バッグを洗う日

この1年か2年の間、毎日のように使っていたショルダーバッグがある。
サコッシュよりは大きく、ワンショルダーのボディーバッグよりは小さい。財布と電話と小さなタブレットまたは電子書籍リーダー、それに折り畳み傘などが入る。

大きなものは入らないが、どこに行くにも邪魔にならない日常使いにはちょうどいい大きさだった。
ちなみに色形は特に気に入っているわけではない。ただ、地味で無難で軽くてポケットが必要なだけある、手荒に使っても大丈夫なバッグとして"愛用"している。アウトドアブランドの品だが、もし壊れたら次に同じものを探してもいいし、無印やユニクロで似たものを買ってもいい、その程度の(個人的な)実用品。

 

このバッグは、平日も休日も、理由が無い限り使っていた。
大きなかばんにそのまま入れてバッグインバッグ的に使うこともあった。スーツなどを着ない限り、休日の買い物でも仕事でも、このバッグが基本装備となっていた。

旅行の時は他のかばんに変えることもあったけれど、日帰りの遠出ならばこれで十分だった。

 

そのショルダーバッグを、今日は水洗いした。
いわゆるコーデュラナイロンに撥水コートがしてある素材だから、それほど汚れは目立たない。汚れた時に拭けば綺麗になる。
同じくナイロン製のショルダーストラップは汗が気になるので季節の変わり目に洗っていたが、見た感じは新品と変わらない。

でも、こういう化繊の製品は長く使っていると気づかず薄汚れてくるものだ。
なんとなく「洗おう」と思いついたので、帰宅後に洗うことにした。

 

 

かばんの洗濯はとても簡単だ。
中身を全て出してから、ぬるま湯に漬ける。
ごく少量の洗濯洗剤を溶かして適当に揉み洗いしたら、同じくぬるま湯で溜め濯ぎ。外見ではわからなかった埃や汚れが、水に漂っているのがわかる。
何度か濯ぎをしたら、洗濯ネットに入れて数分間の脱水をして、あとは室内干しをするだけ。化繊素材*1なので、厚い部分もすぐに乾く。

しっかり乾いたあとに確認したら、やはり汚れていたようだ。
新品同様とはいかないが、全体的に色がくっきりした。明日の昼に撥水スプレーをしようと思う。

 

 

それにしても、洗濯前に出したバッグの中身が混沌としている。
水族館や映画の半券は、まだわかる。三角形に折りたたんだビニール袋や、念の為にと持ち歩いているウエットティッシュ、使い捨てハンカチもわかる。
しかし、印鑑の無い認印ケースが奥から出てきたのはなぜなのだろう。認印はどこに消えたのか。

他にもボールペンやハンドクリーム(試供品)や、役所からのお知らせ葉書*2などもバッグには入っていた。
旅にも仕事にも使うから、とにかくなんでも放り込んでしまって、そのまま忘れてしまっていた。

 

 

頻用していたバッグを空にしたのだから、明日からは別の小さなバッグに切り替えようと思う。そもそも、小さめのバッグはたくさん持っているのだ。1つに限定するのは、怠惰ゆえ。本来は気分や用途で使い分けて然るべきものなのだから。

 

がっこうはじごく

がっこうはじごく

  • 作者:堀静香
  • 株式会社百万年書房
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お題「気分転換」

*1:外はナイロン。内側はたぶんポリエステル。

*2:ゆっくり剥がして内側の内容を読むタイプ

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