エディブルフラワーのフレンチトーストと恥ずかしい名前のハーブティー 「スイートブロッサムカフェ」

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仕事帰りにお茶を飲んできた。
友人に会って簡単な打ち合わせをする、という目的も兼ねている。場所はJR藤枝駅に隣接したビルにある「スイートブロッサムカフェ」。ここは1度、行ってみたいと思っていた。

いわゆる「ディナータイム」に入ったばかりの時刻だったが、お茶も楽しむことができた。
せっかくなので、オリジナルのハーブティーを注文。「りんごとチップとデール」とか、「美しい貴女へ」みたいな感じの(完全にうろ覚え)、恥ずかしい名前の品しか存在しない。高原リゾートの昭和を引きずった喫茶店(ペンションも併設だヨ!)を思わせるが、お店の雰囲気はわりと綺麗な、高級とはいわないまでも立派なもので、お茶自体もきちんと美味しかった。

花屋さんが隣接、というか同じ部屋に存在していて、さらに店内は緑に溢れていて、見ていて飽きない。テーブルにもふんだんに花が飾られている。

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フレンチトーストにもエディブルフラワーがたくさん。この花をあしらったメニューがこの店の売りらしい。

フレンチトーストは美味しかった。が、フレンチトーストというものは基本的に美味なものであり、フレンチトースト界においてはこの店のそれは及第点程度だと言える。見た目は綺麗な花も、味は特に無く、「食べることができる」以上の何か素敵なサムシングがあるわけではない。
友人が食べていたカスクートも、「悪い意味でカフェごはん」だった、とのこと。

店員さん達はかっこいい若い男の子が多く、応対は丁寧。でも雑談が席まで聞こえてきたり、質問への受け答えが拙かったりと、なんだか遠くに「居酒屋」を感じさせる接客だった。カフェでお茶や食事をする人の気持ちに寄り添っていない、といえばいいのか。垢抜けた雰囲気を目指しているであろう内装やBGMが、逆に残念な方向に作用していると思う。
ついでに書くが、椅子の下に置かれた手荷物入れの配置や、テーブルの花を差してあるグラスの汚れ、店内に飛び交う小バエといったあれこれが気になってしまう。

「さあ美味しいものを楽しむぞ」とか「上質な空間でハーブティーを味わおう」そんな気分で訪れる店ではない。見栄えは素晴らしいから、友達と行って、写真を撮ってSNSに投稿するにはぴったりだとは思う。これは皮肉ではなくて、小綺麗な店と食品の情報を共有することは立派な娯楽であり、藤枝駅南口において手軽にそれを楽しめる場所としては、随一の店だと思うのだ。
「カフェならそれだけで素敵」という人向け、とまで言ったら、さすがに言い過ぎだけれど。でも色々と惜しい。頑張って欲しい。


ちなみに花屋のほうは、安い苗から珍しい生花まで揃っていて、狭いながらも趣味が良い。おお都会っぽい、と驚いたくらい。

 

 

夜はお酒を楽しむ人も多い感じで、そうなれば「洒落たカフェバー」として有効に機能するのではないか。

自分の趣味に合う店が少ないエリア。たぶん何かの折に利用すると思う。完全に女子っぽい店だが、でも大丈夫。隣のコメダ珈琲店よりは落ち着いてお茶ができます。

 

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