秋といえばショーソン・オ・ポム #フランス菓子

今日のおやつはフランスのお菓子

今日のおやつは藤枝市の「パティスリー ボクゥボクゥ (beaucoup beaucoup)」で買ったショーソン・オ・ポム。

https://www.instagram.com/p/BaTB16XnMR-/

 

いわゆる「アップルパイ」なのだろう。
デニッシュ生地ということもありなんとなくケーキ屋というよりパン屋の品という印象があるが、ともかくヴィエノワズリーとはそういうものなのだ。バターとイースト生地と甘い詰め物をオーブンで焼いたもの。
大昔に読んだ小説では「菓子パン」と訳されていて、当時は菓子パンといえば学校で買う*1チョコパンやクリームサンドのイメージがあったので、あまり特別さが感じられなかった記憶がある。いまふと思ったが、このヴィエノワズリー、「ウィーン風」という意味かもしれない。

 

 

ともあれ美味しいショーソン・オ・ポムだった。
家で食べる時は注意深く温めなければならない。

表面はかりっとさせたい。
中は熱々でなくていい。
飴状の砂糖が焦げやすい。

だから僕の場合、ごく短時間の電子レンジでの加熱の後、オーブントースターで加減を見ながら加熱する。
本来は温め直す必要のない食べ物であり、ただより良く楽しむために一手間をかけているのだ、と心で唱えながら作業をしていく。そうしないと、まず間違いなく“やり過ぎ”になる。

そして今日の再加熱は、ほぼ完璧だった。
濃いめのコーヒーを淹れるタイミングともぴったり。

自分を褒めるべき状況だった。
しかしご褒美を用意するわけにもいかない。
素敵なもの(完璧なショーソン・オ・ポムとコーヒー)は目の前にあるし、それは成果であり、それらに加えて自分を甘やかすのは贅沢が過ぎる。自分のために自分で行う楽しいことだから仕方がないとはいえ、ままならないものだ。

りんごの酸味が効いた、上品な甘みの品。
いつもケーキばかり買ってしまう店だが、ケーキのガラスケースの上にある品々も間違い無く美味しい。
カヌレも買っておけば…というのが今日の小さな後悔。これもまた贅沢な話だが。

 

お題「秋の味覚」

 

美しいフランス菓子の教科書

美しいフランス菓子の教科書

 

 

 

セールです。衝動買いです。

お菓子だけでなくて料理の本が、Amazonでセール中。全品200円。
わりと有名な、本屋で普通に売っている本まで対象となっている。つい買ってしまいそうになる。というか買った。

 

 

 


 

金木犀のジャム

ぜんぜん関係無いけれど、今からこれを試します。雨の中、金木犀を摘んできた。

www.02320.net

*1:昼休みにパン屋が売りにくる

静波の「MAHOROBA」でブンチャーを食べた。

久しぶりに「MAHOROBA」に行った。
今日は「ブンチャー」というヌードルを注文。
エビ味噌と生の唐辛子、たっぷりのハーブとトマト、そして米麺。

トマトの酸味とエビのコクで、酸辛湯麺的な味になっていた。
この唐辛子がとても美味しい。
辛さはほどほど。噛んで食べるとかなり辛いけれど、スープに浮いている状態だと穏やかで甘みもある。辛味を楽しみつつ我慢しない、丁度良いバランスに自然と整う感じ。香りもすごく良かった。あまり唐辛子に感心することが無いのだが(あくまで辛味の元として活用)あすがに自家栽培にこだわるだけの味だった。

野菜も多くて、とても満足。

https://www.instagram.com/p/BaQPIOdHCr2/

 

食後には焼き菓子の「モーケン」を。
今日はサツマイモとココナッツで作った品だった。
もちっとして優しい風味。蓮茶ともよく合う。

 

https://www.instagram.com/p/BaQP6iMn2CT/

http://mahoroba.land/

ASIA FOOD & MARKET MAHOROBA

http://78.media.tumblr.com/8f46df5b71614cf9282162aa68b64414/tumblr_oxp635Bruq1tqxqsko1_400.jpg

