思い出深い土地での楽しい日帰り旅行ということで、書けばきりがない。だから食べたものと、買ったものを書き出していく。
菰野町のCafeSnugでは、ランチに「しみじみごはん」を食べた。手が込んだ小さなおかずが沢山並ぶ。一人暮らしの時は、こういう食事が何より嬉しかったことを思い出した。今だってもちろん嬉しい。いくつかの盗める技術を探り、たぶん自分には無理と思う味付けを楽しむ。
メモによると「ごはん、豆腐ハンバーグ、春菊とさつまいもの胡桃和え、南瓜の玉子焼き、ふろふき大根(玉味噌)、雪蒟蒻、蓮根とネギとキャベツの豆鼓味噌炒め、白菜の味噌汁」とある。
ゴマ油で炒めた白菜を味噌汁の具にするのは、今日の朝にさっそく真似てみた。冬の定番になりそうな、食べ応えがある味噌汁になった。一手間で全然違うものだ。
食後には「レモンケーキ」と、コーヒーでくつろぐ。レモンケーキはとても爽やかな酸味で、コーヒーは香ばしい風味。
火曜日はSnugに「ふじっこぱん」が来る。実は友人。
いくつかパンを購入した。噛みごたえがある天然酵母パンで、どれを選んでも美味しい。母もここのパンを好物にしている。
菰野町から四日市市に移動する。途中の松本駅近くにある「Sido boulangerie」でもパンを買う。毎年の恒例になっているシュトーレンを自分と友人用に2個、スコーンとオリーブのパンは自分用。他にデニッシュ等も買った。Sido boulangerieは、最初に買った時にびっくりしたくらいに洒落た美味しさのパンを作る。「こんな田舎に凄い店があるのだなあ」と驚いたことを今でも思い出す。
Sidoのすぐ近く、絵本専門店「メリーゴーランド」にも寄る。親戚の子供へのプレゼントに絵本を買った。普通の書店でも買える本だが、これも思い入れの影響。
暗くなってきた頃に、近鉄四日市駅のすぐ近くにある「radi Cafe apartment」に行く。寒くなってきてからの楽しみである「ショコラショー」を飲む。濃くて苦くて甘い、本当にこってりしたフランス風のホットチョコレート。もうこの店では冬はショコラショーしか飲まない、と決めているくらいに気に入っている。日本でも海外でも、色々な店でショコラショーを飲んでいるけれど、radi Cafeのショコラショーが一番、「ヨーロッパの冬」っぽい。
静岡に帰る前に、書店で本を1冊買う。それから刈谷のサービスエリアで「あんまき」を食べた。本当は「揚げあんまき」を食べたかったところだが、さすがに甘いものばかり食べていて身体に悪そうなので、通常の「黒あん」にした。それでも大きい。
栄養補給にと、野菜ジュースとビタミン剤を摂取して、夕食の代替とする。タンパク質は諦めた。
そんな風に、食べて買ってばかりの小旅行となった。でも帰宅してからの荷物整理は楽しい。慣れた土地なのに、今回も「あれを忘れていた」と後悔しているし、1泊してから伊勢神宮か京都奈良方面に足を伸ばしてもよかった。でも2時間30分の道のりだから、気が向いたらまた行けばいいのだ。
今日は「きのう何食べた?」の新刊を買った。