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ヌガーと柏餅(味噌餡)

コーヒー 和菓子

仕事の後に、コンビニエンスストアに寄った。
同じ制服を着た工場労働者風の男達が、レジのひとつに列をなしている。どうやら自動車税の支払いらしく、ちょっとぎすぎすした雰囲気。客側が特に怒っているが、店員達もそれなりに文句を言っていた。確かに、税金なんて今日だろうが先週だろうがとにかく払うしか無いだろうに、どうして8人以上でつるんで納めなければならないのか、よくわからない。給料の未払いが、今日ようやく解決したのだろうか。

 

コンビニエンスストアでは、Amazonで買ったものを受け取ってきた。
自宅に来る宅配便の人が、なんというか不幸を振りまいているような雰囲気で、留守にして夜に届けてもらうなんてとてもじゃないけど頼めない。あまりに気の毒なので、最近は可能な限り、勤め先の近所のコンビニエンスストアを送り先にしている。

 

 

ついでに、帰宅してから食べる甘い物を買う。
柏餅が売られていた。結構なこと。でも味噌餡が無い。
柏餅は美味しいが、できれば味噌餡を楽しみたい。あれはほら、他の和菓子では出会えない味ですから。
コンビニエンスストアの柏餅といえば、一瞬だけ「マンゴーピューレを包みました」という品が出回った記憶がある。あれは、消えて良かったものだろう。いったい、何を考えての商品化なのか。確か真冬に売っていた。

結局、おやつは買わなかった。
代わりにコーヒーを買う。150円くらいで、レジ横の機器からセルフサービスで淹れるタイプ。3回くらい「ホットですよね、アイスじゃないんですよね」と確認された。そんなに珍しいのか、今日くらいの陽気でホットコーヒーを買う人は。
前述の通り、税金連続納付活動モデル事業所の活動員のおかげで店全体がざわついていたから、店員側に精神に余裕が無かった可能性はある。気の毒なことをした。アイスコーヒーにすれば良かった。

 

今、ヌガーを食べている。
これは海外旅行のお土産。ヨーロッパのなかでも甘い物が得意な国、そう、スペインのヌガー。とびきり甘い。原材料それぞれを舐めても、ここまで甘くはないだろう。

前職で甘味料の製造現場に研修で通った時があって、砂糖の数百倍の甘さの物質を作った経験がある。あれはマスクをしていても甘かったし、ぺろっと舐めたとたんに“上顎から喉までまんべんなく甘さが張り付いた”感覚がして、口をゆすいでも甘さが残った。

あれは甘かったが(身体には悪くないとのこと)、でも味としては閾値を超えたら百倍だろうが二百倍だろうが、特に違いは無い。このヌガーは、味付けとして、甘い。
薄く切って、濃い紅茶と交互に楽しんでも、なお甘い、そんな味だった。

オレンジリキュールとスパイスが感じられる、異国の味。
甘い甘いと書いているが、僕はとても気に入った。お土産はこうでなくっちゃ。しかし砂糖とハチミツと果糖で、こんな甘みが作れるのか。不思議。

 

それにしても、ああ、柏餅が食べたいなあ。もちろん味噌餡。5月は終わってしまうけれども。

 

修道院のお菓子―スペイン修道女のレシピ (天然生活ブックス)

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