観音寺市の堅パン

以前、観音寺の門前にある「熊岡菓子店」で買ったお菓子が、おやつボックスとは別の場所*1から発見された。

日持ちする、他では買えない素朴なお菓子。
本来は4月からの寮生活における、暮らしの潤いを担う荷物だった。
予想外の早い退職で用済みとなったが、その後の自粛生活において、午後のおやつとして重宝していた。
スナック菓子のように「止まらないおいしさ」ではない。堅パンも角パンも丸パンも、古臭くて硬くて、昭和後期でさえ時代遅れの味だろう。だからこそ、少しずつ、ゆっくりと楽しむことができた。

先週、最後の備蓄を食べ尽くしたと思っていた。
なんとなくもったいなくて、今も屋号の入った袋は捨てずに保管してある。

 

琥珀のまたたき (講談社文庫)

琥珀のまたたき (講談社文庫)

  • 作者:小川 洋子
  • 発売日: 2018/12/14
  • メディア: 単行本
 

 

それが今日、台所を片付けていたときに発見されたのだった。
沢山買ったので、全てを寮暮らしの荷物に入れたわけでは無かったのだ。吸湿を防ぐために密閉容器(かもしか煎餅の缶)に移し入れていたのだった。
完全に失念していた。

200gほどの堅パンが、手元にある。
これもまた、数個ずつ、お茶やコーヒーと共に楽しむことになるだろう。
今日は愛媛のカラマンダリンと一緒に食べた。

https://www.instagram.com/p/B_o0MZ6J_3B/

 

とびきりおいしいわけではないけれど、コーヒーや緑茶とともにあると、とても嬉しい。そういうおやつが、まだ少しだけだが家にある喜び。
今は「補充」に行ける状況ではない。いつか社会が元気になったときには、あの街の散策も兼ねて、また買いに行きたい。

goo.gl

そういえば、いつの間にか5月になっていた。
仕事の関係でゴールデンウィークに働いたこともあったし、フリーのお仕事で休日も関係が無かったことも珍しくはないけれど、ここまでゴールデンウィークっぽさが少ない5月の始めは、人生初だろう。

ちょうど1ヶ月前は、初出勤でばたばたしていた。

その1ヶ月前は、九州への旅を計画したり、県内の(いささか寂れた)観光名所を巡っていた。

まさかこんな日々を過ごすなんて、上手く言えないけれど、とにかく「びっくり」である。

 

地元菓子 (とんぼの本)

地元菓子 (とんぼの本)

  • 作者:若菜 晃子
  • 発売日: 2013/05/30
  • メディア: 単行本
 
四国懐菓子88

四国懐菓子88

 
お菓子の包み紙

お菓子の包み紙

  • 作者:甲斐 みのり
  • 発売日: 2017/06/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

本来ならば、今日は食料品の買い出しの日。
しかし堅パンが発見され、おやつ状況が回復したので、買い物は明日以降に延期する。
米はあと1炊飯(4合)ぶん、鶏卵は安ければ買い足したい。ごま油、肉と野菜、ヨーグルトの備蓄は無くなった。お菓子の買い置きも無い。
とはいえ、ハヤシライスを作ったから、急いで何かを買い足す必要もないのだが。

あまり日を開け過ぎると、ただのスーパーマーケットでの買い物なのに「せっかくの外出だから」と余計なものを買ってしまう気がする。それが嫌で、3月までは「必要なものだけ補充するために、こまめに買い物をする」方針だったのだが。

まあいいや。とにかく今日はそんな感じ。
おやすみなさい。

 

おたのしみ歳時記

おたのしみ歳時記

  • 作者:杉浦 さやか
  • 発売日: 2019/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

お題「#おうち時間

お題「大好きなおやつ」

 

*1:「かもしか煎餅」の空き缶。中国茶などを入れていた。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。