切手を買う

 
 
年賀状用のお年玉付き切手を買う。1枚53円。
ここ数年は、はがきではなく切手にしている。はがき用紙は別に必要になるけれど、デザインが少し自由になるし、試し刷りさえ済めば失敗は無い。それに、余らせてもかさばらない。
郵便局に行く前に、今年の1月に受け取った年賀状を数えてみた。年々、貰う数が減っている気がする。今年貰った数と、何枚か予備を含め、必要枚数とした。



先日から読み始めた「あがり」という小説が、残念ながらあまり面白くない。
新人賞をとった表題作を含めた短篇集。理系の若手女性作家の作品。ずいぶん前に買ったので、購入動機は忘れてしまった。
表題作の「あがり」が、いきなり“外れ”だった。
SF小説で、1編に1つSF的なカラクリがあるのだが、そのカラクリ、理屈が「それはないでしょう」というものだった。
現代でも未来でも成立しないだろうし、もしその理屈が通る世界ならば、もっと大変な事になっているだろう。SFやミステリで、理屈部分が弱いのは良くない。
でも不思議なことに、興ざめすることなく読めるのだ。全作品の共通の舞台である北の街と大学、そこで何らかの理系学問に携わる主人公達に、大変に好感を持てる。
ちょっと古めの言葉遣いも良い。
久しぶりに、大学のある街を歩いてみようかな、とまで思える。
明らかに面白くないのに、気分良く読み進めているので、なんだか本当に変な感じだ。






 

 
 

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