レンコンが来た

 

夕方に帰宅したら、玄関にレンコンが置いてあった。
長さは目測で1mほど。ずいぶんと細い。
父の知り合いである近所の老人が、家庭菜園の収穫物を届けてくれたのだ。いつも玄関に直置きしてあって、郵便受けにメモが入っている。たくさん収穫できたが家族も自分も好まないので譲る、と書いてあった。高齢男性が他人に物を譲るときに、この「自分は要らないので」という理由付けが多いのはなぜだろう。

 

 

ともかく、そんなわけで今夜の夕食にはレンコンを料理した。
細いのはかまわないが、傷や泥が気になる。
しっかりと洗って皮を剥くだけで大仕事となってしまった。
普段スーパーマーケットで売られているレンコンに比べると、とても扱いづらい。

そもそも、家庭菜園で上手にできたものよりも、農家が仕事で作ったもののほうが、日持ちも扱いやすさも(そしてたぶん味も)段違いに優れている。
父の知人である高齢男性達からいただく趣味の野菜を料理するたびに「農家さん凄い」と思うのだった。

レンコンは8mmほどに輪切りにしたあと、豚バラ肉と共に焼いて、味醂とめんつゆで甘じょっぱく味付けをして、仕上げにネギをふってみた。
今日はこれを主菜とする。


明日以降はオーソドックスな煮物やきんぴらにする予定。それでも、老人と中年の2人暮らしには、1m近いレンコンは多すぎる。
煮物にしたらレンコンをくれた老人にお礼として渡し、食べきれない分は近所に配る…なんてことをすると自分も老人社会に仲間入りするみたいで、ちょっと悩ましいのだった。

 

お題「手作りしました」

今週のお題「秋の味覚」

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