島の帰りにカニ玉(と唐揚げ)を。

仕事で小豆島に行ってきた。
連休中は混雑を避けて島巡りを我慢していたので、なんとなく肩透かしな気分。まあ業務でもあるし、船から降りて訪問先で挨拶を説明と打ち合わせをして、お昼もそこそこに帰ってきてしまったわけで、電車で他社を訪問するのとほとんど変わりは無い。

でも、船の移動は全然違う。のんびりできる。
今回は上司の代役で、急な訪問だった。行きも帰りもパソコンを開いてぱたぱたとキーボードを叩いていた。それでもやっぱりのんびりするのだ。

たぶん風景が違うからだろう。風景の移り変わる速度が違う。
それに乗り物自体が広い。高速船はともかくフェリーはゆったりしている。

パソコン作業が一段落して、トイレに立って、そのまま外(屋上?)に出て冷たい風に当たると、ふうっと特大のため息が出てしまう。
冬に引っ越してから何百回目かの「不思議なものだなあ」が頭に浮かぶ。どうしてこうなった。

 

3年前に瀬戸内国際芸術祭2016を堪能した時は、まさか四国に住むなんて思わなかった。
四国で僕を知った人達のなかには、「瀬戸芸の影響による四国移住者」と思い込んでいる人が少なくない、それは誤解である。
東京の会社に面接を受けて、その会社の拠点がなぜか静岡にあったので勤めて、それから色々あって、いつの間にか次のトリエンナーレの時には四国に住んでいたのだ。全て偶然だ。今の勤め先の取締役に「四国に来ないか」と言われた時にはもちろん瀬戸芸の事も考えた。面白い偶然に乗ってみようか、と思ったことも確かだ。
しかし、小さな島に移住して、自分達のスタイルでお店をやっている人達と話していると、自分と彼らとの大きな違いを感じてしまう。
彼らのようなわかりやすい(説明のしやすい)ストーリーが、ちょっと羨ましい。

 

理由は何であれ、今ではあの時に旅した島に、仕事で訪れている。仕事の一部では、全国から来る人達をもてなす側でもある。
もちろん休みには島々を巡って、芸術祭と島巡りを楽しむつもりだ。
どうせなら楽しむ。

 

さて昼過ぎに四国本土に戻ってきて、自分はそれで業務終了。病院に行くため早退する。
病院は夕方からなので、遅めのお昼ごはんを街の中華料理店で食べた。

 

いつも看板が気になっていた小さなお店、「ドント飯店」。
常連さんが絶えない人気店だ。
昭和っぽい風景写真を撮る趣味の人達にも人気がありそう。

goo.g

量はしっかりと多い。
他の人のテーブルを見て、慌てて「ごはん少なめに!」とお願いしたくらい多い。今日はカニ玉と唐揚げのセットを注文したが、カニ玉も唐揚げも満足以上の量だった。キャベツも山盛り、スープも付く。


そんなわけで、今もお腹が空かない。夕食は野菜ジュースとバナナで済ませようと思う。結果的に安上がり、とはいえこの昼食代は710円なので、夕食の事を考えずとも安いのだった。

漫画的に愛想の良い店主とたくさんのメニュー、また行こうと思える良い店だった。

 

ああそういえば!と今になって思う。
今日は小豆島に行ったのに、何も特別なものを食べなかった。まあ、小豆島における「オリーブ○○」には今まで何度も期待を裏切られてきたので、これはもう仕方がない。しかしなあ、まさか小豆島が「日常」になるとはなあ、不思議なものだなあ。

 

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

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