桃、芋けんぴ、漆工芸は、全国各地に名産地がある。
でもそれぞれの土地で「地元が全国シェア6割強、少なくとも○○といえば我が県」と語る人がいて、なんだか面白い。子供ならまだわかるが、大人でも勘違いしている人がいる。
でも、そういう指摘を嫌がる人がいる。全国に名産地が点在していてそのうちのひとつ、という現実が、地元を貶めているように捉えてしまうのだ。
そういう時こそ「みんな違って、みんな良い」と考えるべきだと思うのだが。実際、全ての産地で質も量も違うのだから。
静岡県民は、静岡県と鹿児島県以外で茶畑を見ると(あるいは製茶工場を見ると)ちょっと驚く。「えっ、こんなところでお茶を作っているんだ」とか言ってしまう。いくら上水道に緑茶を混ぜている土地とはいえ、これは自重しなければならないと思う。自戒したい。
みかん、柑橘類の産地の人達は、「暖かい土地で田舎なら、まあ柑橘でしょう」くらいの認識でいる。全体的に精神が温暖なのだ。
ところで今日は、香川県産の桃をはじめて買ってみた。
おつとめ品でも傷物でもない、きちんとした品が安い。桃は産地で買うのが一番だと思う。静岡では、山梨や長野に果物を買うために日帰り旅行というかドライブをする人達がいる。山梨県民に話したらとても驚かれた。
でも果物、特に保存や輸送が難しいものは、産地に行く価値がある。
桃はまだ食べていない。明日の午前中に食べる予定。
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昨晩は、元職場の同僚達と、食事会というか飲み会をしてきた。
退職直後にはばたばたしていて、ようやく仕事仲間と落ち着いて乾杯ができる状態となった。
自分はお酒を飲まない。でも、楽しい。
旅先では郷土料理を出す居酒屋に入ることはある。それから、酒好きの人がこぢんまりしたお店に行く時に隣に座ることもある。
昨日は、本当にごく普通の、会社勤めの人達が忘年会に使うような居酒屋に行った。
それがなんだか珍しくて、「わあ普通の居酒屋だ」と嬉しくなってしまった。しめ鯖をわざわざ目の前で炙るような、その店ならではの演出*1も「わあ普通だ」と楽しい。
それに、家では揚げ物などは滅多にしないから、単純に、居酒屋の食べ物は美味しい。
なにしろ普段は行かない場所である。
高松の中心街にはそれなりの規模の飲み屋街、夜の繁華街があるのだが、ほとんど素通りするばかりだ。
思えば丸亀市名物の「骨付き鶏」も、自分一人で行ったのは、3年前に観光客として訪れた時だけだった。
「孤独のグルメ」ではないが、酒が飲めない人間が夜に食事を探すのは、なかなか難しい。
ところで最近、夜がとても涼しい。
自分にとっては初の四国。これが例年通りなのだろうか。
昨年は全国的に猛暑だった記憶がある。
今年の香川県は、19時を過ぎると汗もかかずに散歩ができるし、真昼でなければ自転車だって快適。
寝る前には少しだけエアコンを使い、温度と湿度を下げる。すると、夏用の布団では肌寒ささえ感じる事がある。
涼しさのせいか、今日はセミの死骸をいくつか見た。前にも書いたが、長く生きているのに、「7月の初旬とは、どのような気温や天気なのか」を上手く把握できていない。困りはしないけれど、ぼんやりしすぎだと思う。来世ではもう少しがんばる。
全然関係無いが、先ほど「七夕を信じていいのは中学生までだよねー」と、仲間をからかう大学生集団と遭遇した。ボケや冗談というよりも“マウントを取る”ような雰囲気だった。
なんだかよくわからないが、七夕を信じるというのはどういう事なのだろう。ベガとアルタイルが接近する*2可能性を信じれば良いのだろうか。「バットマンを信じるか?」と問われたような戸惑いを感じる。
ちなみに実家のあたりでは旧暦に七夕を行う。商店街だけが、7月にお祭りをする。未だに「七月七日、晴れ:DREAMS COME TRUE」が延々と商店街に響き渡る。若い人は「昭和歌謡っすね!」と言うが、ちょっと違う。「J-Pop」と言われると、それもまたなんだかしっくりこない。
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今週のお題「わたしの好きな歌」