 

 

今日もまたレザークラフトでひとつ小物を作ってみた。
まだ完成しない。工法に工夫をしたら、やけに時間がかかってしまった。写真は撮っていない。

 

 

 

それ以外は、主に読書をしていた。
モリナガヨウ氏の「私家版戦車入門2」を楽しむ。
もともと力の抜けた絵柄で、黎明期の戦車(のご先祖様)を紹介している。なにしろ暗中模索の時期だから変な乗り物ばかり出てくるし、エピソードもいちいち間抜けっぽい。
とはいえ戦争と兵器の話であり、面白くも悲惨な、どうしようもない無常観というのだろうか、ある種の滑稽さがしっかり書き込まれている。
気の抜けたような手書きのイラストコラムのかたちで、いわゆるミリタリー趣味が全開なのに、どこかに教養の匂いがするのも氏の持ち味だろう。

しかしいつになったら、僕らが知っている戦車のカタチの戦車が登場するのだろう。大砲が積まれた砲塔が車体の上に乗っていて、履帯(キャタピラ)が箱形車体の左右にあって、荒れ地を縦横無尽に駆ける戦場の王者は、まだ出てこない。

 

 

雨とハンバーグ #さわやか #県民性 #静岡

寒くて、雨が降っていて、暗い。
朝から夕方までそんな感じだった。

午前中は家具の改造やパソコン作業、そしてレザークラフトをして過ごした。
午後には友人と会った。帰省したので、駅まで迎えに行ったのだ。

友人の希望で「さわやか」に行く。
最近やけに有名になった、静岡ローカルのファミリーレストラン
ちょうどナントカフェアを開催中で、まだ早い時刻なのに混雑気味。

「げんこつハンバーグ」という、重さ250gのハンバーグを食べた。

牛が自身の体内にある挽肉塊を眺める、そんな鉄皿の意匠が面白い。静岡県の「県民の誓い」にあるように*1、この土地の人間は「memento mori」が日常に染みこんでいるのだ。ちょっと変わった県民性だとは思うが、子供の頃はそれが当たり前だった。*2

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 

 

 

 

ハンバーグは美味しいけれど、この「さわやか」の人気は、どうにもむずむずする。正直に言うと、実際以上にその美味しさや良さが底上げされている気がするのだ。
TV番組で取り上げられやすい、そしてネット映えする、といった理由もあるだろう。ほぼ静岡県だけで展開している事も、その理由(品質維持のため自社工場から冷蔵輸送できる範囲に限定している)から好意的に捉えられているし、そのことが「静岡に行った!さわやかで食べてきた!」と“報告”できるイベント性にも繋がる。
それに、他県から遊びに来た時に、少なくとも静岡県中部では、カジュアルに食事ができる“名物料理のお店”というのは、本当に少ないのだ。特に若い人ならば「さわやか」が、ちょうど良い選択肢となる。なにしろ夜の「しずおかおでん」は居酒屋的なお店のものであり(昼間は駄菓子屋か軽食の類)、桜エビや黒はんぺんといった郷土食も、きちんとした料理屋さんかお酒の飲めるお店に行くしか無いし、全体的にご馳走感に欠ける。
そういう決定力に欠ける静岡の食に対して、「さわやか」が上手い具合にニッチを占めたわけだ。
だから「静岡に行ったら食べる価値のある、地元民ならみんな大好きな究極のハンバーグ!」みたいな扱いは、ちょっと“盛りすぎ”だと思ってしまう。ライブを盛り上げるためにつまらない曲でも身体を動かす、そんな感じ。

げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか

http://www.genkotsu-hb.com/shared/img/mainvisual.jpg

 

同様の、熱した鉄板で最終加熱を行うハンバーグならば、他県でも、全国展開しているチェーン店でも食べることができる。
正直なところ「さわやか」だから格別に美味しい、というものでも無い。なにしろハンバーグだから、どれだって普通に美味しい。

