より、この形は珍しい、と思う。他では見たことがない。
大判焼きよりは大きく、どら焼きよりは小さい。まとまりが良くて、愛らしい。薄さは一般的な鯛焼きと同じ。餡はとても多い。

皮が薄いせいか、冷めるとやや柔らかくなり過ぎる。しかしそのふにっとした感じも美味しい。ごく軽く焼き直すと幸せになれるから、僕は帰宅してからオーブントースターを使う。

 

不快では無いが愛想も無い店。かといって職人気質を気取るおっさんが作務衣を着て…なんて事もなくて、ただ鯛焼きは高品質。面白い店だと思う。
たぶん藤枝市の鯛焼き好きには愛されているのではないか。この店でなくては!というこだわりよりも、素敵な選択肢として覚えていたい変わり種の鯛焼きと店ではある。

 

しかしどうしてこの形なのだろう。
手土産にしても楽しいし、もちろんおやつには最高。
そろそろ鯛焼きの季節が始まる。

 

 

 

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