ベトナム・カンボジア旅行まとめ:中部国際空港〜ベトナム(ハノイ)

ようやく写真の整理が終わった。
忘れないうちに、旅行の感想を書いておく。


11月1日から8日まで、ベトナムカンボジアに行った。
両親と一緒。普通の旅行会社の主催するツアー。何かキャンセルとかの事情があるらしく、格安で行けた。






前日に中部国際空港横のビジネスホテルに泊まった。そのほうが駐車料金等で安上がりになるのと、のんびりできるので。
最後の日本食は、空港内にある「若鯱家」でカレーきしめん四日市在住時に食べた味。



空港で両替を済ませる。僕は5000円分をドルに替えた。全部1ドル札で、64ドルくらい。いくら必要なのか見当もつかなかったが、足りなかったらカードもあるし、円の両替をしてくれる所は各国にあるというので、少なめに。お土産もそれほど買わないうえに、各種料金は旅行会社が払ってくれる。この辺は、ツアー旅行の楽なところ。
ベトナムカンボジアともに米ドルが使える。数ドルあれば大抵の用が足りる。おつりは現地通貨だが、桁が多くて使い勝手が悪い。日本円への両替もできない。
結果として、この5000円で、旅のおこづかいは全て済んでしまった。両親に借りたり、逆に自分が払ったりした分はあるが、8日間で5000円というのは割安だと思う。
値引き交渉をしたり、地元の人の使うお店で買い物をしていれば、もっと節約できたはず。
今は手元に数ドル残っている。



窓から撮影。天候は良かった。
中部国際空港からベトナムハノイまで、ベトナム航空の飛行機で4時間。
久しぶりの海外旅行。チェックインや出国審査といった手続きを理解していないので、ちょっと緊張した。
機内食は簡素なもの。茶蕎麦とご飯とパンがついてきた。全部食べると炭水化物過多なので、蕎麦のみ食べる。


ハノイは想像よりも暑くはなかった。
乾季に入ったばかりで、それほど湿度が高くない。
現地人ガイドさんの案内で、ハノイの街を見てまわる。
ハノイの街は、とても雑然としている。
中国の新興都市と同じく、急速に経済発展が進んだ街なので、周囲から労働者が沢山集まっている。公共交通機関がほとんど機能していないので(バスはあった)、各自が125cc位の小型バイクで移動をする。中国の自転車の群れをバイクに置き換えた感じ。自転車の数も多いが、圧倒的にバイクが多い。
そのバイクが、ルール無用で走りまわり、クラクションを鳴らす。2人乗りは当たり前(バイクタクシーというのもある)、家族4人が乗っているのも何度か見た。
そんな交通事情なため、運転手さんが頑張っても、それほどスピードが出ない。道も悪いし、割り込みも常時ある。日本のように、格好つけるために暴走したりルール違反するのでは無い感じ。まるで人混みを歩くようにバイクを走らせる。あくまで生活の足。
自動車も多かった。日本車(トヨタやホンダ、日産が人気)やアメリカ車、ドイツ車が普及している。韓国のヒュンダイ製も多い。大型トラックは韓国製か、古いものではソビエト連邦時代のものも走っていた。
バイクも車も、愛嬌や親しみやすさを狙ったデザインのものは人気がないようだ(2世代前のマーチとか、軽トラくらい)。日本のドレスアップ車とも少し違う、メッキパーツを多用した飾りが目立った。

ハノイ市街はバイクが多い。皆、クラクションを鳴らしまくる。

外国人観光客向けの劇場で、伝統芸能の水上人形劇を鑑賞して、その後にレストランでベトナム料理を堪能して(すごく美味しかった)、ホテルに行く。
ホテルは政府要人が宿泊中ということで、入口でボディチェックを受けた。国際会議が開かれているらしい。
日本では泊まったことのない高級ホテル。でも円高なので、日本のビジネスホテル並の価格らしい。
まだチップのやりとりに慣れない。