というわけで、「さわやか」に関しては、少なくとも県外の友人達には「わざわざ遠出してまで食べるものでもないよ」と伝えている。バラエティ番組に頻出するまで、静岡の人達だって「これがソウルフードだ!」とは誰も言っていなかった。安くてあちこちにある、やや垢抜けないチェーン店、その程度の扱いだった。
名古屋におけるコメダ珈琲に近いかもしれない。

 

ともあれ「げんこつハンバーグ」は、今日も(普通に)美味しかった。
服が肉の焼けた臭いになった。250gという量は、普段の肉類摂取量からすると多い。なんだか妙に眠い。

 

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

 

 

*1:第3章:県民は来たるべき死を常に想い、全き生を貫きます

*2:そもそも他県では学校や家に「県民の誓い」を貼っていないし、その存在も知らない人が多い。朝の放送も無いらしい。引っ越した時にびっくりしたことのひとつ

蒸し羊羹とクロレッツ入れ

蒸し羊羹の試作

お題「今日の出来事」

静岡市清水区の名物に「追分羊羹」がある。
竹の皮に包まれた、むっちりとした蒸し羊羹。江國香織さんのエッセイにも出てきた(確かよしもとばななさんも書いていた)由緒正しき銘菓だ。

甘さはほどほど。
竹の皮の香りが移ったむちむちした羊羹は、他では食べることのできない特別な美味しさ。

大好物で、ほぼ地元だというのにたまに買ってしまう。
ただし近所には売っていないし、欠かさず買い続ける価格でもない。思い立った時に食べることができればさらに人生は豊かになるだろう。

というわけで、今日はとりあえず基本の蒸し羊羹を作ってみた。
材料は、

とシンプル。検索すればいくらでも見つかる。
ただし追分羊羹は、同じ蒸し羊羹である栗羊羹などに比べると少し硬め。あまりでんぷんを増やすと餅に近くなってしまいそうだから、水分で調整した。

でんぷん質としては、白玉粉と片栗粉を適当に投入。
市販のこしあん200gに対し、10g程度入れて、さらに少しずつ増やしていく。砂糖は入れずに、塩は少量。

作るのはとても楽だった。
材料をしっかり混ぜて、そのまま火にかけて少し加熱。粘りが出たら型(保存用の密閉容器)に流し込んで、電子レンジで加熱。様子を見て全体が糊化した感じになったら、粗熱を取った後に冷蔵庫に入れて冷たくなるまで放置。冷やしすぎると食感が悪くなる。

目分量でもなんとかなってしまった。
これで数日間は羊羹に不自由しない。
竹の皮が無いから風味はまるで違うが、いちおう追分羊羹の劣化版として、十分に楽しめる。

次は製菓材料店で竹の皮を買って作りたい。とはいえ、そこまで頑張らなくても手作りおやつとしては十分な気もする。
ちなみに写真は撮り忘れた。

 

なかなか暮れない夏の夕暮れ

なかなか暮れない夏の夕暮れ

 
すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)

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ほんものの白い鳩/LOVERS (祥伝社文庫)

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クロレッツ・ミントタブ・ケース

 

 

写真といえば、今日完成したレザークラフトがひとつあるのだった。
クロレッツ・ミントタブ用のケース。
先日、ただのカバー(蓋無し)を作って、知り合いにプレゼントしたのだった。今回はきちんと蓋部分までカバーするかたちで作ってみた。

ウエットフォーミングからホック付け、縫製、仕上げと、小物作りに関する一通りの工程について、自分なりのやり方と道具が定まった。一段落、と言って良いと思う。

こういう無為かつ酔狂な小さい雑貨を作るのを止めるわけではないけれど、最近やたらと作っていた小物は、基本の作り方を確立するための試行でもあったので、効率無視で手を動かし続ける状況もあって、なかなか大変だったのだ(特に部屋の整理具合が)。

そんなわけで、よく使う道具や基本の作業に対応した作業台や収納棚、道具入れを作り始めた。
夕方から整理整頓をはじめて、みるみるうちに片付いていくので、なかなか楽しい。これで次の小さくて無為で酔狂な雑貨を効率よく作ることができる。

 

 

