遅すぎたフレンチトースト。

そういえば最近しばらく会っていないなあ、という友人の素敵な出来事(出産)を聞き、嬉しい気分のまま静岡の街をぐるぐると巡った。
絵本専門店や雑貨屋などを見てまわり、果たして出産祝いには何が良いのかと考える。考え、調べた末に「現金が一般的かつ喜ばれる」と判明し、とりあえず祝い金の方向で考えることにした。
しかしひとつ、何か気の利いたモノを贈りたいと考えてしまうのも確かで、でもそれは迷惑かもしれない、と悩むところである。
ちなみに「出産祝いは何が欲しいか?」と本人に聞いたところ「特に指定しない」との回答だった。
こういう場合、賢明なる読者諸氏ならばどうするだろうか。世間知に疎い自分に対し、助言なり経験談があったらコメント、メールあるいはメッセージにて教えていただきたい。

 

 

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それはさておき、嬉しい気分は別にしても、おやつには甘いものを食べておきたい。というわけで、3時過ぎに百貨店の中にあるブックカフェにて、コーヒーとフレンチトーストを喫食した。

まず注文と支払いをする。コーヒー、フレンチトースト共に暫しの時間がかかるとの事。なので番号札を持ち、席にて待機する。

5分ほどして、コーヒーが届く。コーヒーはとても美味しい。しかし全て飲むわけにもいかない為、半分程で我慢してフレンチトーストを待つ。
この時、番号札が回収されている事に気づく。コーヒーが来た時に、給仕が持ち帰ったのだ。

さて番号札が無い状況で、フレンチトーストは届くのだろうか。心配になるも、それほど混雑はしていないし、店員は皆、とても利発そうに見えるので待つ。実のところ僕は、とかくクレーム的な態度がとれないのだ。声をかけて店員を慌てさせるよりは、待つほうを選んでしまう。それが善き事か悪き事かはわからない。

コーヒーがすっかり冷めてしまってから、仕方なくそれを飲み干す。そして厨房のほうを観察する。店員達は談笑している。そのうち、店員の1人が、僕の視線に気づいたのか、伝票をチェックしなおす。レジや端末を見直し、その後に僕のテーブルにまでやってくる。
「申し訳ございません。今すぐフレンチトーストを用意します」と、店員が言う。
もうお金は払ってしまったし、フレンチトーストを食べたい気分は変わらないので、「お願いします」と回答する。そして10分ほど待って(読書が進んだ)から、フレンチトーストが運ばれてくる。

フレンチトーストは美味しかった。静岡市の全ての店がこの水準であって欲しいと思える、スタンダードとしての実に良くできたフレンチトースト。蜜とバターと卵の、豊かな味わい。

しかしコーヒーが足りない。美味しいフレンチトーストは、コーヒーと共に食したい、そんな風に考えていたのが伝わったのだろうか、店員が「当店では、おかわりは100円でございます。水は無料でございます」と教えてくれた。
というわけで、コーヒーの2杯目は100円で飲むことができた。オマケに小さなビスケットもつけてくれた。

それが今日の、フレンチトースト体験。
提供されるのが遅れたけれど(もしかして忘れられていたのかもしれないけれど)おかわりが100円ならば全てオーケー。それを教えてくれた店員に感謝したい。
「申し訳ございません。コーヒー代は無料にさせていただきます」なんて言われていたら、今もぷりぷりと怒っていたかもしれない。トラブル対象者(僕)にだけ安くコーヒーを提供していたら、それも気持ちが悪い。
そうではなく、「こういう素敵なサービスがあるよ」と声をかけてくれた事は、トラブル後の対処としては素晴らしいと思えるのだが、先ほど知人に話したところ「全部無料でも怒っていい」と言われてしまった。本当に人の価値観というのは多様性に満ちていると思う。

 

 

 

 全然関係無いが、ふとAmazonに勧められたMicroSDカードが安い。一年前、悩んで32GBを買ったけれど、今なら64GB にするだろう。買い直そうかなあ、とさえ思える安さ。

 

 

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