次の日は、150km程離れた「ハロン湾」に行った。片道3時間30分もかかる。やはり道路事情の悪さ(道の真ん中に穴が開いている)と、混雑が影響していると思う。
車窓からは、ベトナムの郊外から田園、田舎町の様子が見える。
みんな歩道を好き勝手に使っている。収穫した米を干したり、露店を出したりと、とにかく歩道は"歩くところではない”感じがした。
幹線沿いの家は基本的にレンガとモルタル造り。コロニアル様式で、装飾は凝っている。1階が店舗で、2階3階が居住区画。屋根は赤レンガ色。地震には弱そう。
牛や水牛、アヒルがその辺を歩いている。高速道路の脇にフランスパンの露店があったりと(山盛りになっていた。売れるのだろうか)、日本とは全然違う。




ハロン湾は、水墨画のような奇景が見られる。
静かで広い海を、船で遊覧しながらシーフードを食べた。


出港してすぐに、小舟がぴったりと寄せてくる。そして果物を売りつけてくる。パパイヤでもバナナでも「1ドル!」と言う。びっくりした。
船に限らず、街でも村でも、こうした観光客相手の物売りはどこにでもいる。旅の最初から最後まで、常に「1ドルプリーズ」と言われ続けた。
交渉すれば安くなるのかもしれないが、基本的に物売りからは買い物はしなかった。


海上生活民の村。 茹でた海老。シンプルで美味しい。 
ハロン湾には、水上生活民の村がある。
筏の上に家を建て、生簀で魚介類を育てて生計を立てている人達。その村に立ち寄って、ちょっと休憩。波がおだやかなので、こういう生活ができる。
魚介類を買って、船で料理してもらう事も出来る。同道した日本人のおじいさんが、シャコ(安くて量が多い)とカブトガニ(ちょっと高価)を買って、半分わけてくれた。シャコはスパイシーな味付け。カブトガニは、見た目ほど食べる所が無い。海老のような蟹のような味。
食事の後は、洞窟見物などをした。とても大規模な洞窟だったが、何故か派手なライトアップがされていて、好みではなかった。




帰り道で、いかにも観光客向けの、大型手工芸店に連れていかれた。
店員がぴったりついて「買ってクダサイ買ってクダサイ沢山買えば安くするよオニーサン」とカタコトの日本語で言う。
友達へのお土産に、刺繍の袋などをいくつか購入。しかし後に、ホーチミン市ではもっと質の良い品が適正な価格で売られている事実を知ることになる。この時は「3ドルか、物価と比べたら高いなあ。でもまあいいか」ぐらいにしか考えていなかったが。


晩ご飯はフレンチレストラン。ベトナムはフランス領だった影響で、フランス料理店が多い。
フレンチといっても、ドレスコードなどは無い。とても気楽。
野菜が美味しい国なので、つい沢山食べてしまう。
基本的に食事の際には何か飲み物を注文する習慣らしい。本当はワインなのだろうが、父はビール、僕はココナツジュース、母はミネラルウォーターを頼む。
この旅全般に渡って「食事の際に飲み物を注文する」ことが面倒で仕方がなかった。普段は食後にコーヒーかお茶を飲む程度なので。
そして飲み物代が、じわじわと手持ちのドルを減らしていく。といっても、ビール1缶で3ドルとか5ドルなのだが(コンビニでは1缶30円程度)。飲みたくもない水を買うのは、両親も僕も最後まで慣れなかった。旅慣れた欧米人の中には、きっぱりと断って、持参したミネラルウォーター(ホテルで1日2本くれる)を飲んでいる人がいたけれど、そこまでの自己主張はできなかった。



3日目。
ハノイ市内観光の日。
3輪自転車(シクロ)に乗って街を散策したり、古いお寺や孔子廟を巡った。
街も少し歩いた。スリが多いというので、かばんをしっかり確保して、物売りとは目を合わさずに歩く。物売りに「ノーサンキュー」と言うのにも慣れた。
特に買い物はしなかった。
自転車も多い。 この人は着飾って記念撮影していた。


夕方の便で、ハノイからカンボジアシェムリアップ空港へ飛ぶ。
だいたい2時間ほど。カンボジアの入国審査は怖かったが、それ以外は快調。疲れもそれほど無い。入国・出国の仕組みも、ようやく理解した。




書くのに疲れたので、残りは明日の日記に。写真はこちら(1日目 2日目 3日目)。ハノイはごみごみして、ちょっと観光客ズレした街。でも猥雑な感じは嫌いではなかった。
ベトナム料理は口に合う。特に野菜が気に入った。



 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。