旅人のメジャー #レザークラフト #メジャー

多くの日本人が旅行用のメジャー(巻き尺)を持っている、と何かで読んだ。90年代の統計で、所持率が8割5分くらいだったか。土地によっては、小中学校の「修学旅行のしおり」に、必須の持ち物として書かれているそうだ。

 

僕も一般的な日本人であるからして、やはりメジャーは旅の道具として欠かせない。小さくて軽い、布なのかガラス繊維強化フィルムなのか、とにかくぺらっとした裁縫用のものが便利。金属製でストッパーの付いた大きなものは、重くて使いづらい。
旅用ならば、軽さと小ささが最優先される。いま手元にあるものは60cmまで測ることができる。

 

ところがどういうわけか、僕の観測範囲では、旅行鞄にわざわざメジャーを入れていく人間は皆無なのだった。聞くと「信じられない」と驚かれる。どこか遍在した習慣なのだと推測する。

 

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 

 

 

あればとても便利なのに。
スーツケースや宅配便を使うような旅でなくとも、いやむしろ身軽な国内旅行のほうが出番がある。お土産に買う食器のサイズを測る、びっくりするような大きな食べ物に遭遇した時に大きさを計測する、そんな使い方が多い。使い捨てになるが縛り紐にも使えるし、最初に書いた本では、毒蛇に噛まれた時の止血帯に使えるとあった。
一時期、15cmまで測れる薄いステンレス製の物差し(いわゆる金差し)を持ち歩いていた時があった。転勤しても転職しても、この物差しは何かしら縁がある。
しかし応用の幅という観点から、旅ではやはりメジャーを選んでしまう。

 

とはいえ出番そのものはとても少ない。
僕は旅には小さな折り畳み式の爪切りを持っていくが、それよりも使う機会は少ないと思う。無いと困るし代替が効きにくい、そんな道具。

 

そういう道具を鞄に入れていくと、荷物はどんどん増えてしまう。
上述の小さなメジャーは4cm角の正方形、ごく薄いものだが、だからこそ何処に仕舞っても取り出しにくいし、他のものに紛れても面倒だ。出番になった時に“いつもの場所”にあるのが望ましいが、ほぼ非常用の道具に良い位置を占めさせるのもおかしな話。

そういう小さな単機能の道具は、他の何かと組み合わせるのが良い。
例えばキーリングにペンライトを付ける、といった工夫がそうだろう。最たるものはカラビナ付き多機能ツールナイフなのだが、ともあれメジャーも他の旅行の道具と“合体”させたい。

 

 

旅行の道具といえば鞄である。
今回は、いちばん出番の多いフェールラーベンの「Kanken」そのものに装着することにした。アウトポケットのジッパーにタブが欲しかったのだ。だから、メジャーを内蔵したジッパータブを作るのが、工作のゴールとなる。

 

 

思いついたら、作るのは簡単。
総作業時間は30分程度。何しろ小さいから、縫う距離が短くて済む。
接着剤を乾かす、オイルを塗って乾かす、それから日に当てて変色させる、といった放置時間があるから、構想から完成まで3日かかっているが、工作としては空いた時間に少し手を動かしただけで、あまり面白いものではない。図面も作らず、目分量で全て済んでしまった。

中にはNFCタグが仕込んである。
つまりスマートフォンにかざした時に何かしらのアクションをするよう設定できるのだけれど、鞄に取り付けたジッパータブと連動させる機能やアプリが思いつかないので、たぶんこのまま忘れ去るだろう。

染色も何もしていない生成りのヌメ革だから、使う前には日焼けさせなければならない。2日間、半日陰に放置して、ようやく薄茶色になった。ここまでくれば一応は使える感じになる。オイルを塗り込んで、何日か日焼けさせることで丈夫になるし、風合いも良くなる。
あと何日か日光に晒せば、たぶん食パンの耳くらいに色付くだろう。それで本当に完成。

 下の写真は日焼け前のもの。2日間でずいぶん変わる。

このタブに内蔵されたメジャーは、無印良品で安売りされていたもの(かわいそうな売れ残り品)。確かタグツールとかいう商品名で、元からシリコンゴム製のホルダーに入れて、キーホルダーやタグとして使うようにできている。だからこそ小さく簡単に作れたともいえる。

 

 

 


というか、まずこのメジャーを衝動買いして(値引き後の価格が300円で、さらにセール価格で1割引)、それの活用法としてタブを作ったのだった。タブとか旅とかは、方便である。
実のところ、最初に書いた8割5分云々は、嘘。そんな本はありません。
でも旅にメジャーを持っていく習慣そのものは(僕の場合は)本当で、あればそれなりに便利。刃物じゃないから、空港で没収されたりもしない。

どうにもレザークラフトで作るものが、酔狂方向に片寄る今日この頃。そろそろ正統派の工作をしたいところ。例えば財布、あるいは鞄。ちいさな酔狂をかたちにする楽しさも捨てがたいのだけれど。

 

お題「旅行に必ず持っていくもの」

お題「秋の夜にしたいこと」

 

 

静岡市美術館「デンマーク・デザイン展」

お題「芸術の秋」

静岡市美術館で開催中の「デンマーク・デザイン展」に行ってみた。

この種の展覧会は、「良く出来たムック」を基準に考えることにしている。何かの雑誌の別冊や特集号で「デンマークの椅子とデザイン」を取り上げていて、それが「買って良かった」と思えたと想定して、それよりも良いか悪いか、という判定をするのだ。

なぜそんな面倒なモノサシを持っているかというと、友人知人でお洒落な人、デザインや創作に携わる仕事をしている人が、たいていそういう物言いをしていたので。いつの間にか僕も評価基準がムック本になってしまった。

 

デンマーク デザインの国―豊かな暮らしを創る人と造形
 
Casa BRUTUS特別編集 北欧デザインの名作と暮らす (マガジンハウスムック)

Casa BRUTUS特別編集 北欧デザインの名作と暮らす (マガジンハウスムック)

 

 

 

ではこの「デンマーク・デザイン展」はどうだったのか、というと、実に良かったのでした。わーい。

やはり実物というのは、良い。
近代の家具・調度が主であり、ほとんどのものは「北欧のデザイン」を取り上げた本には載っている。だからこそ、実物の存在感を楽しめたことが嬉しい。

少しだけだが、実物に座れる椅子の展示もあった。
最近の流行(?)からすると、観覧者が参加する部分はかなり少ない。ほとんどは、展示を眺めて、説明文を読むだけ。それほど広くもない会場に、大きな空間を使って少なめの展示を並べてある感じ。

本来はちびっ子向けだろう、大きなレゴブロック(弾力がある発泡素材で、基本の直方体がレンガより大きい)で遊べるコーナーがあって、良かったらどうぞとひとつ作品を作らせてもらった事が、今日の良い思い出と言えるかもしれない。
小さな馬を作って、褒めてもらえた。

 

今日は他に予定があったこともあり、40分と少しで鑑賞を終えた。
なにしろ近代のデザイン展だから、ミュージアムショップは充実している。
静岡県中部では珍しい雑貨も多いから、近いうちにミュージアムショップだけでも再訪したい。書店(2階〜B1階)にはよく行くので、終末にでも、ついでに寄るつもり。

 

北欧おみやげ手帖 12年間の「これ、買ってよかった」

北欧おみやげ手帖 12年間の「これ、買ってよかった」

 
世界の美しい地下鉄マップ 166都市の路線図 を愉しむ

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タルト・タタンの季節

今日は新静岡駅近くの「笠井珈琲店」で、タルトタタンを食べてきた。

https://www.instagram.com/p/BaEGDZOnWGD/

そろそろりんごの季節。この店のタルトタタンは、かつて「ブーケ」だった頃からファンが多いと聞く。今日も1つしか残っていなかった。

ちょっと焼きすぎじゃないか、という程、火が通っている。下のほう、つまり焼いている時は上側の端になる部分など、煮詰めて飴状になったような、濃厚な何かに変化している(長野銘菓みすず飴に近い食感)。濃い甘みとりんごの味。
しかしこれが美味しいのだ。
以前、東京でフランス菓子の紹介イベントみたいなものに遭遇した時に、元祖タルトタタン(を忠実に再現したもの)を食べたが、それに近い。
これくらい強い味だと、コーヒーがどんどん進む。
嬉しいことに、今日は店主さんが追加で注いでくれたので、コーヒーもたっぷり堪能できた。

 

 

おやつにはまるで関係無いのだけれど、最近よくインターネット関係の業者さんが家に来る。
近所で光ファイバーの敷設工事をしていて、だから我が家も切り替えないか、という勧誘が最初だった。地元のガス会社が、インターネット回線、プロバイダー、電話回線、携帯電話(いわゆる格安SIM)など多角的な“通信全般”を扱うようになって、そして工事の下請け業者さんが、工事の挨拶のついでに営業をするのだ。
別にそれだけならばかまわない。
ただしこの工事業者さんが、そもそも何を奨めるのか理解しないまま、今日は携帯電話、昨日はプロバイダーと光回線のセット、と営業活動をするのだ。そのうち「ぜんぶまとめて替えればとってもお得」とか言い出す。何から替えるのか、すらきちんと説明しない。
様々なレイヤーのサービスを一緒くたに「とにかく今より安くなる。手続き簡単、室内工事はありません」と手を替え品を替え奨める。たぶん嘘は言っていないのだが、じゃあ我が家の何がどう切り替わるのか、何を得て何を失うのか、彼の話だけでは全くわからない。
そういうわけで、帰宅すると、家族がパンフレットを持って、僕に説明を求める。僕だってパンフレットだけではわからない事だらけ。というか置いていく名刺だけでは何を担当している業者なのかさっぱりわからないので(ガス会社のマークは入っているが、どう見ても地元の電気工事業者さん)仕方なく、パンフレットに書かれている電話番号、つまり通信とガスの会社に問い合わせるのだが、別にその会社のサービスセンターや窓口が営業活動の主体ではないため、やっぱりわからないものはわからない。
つまり、総じてわからない状況のまま、日々、パンフレットだけが増えていく。

奨める側は、上から命じられたキャンペーンで、もし契約が取れたら臨時収入、程度の認識なのかもしれない。深く考えずに手続きをすれば、たぶん本当に全てお任せで、何かしらの安い環境が整うのだとは思う。でも、よくわからない人の「とにかく良くなる」なんて話は、どう考えても怖い。
もう少し理解をして営業活動をしてくれないと、少なくとも平日の昼間に家にいるような老人達は混乱するのではないか。

なぜこんな事を書いているか、というと、今日は夕食の後に、近所の老人2組が我が家に来て、僕が解説と業者への問い合わせ、状況の整理を行う羽目になったからだ。大変に疲れた。

 

文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)

文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)

 

 

 

お題「今日のおやつ」

揚げ餅と加工肉とカロリーメイト

今日のおやつ:ベトナムの餅

午後に焼津市を散策してきた。
自転車日和で気分が良い。海に行ったり書店に寄ったり、古い家の建ち並ぶ通りを探検したり。
おやつは“洋風”じゃないもの、でも餡も違うなあ、コーヒーが飲みたい、と考えながら探す。結局、ベトナム料理店の「Vina Cafe Dalat/ヴィナ カフェ ダラット」へ行き着いた。

 

今日はサツマイモ入りの揚げ餅を選んだ。
濃くて強い味わいのベトナムコーヒーによく合う味。
胡麻入りの蜂蜜を付ける、というのは珍しい気がする。付けても、そのままでも美味しい。

そういえばこういう楕円体の食べ物はあまり見かけない。卵形や球形はあるのに、なぜだろう。

 

https://www.instagram.com/p/BaBObU4nOhX/

 

Hanako (ハナコ) 2017年 9月14日号 No.1140[いま、食べたいのはアジアごはん。]

Hanako (ハナコ) 2017年 9月14日号 No.1140[いま、食べたいのはアジアごはん。]

 

 

 

今週のお題「お弁当」

今日は昼食がお弁当だった。
家族が出かけていて、僕も自転車で出かけた先で(海岸を想定)ごはんを食べるつもりで、お弁当を作ったのだった。

 

  • 冷凍のとうもろこしを使った炒飯
  • ハムとベーコンとソーセージを焼いたもの
  • ニガウリの梅肉和え
  • かぼちゃとレーズンとシナモンを混ぜたもの

 

結局、出発が遅くなってしまい、家で食べた。
写真は無い。

自分の好きなものばかり使ったお弁当だった。
ニガウリにちりめんじゃこ(の入ったふりかけ)を混ぜたのが、個人的には良い工夫だったと思っている。
加工肉をまとめて焼くと、量は少なくとも満足感がある。ジャンクフード的な何かを味わえるので、おすすめ。
本来は、少量で良いのでサラミを加える。野菜は使わず、胡椒は多め。にんにくを使うと味がまとまり過ぎるので僕は避けている。
お弁当に使うから、焼いた時の脂はできるだけ拭き取るのもコツといえるかもしれない。

 今週のお題「お弁当」

お弁当で健康に (暮しの手帖ブックス)

お弁当で健康に (暮しの手帖ブックス)

 
別冊暮しの手帖 おべんとう

別冊暮しの手帖 おべんとう

 
作っておけるごはん

作っておけるごはん

 

 

 

カロリーメイト

https://www.instagram.com/p/BZ_XSyVnItx/

昨晩作った「カロリーメイト専用レザーケース」。
こういう、単機能かつ無意味な品を、思いついたら作れてしまうのがレザークラフトの良いところ。
本当はもっと利便性の高いもの、例えば旅の便利な道具を作りたいところ。
僕はプレーン味が好き。しかし最後発なのにプレーンとはどういうことなのだろう。

 

 

 

 

静岡手創り市とパンプキン・キャラメル・ブレッド

静岡手創り市:秋

恒例のクラフトイベント、静岡手創り市*1の秋の部へ行ってきた。
規模はそこそこ、あの松本のクラフトフェアに行った記憶のせいで寂しく思うが、静岡市ならこんなものかな、とも思う。

https://www.instagram.com/p/BZ-mudQn2RQ/

最近は“地元のアマチュアさん”が減って、全体的に見応えが増したような気がする。100均やハンズで揃えた素材をデコレートしたような若い人の出店がほぼ無くなった。がちがちの民芸風も減って、いちおう全国のトレンドに寄り添っているように思える。

 

気になる品もいくつかあった。
今は野外イベントでもカード決済ができる事が多く、うっかり衝動買いをしそうになる。
ただし(家を出る直前まで、レザークラフトをしていた事もあって)どちらかといえば作る側の視点、アイデアに感心する機会が多くて、本当に欲しければ自分なりにアレンジまたは簡略化して作ってしまおう、という発想になったのだった。

とはいえ、自分では絶対に作れないし、作ろうとも思わない、でも良い品もまた多い、だから困る。
自分では使わないけれど…と悩みつつ、友人の誕生祝いに小さな陶器を1つ購入した。

 

 

忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)

忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)

 
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

 

 

Gemminy's

https://www.instagram.com/p/BZ-pgcDHDD4/

おやつは街まで移動して、Gemminy'sで食べた。
パンプキン・キャラメル・ブレッドは美味しい。
コーヒーはフレンチプレスがメニューの一番上にあったので、それを注文。この店の食べ物に合っていると思う。

大好きなお店。しかし最近は、昔のようなフレンドリーさが減少したような感じがして残念。忙しいのはわかるし、よくやっているとも思うのだけれど。サンドイッチ(とびきり美味しい)とコーヒーと甘いものがあれば僕としてはそれで満足なのだが、それでもやっぱり気になってしまう。

 

 

 

 

BEATLESS

BEATLESS

 

 

*1:手創り、という表記は変換し辛いし、狙いはわかるがちょっと気持ち悪い。数ヶ月前、ホームメイド・シロップのかき氷屋で、店員を「削り手さん」と呼ぶ文化に遭遇した。あの時に感じた何かを思い出させる

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